原田英語の English Corner
英語学習法・勉強法
エビデンス番付
ネットや本でよく見る学習法を、論文で1つずつ判定しました。ホント 65件・ビミョー 104件・ウソ 14件。★は研究の確かさ(メタ分析や大規模研究ほど多い)です。記事が増えるたびに自動で更新されます。
効く! 東の番付
判定「ホント」で、研究の確かさ★4以上
全183件の判定一覧
- ホント 【読み返しは損】短い文章を4回勉強するより「1回勉強+テスト3回」の方が1週間後も覚えていた読み返すより「思い出す練習(テスト)」をした方が、1週間後の記憶がはっきり良かった。直後は逆に見えるのが落とし穴。
- ホント 英単語カード、「小分けにして何周も」は逆効果だった? 間隔反復の最適解単語は間隔をあけて復習する方が長く覚えていられる。カードを小さな束に分けるより大きな束で回す方が効果的で、最適な間隔は「いつまで覚えたいか」で変わる。
- ホント 英語を話すのが怖いのは、あなただけじゃない。約2万人のデータが示す「外国語不安」の正体外国語を使うときの不安は1986年に「外国語教室不安」を測る質問紙が作られた。約2万人のメタ分析で、不安が強い人ほど成績が低い傾向がはっきり出ている。
- ホント 記憶力を上げる方法7選。研究で効果が確かめられたコツと「やった気になるだけ」の勉強法記憶力を上げるなら「思い出す練習」「間をあけた復習」「混ぜて解く」「声に出す」「人に教える」「よく寝る」「体を動かす」。読み返しやマーカーは効果が小さい。
- ホント 「OK」の正体は、1839年ボストンの新聞の“わざと間違えたつづり”ジョークだった「OK」は1839年3月、ボストンの新聞で all correct をわざと oll korrect とつづった略語として登場。翌年の大統領選で広く知られるようになった。
- ホント 「全然大丈夫」は誤用じゃない? 芥川『羅生門』にもある“全然+肯定”、ダメ出しは戦後生まれ「全然は否定とセット」は戦後に広まった決まり。明治〜昭和初期は肯定の文にも普通に使われ、芥川『羅生門』にも否定なしの「全然」がある。
- ホント 赤ちゃんは「世界中の言語の音」を聞き分けていた。1歳ごろまでに弱まる“耳の超能力”生後半年ごろの赤ちゃんは外国語の音の違いも聞き分けられる。でも1歳に近づくと母語に特化し、使わない区別は苦手になっていく。
- ホント 日本人が英語に苦戦するのは「才能」じゃなく「距離」だった。言語間距離の科学英語話者にとって日本語は最難関クラスの言語。その逆も同じく遠い。母語と学ぶ言語の「距離」が、習得の難しさを大きく左右することが研究で示されている。
- ホント 中1で習う「三単現のs」、なぜ上級者でも言い忘れる? 文法には"身につく順番"があった三単現の-sは「ルールは簡単なのに身につくのが最も遅い」文法の代表。目立たない・意味の情報が少ない・日本語にない、の三重苦が原因と考えられている。
- ホント 授業中のノートPC、自分だけじゃなく「後ろの席の人」の点まで下げていた講義中にパソコンで別のことをすると、本人だけでなく、その画面が見える周りの学生のテストの点も下がった。PC持ち込みを許可した授業で期末試験の点が下がった実験も。
- ホント 英単語は「口の中で発音できない」と覚えられない? 声を封じると外国語の単語が覚えにくくなった実験「ザ・ザ・ザ」と口を動かし続けて頭の中の発音をジャマすると、外国語の単語は覚えにくくなった。単語を覚えるには、頭の中で音をくり返す「音韻ループ」が大事だった。
- ホント 自信満々で間違えた問題ほど、直したあとは忘れにくい。「ハイパーコレクション効果」の不思議「絶対合ってる!」と思って間違えた答えほど、正解を教わったあとに記憶へ定着しやすい。驚きが注意を引きつけるからと考えられている。
- ホント 読解力より「野球の知識」が勝った。長文が読めるかは“背景知識”で決まるという研究読解力が低くても野球に詳しい中学生は、読解力が高く野球を知らない生徒と同じか、それ以上に野球の文章をよく覚えていた。外国語でも、文章をよく理解できた人ほど新しい単語を習得・保持しやすく、話題へのなじみは単語に気づく段階に影響した。
- ホント 日本人の耳には「存在しない母音」が聞こえていた。カタカナ英語の背景にある「耳の錯覚」日本語話者は子音が連続する音を聞くと、実際にはない「ウ」を脳が勝手に補って聞いてしまう。この“耳の錯覚”がカタカナ発音の背景にあると考えられている。
- ホント 数学の問題は「単元ごと」より「ごちゃ混ぜ」で解け。1週間後の正答率が約3倍になった実験同じ種類の問題をまとめて解くより、種類を混ぜて解いた方が1週間後のテストで大差がついた。練習中は混ぜる方が「できない」と感じるのがミソ。
- ホント 習う前にテストを受けると、ほぼ全問不正解でも成績が上がる。「事前テスト効果」がすごいまだ習っていない内容のテストを先に解くと、間違えても、その後の授業や読書での学びが深まる。答えを推測する行為が脳の受け入れ態勢を作ると考えられている。
- ホント 英語のつづりはヨーロッパの中でも難しかった。欧州13言語の比較で英語だけ2倍以上遅れた欧州13言語の子どもの読み始めを比べると、多くは1年目で正確に読めたのに英語は2倍以上かかった。つづりと音の対応の複雑さが原因とされる。
- ホント 寝る前の単語暗記は効く? 新しい単語は「ひと晩寝ると」脳の辞書に入っていた覚えた単語は、ひと晩眠った後に脳の「辞書」になじむことが実験で示されている。学習から間をあけずに眠ると記憶が残りやすい。ただし睡眠を削っては逆効果。
- ホント 人がよく使う言葉は「ポジティブ寄り」だった。10言語・10万語を500万回採点したら10言語・24種類の文章でよく使われる単語を母語話者が採点すると、どの言語もポジティブな語が多数派。ただし日本語は対象外で、「人が幸せ」という意味でもない。
- ホント 英文の「単語の注釈」で覚える量は約1.7倍に。でも絵や音声つきの“豪華版”は差がなかった英文の難しい単語に意味の注釈(グロス)をつけると、覚える単語は約1.7倍に。母語の注釈や選択式が効きやすく、絵や音声を足しても差は出なかった。
- ホント 「delve」が論文で急増中。ChatGPTが“英語の単語選び”を変え始めていたChatGPT登場後、論文にdelveやunderscoreなど「AIが好む単語」が急増。眼科論文の研究では英語が母語でない国の研究者ほど増え方が大きく、文章の均一化も懸念される。
- ホント 「怒られないため」の英語勉強は成績とほぼ無関係だった。74研究が分けた“やる気の種類”74研究の分析で、「楽しい」「大事だから」学ぶやる気は英語の成績と関係していた。「怒られないため」「恥をかかないため」は成績とほぼ無関係。
- ホント 発音指導は本当に効く? 86本のメタ分析は「効く」、でも"会話の発音"は別問題だった発音指導の効果は86本の研究のメタ分析で「大」。ただし伸びが見えやすいのは音読など統制されたテストで、自由な会話での効果はまだはっきりしない。
- ホント 英作文は友だちと添削し合うと伸びる? 実は「直してもらう側」より「直す側」が伸びていた友だち同士の作文添削は、メタ分析で中〜大の効果。伸びたのは主に内容や構成で、文法の正確さは伸びにくい。しかも、添削する側のほうが伸びたという実験も。
- ホント やさしい英語の本を"たくさん読む"だけで力がつく? 多読のメタ分析が出した答えやさしい本を大量に読む「多読」は、複数のメタ分析で読解力などに小〜中程度の効果が確認されている。日本の大学生の研究では「読む速さ」が伸びた。ただし単語は多読だけでは定着しにくい。
- ホント 間違いを「言い直してもらう」だけでは伸びにくい? フィードバック研究の意外な結論間違いを直してもらうと英語の正確さが伸びることは、複数のメタ分析で示されている。ただし正解を言い直されるだけより、自分で直すよう促されるほうが効きやすい。
- ホント 英語は「話そうとして詰まった瞬間」に伸びる? スウェインのアウトプット仮説を研究で確かめた話したり書いたりすると「言いたいのに言えない」穴に気づき、文法に目が向く。実験やメタ分析でも、アウトプットは特に「使える知識」を長く残す働きがあった。
- ホント 「え、もう一回言って?」が英語を伸ばす。会話の"聞き返し"の力を示したインタラクション仮説会話で聞き返したり確認したりする「意味のやりとり」が、理解を助け、文法の発達も後押しする。実験では、やりとりに"参加した人"ほど伸びていた。
- ホント やる気に頼らない勉強術。「もし〜したら…する」と1行決めるだけで実行率が上がる理由「いつ・どこで・何をするか」を「もし〜なら…する」の形で決めておくと、目標を実行しやすくなる。90以上の研究をまとめた分析でも効果が確認された。
- ホント 「マジカルナンバー7」はもう古い? 人が一度に覚えられるのは4つ前後だった頭の中で一度に扱える情報は「7つ」より少なく、4つ前後という見方が有力。でも情報を「かたまり」にすれば、実質の量を増やせる。
- ホント 【悲報】教科書がカラフルな人ほど要注意。蛍光ペンの線引きは学習法ランキングで「効果低め」10種類の学習法を比べた有名レビューで、蛍光ペンの線引きは「効果低め」判定。でも使い方を変えれば、テスト対策の道具に変身する。
- ホント テストは「朝イチ」が有利? デンマーク全公立校のデータでわかった休み時間の力デンマークの全公立校の子どものテストを分析したら、1時間遅くなるごとに成績が少し下がった。でも20〜30分の休憩をはさむと、それ以上に回復していた。
- ホント 静かな教室では聞き取れるのに、カフェだと急に無理。英語が「雑音に弱い」のには理由があった静かな場所では母語話者とあまり差がなくても、雑音や反響があると外国語の聞き取りは一気に落ちる。日本人と米国人の比較実験でも、雑音下で差が大きく開いた。
- ホント 「つながる単語は近くに置く」は37言語で本当だった。でも日本語は“ゆるめ”。依存距離の研究文法的につながる単語どうしの距離は、37言語すべてで「でたらめな語順」より短かった。脳の負担を減らす並べ方らしい。ただ日本語などでは短縮が控えめ。
- ホント 黙読より「声に出す」と覚えられる。音読が記憶を強くする“プロダクション効果”声に出して読んだ言葉は、黙読した言葉より記憶に残りやすい。ポイントは「全部」ではなく「大事な所だけ」声に出すこと。
- ホント 「小学生に説明できる?」ファインマン流勉強法が効く、ちゃんとした科学的理由人は「わかったつもり」になりやすい。かんたんな言葉で説明しようとすると穴が見つかり、理解が深まる。これは自己説明の研究とも一致する。
- ホント 言葉だけのノートは損してる? 「絵+言葉」で記憶の入口を2つにする二重符号化言葉と絵の両方で情報を覚えると、記憶の手がかりが2本になって思い出しやすい。ただし関係ない飾りイラストは逆効果になることも。
- ホント 【Science掲載】試験直前の10分、不安を紙に書き出したら点数が上がった試験前に約10分、テストへの不安を紙に書き出した生徒は、特に不安が強い人ほど成績が良かった。不安が頭の作業スペースを占領するのを防ぐと考えられる。
- ホント ネイティブの英語は約半分が「決まり文句」でできていた。チャンクで覚えると話せる理由英語の文章や会話は、平均して約半分が「できあいの言い回し」でできているという分析がある。決まり文句は速く処理でき、使える人ほど上手に聞こえる。
- ホント 習慣化は「21日」じゃなかった。ロンドン大学の実験では約66日、しかも人によって18〜254日新しい行動が「自動的」になるまでの日数は、実験で中央値66日。ただし18日から254日と個人差がとても大きく、1日休んでも大きな影響はなかった。
- ホント 日本語に「12番目の基本色」が誕生中? 98%が使った「水色」と、緑なのに「青信号」の謎57人に330色を1語で呼んでもらった実験で、「水色」は98%の人が使い、日本語の12番目の基本色の有力候補に。30年前の研究では基本色に入っていなかった。
- ホント 「ノスノスしてる」で3歳児は動詞を覚えた。日本語を知らない英語圏の子どもでもオノマトペ風の新しい動詞だと、3歳児は動詞の意味をうまく広げて使えた。日本語を知らない英語圏の3歳児も同じ。音と動きのつながりは言語の壁をこえるらしい。
- ホント なまりがあると、言い間違いを聞き手が「直して」聞いてくれやすい。483人で再確認toが抜けた変な文も、なまりのある人が言うと、聞き手は意図を汲んで解釈しやすい。2017年の発見を483人で追試し、言語障害のある話し手にも広がると確認。
- ホント 赤ちゃんは大人より「子ども同士のおしゃべり」に聞き入っていた。アマゾンとスイスで同じ結果生後8〜20か月の赤ちゃんは、大人同士の会話より、幼い子ども同士の会話を長く聞いていた。ペルーのアマゾンの村でもスイスの都市でも同じ傾向だった。
- ホント 英単語は「ジェスチャー付き」で覚えると忘れにくい? 脳の“運動の場所”まで働いていた新しい単語を、意味に合ったジェスチャーと一緒に覚えると、記憶に残りやすいという実験が複数ある。ただし意味と関係ない動きでは、同じ効果は見られなかった。
- ホント 「多聴」で英語の耳は育つ? 一番伸びたのは"読みながら聞く"組だったやさしい英語をたくさん聞く「多聴」は聞く流暢さを伸ばす。13週間の実験では、文字を見ながら聞いた組が最も安定して伸びた。続く39週の研究では、聞くだけの組も速い英語に強くなった。
- ホント 外国語の「なまり」は音で、母語の「なまり」はイントネーションでバレていたオーストリアに移住した英国人34人の英語とドイツ語を聞き比べ。ドイツ語は個々の音で、母語の英語はイントネーションで「ネイティブっぽくない」と判断された。
- ホント 英語力があっても話さない日本人。カギは"話す意欲(WTC)"と「国際的志向性」だった英語を「話そうとする気持ち(WTC)」は英語力だけでは決まらない。日本の研究では「話せる」という自信と、世界とつながりたい「国際的志向性」が大きく関わっていた。
- ホント 夜に暗記して、寝て、朝に復習。睡眠をはさむと覚え直しが速く、1週間後も忘れにくかった夜に覚えて寝て朝に復習したグループは、同じ間隔でも起きたまま過ごしたグループより覚え直しが速く、記憶も長持ちした。
- ホント 「strong rain」はなぜ不自然? 上級者も間違える"コロケーション"の科学heavy rain のような「語の組み合わせ」は上級者でも誤りやすく、母語の影響が大きい。同じ組み合わせに15回ほど出会うと、読みながら聞くだけでも身につきやすい。
- ホント 英語のジョークで笑えないのは「単語力」のせいじゃなかった。脳波が示す2段階英語のジョークを読む学習者の脳波を測ると、「ズレに気づく」段階は両グループで同じ。「なるほど!」と解き直す段階は、英語に多く触れている群だけに現れた。
- ホント 勉強中のBGM、歌詞ありはNG? 好きな曲でも読解の成績が下がった実験歌詞のある音楽は、読解や暗記のように「言葉を使う勉強」のジャマになりやすい。好きな曲でも同じ。単純作業ならBGMもアリ。
- ホント 「あとで人に教える」と思って勉強するだけで成績アップ。ただしカンペを見たら効果が消えた「人に教えるつもり」で学ぶと整理されて記憶に残る。さらに実際に教えるなら、メモを見ずに説明するのがカギだった。
- ホント 同じ話を「4分→3分→2分」で3回。言語学者ネーションの“4/3/2”で英語の流暢さが上がる理由同じ内容を時間を縮めながら3回話す「4/3/2」は、話すスピードを上げ、言いよどみを減らす。ただし正確さや複雑さは伸びにくく、目的に合わせた使い分けがコツ。
- ホント 英語のイディオムは「語源の情景」と「頭韻」で覚えると忘れにくい。丸暗記より効いた2つのワザイディオムは元の場面(語源)を知ると意味を推測でき記憶にも残った。「time will tell」のような頭韻も覚えやすいが、自分では気づきにくい。
- ホント 海外ドラマで英語を学ぶなら「1シリーズを続けて見る」のがよさそう同じシリーズのドラマを続けて見ると、同じ単語に何度も出会える。288話の台本分析で、関連した番組のほうが単語の種類が少なく、難しい単語のくり返しは多かった。
- ホント 洋画で英語を伸ばすなら「日本語字幕」は逆効果? 英語字幕で耳が慣れたという実験外国語の映像を見るとき、その言語の字幕は聞き取りの練習を助け、母語の字幕はむしろジャマになったという実験がある。
- ホント 英語を聞くだけでぐったり…その「リスニング疲れ」、語彙力が低いほど強かった英語を第2言語として使う256人を調査。語彙力や自信が低い人ほど、英語を多く使うと「聞き疲れ」が強かった。母語が英語から遠い人ほど疲れやすい傾向も。
- ホント 中学英語の「to」「of」「and」が聞き取れない。英語学習者がつまずく“小さな単語”の研究英語学習者は、難しい単語より「to」「of」「a」のような短い機能語を聞き落としやすい。母語や英語レベルが違っても同じ傾向が出た。
- ホント 勉強の前に20分歩くと頭が冴える? 運動と集中力の「ちょうどいい関係」軽〜中くらいの運動のあとは、注意力などの頭の働きが少し良くなるという研究が多い。ただし効果は小さめで、激しすぎる運動の直後は逆効果になることも。
- ホント 暗記がつらい人へ。覚える前に「なぜ?」と自分に聞いて答えを考えると記憶に残りやすくなる「なぜそうなるの?」と自分に問いかけて答えを考えると、知識どうしがつながって覚えやすくなる。学習法レビューでも「中くらいの効果」と評価。
- ホント 【再評価】地味なディクテーションが、リスニングの"穴"を見つける有力な練習だった聞いた英語を書き取るディクテーションは、音から単語を切り出す力を鍛える。こうした「音の解読」訓練は、研究をまとめると聞き取りに中程度の効果があった。
- ホント 英作文は「書いてから、お手本と見比べる」が効く。“自分で気づいた表現”ほど残った先に英作文を書き、後でお手本と比べると、学習者は自分が困った部分の表現を見つけて取り込んだ。書く途中で困った表現ほど長く残った。
- ホント 日本人の英語の「わかりやすさ」と強く関連していたのは、「えーと」と文の途中の沈黙だった日本人英語学習者30人のスピーチを分析。英語母語話者の「わかりやすい」評価と最も強く関連していたのは、「えーと」の多さ、文の途中の沈黙、話す速さだった。
- ホント 単語テストは「片方向」だけじゃもったいない。両方向で思い出すと翌日に差が出た外国語の単語ペアを、毎回同じ向きで思い出すより「両方向」で思い出す練習をした方が、特に24時間後の難しい向きのテストで成績が良かった。
- ビミョー 「人は1日で7割忘れる」は誤解だった? 忘却曲線の正しい読み方と復習のベストタイミング忘却曲線の数字は「忘れた量」ではなく「覚え直しで節約できた時間」。でも、時間をあけて復習すると強く残るのは本当。
- ビミョー 室町時代の「母」は「ファファ」だった? 1516年のなぞなぞと「昔はパパ」説の真相室町時代のハ行は唇を使う「ファ」に近い音で、もっと昔は「パ」だったと考えられている。有名な1516年のなぞなぞは、実は証拠としては弱いという指摘もある。
- ビミョー 親が宿題を手伝うと、成績はむしろ下がる? メタ分析でわかった「効く関わり方」親の関わりは子どもの成績とプラスに結びつく。でも「宿題を手伝う」だけは逆にマイナス。効いていたのは、勉強の意味や将来について話す関わり方だった。
- ビミョー 語学の才能は遺伝する? 6,000組の双子が教えてくれた「半分ホント」の答え英国の双子研究では、学校の外国語の成績の個人差の約4〜6割が遺伝で説明された。でも遺伝率は「運命」ではなく、環境が変われば変わる数字だ。
- ビミョー 「子どもは大人より早く外国語を覚える」はウソだった? 最初は大人が速い、でも…同じ期間で比べると、最初の数か月は大人や10代の方が子どもより速く伸びる。一方、長い年月で見ると、幼いころに始めた人の方が最終的に高いレベルに届きやすい。
- ビミョー 「1万時間やれば一流」は語学にも当てはまる? 元の研究を追試したら…「1万時間の法則」の元になった研究は追試で再現されなかった。練習量は大事だが、成績の差のうち練習で説明できるのは分野により1%未満〜26%。語学は「時間×質」がカギ。
- ビミョー 「早生まれは不利」はどこまで本当? 4月生まれと3月生まれ、テストの点から人間関係まで同じ学年で生まれ月が遅い子は、小中学生のテストの点が低めになりやすい。日本のデータでも確認されている。ただしテストの点の差は学年とともに縮み、長期的な影響は研究で分かれる。
- ビミョー 「見れる」は日本語の乱れ? 最新調査で「見れた」53.8%、ら抜きは尾張で200年前から2026年発表の文化庁調査で「見れた」派は53.8%。ら抜きは19世紀初頭の尾張方言にすでにあった。ただ「乱れか進化か」は研究では決まらない。
- ビミョー 幼児は動画から言葉を覚えられる? 59本の研究が示した「ビデオ欠損」と、ビデオ通話の意外な弱点幼い子は、同じ内容でも画面越しだと対面より学びにくい「ビデオ欠損」がある。年齢とともに縮まり、大人の関わり方しだいで差は小さくできる。
- ビミョー 英語の絵本は「読み聞かせ」より「おしゃべり読み」? メタ分析が示した効果と“意外な小ささ”絵本を「質問しながら」読むと子どもの語彙は伸びやすい。ただし効果は中くらい以下で、長く続くかははっきりしない。
- ビミョー 英語の「速読術」は本当に可能? 心理学者の結論は「速さと理解はトレードオフ」、でも正攻法はあった理解を保ったまま読む速さを2〜3倍にする「速読術」は、心理学の研究ではほぼ否定されている。一方、やさしい英語をたくさん読むと、理解を落とさずに読む速さは伸びた。
- ビミョー 「赤シート学習」は効く? 心理学で見ると最強クラスの勉強法、でも“チラ見”と“早すぎる卒業”で台無しに赤シートで答えを隠して思い出すのは、記憶研究で強い効果が知られる「想起練習」そのもの。ただし思い出す前に見る、覚えたと思った単語をすぐ外すと効果が落ちる。
- ビミョー 「やり抜く力(グリット)」は成功の秘訣? 6万人超のメタ分析で見えた"意外とふつう"な正体「やり抜く力」は成績と関係はあるが、その強さはほどほど。しかも「まじめさ(誠実性)」とほぼ同じものだった。双子研究では、成績の予測にほとんど上乗せがなかった。
- ビミョー 男子校・女子校は成績が伸びる? 160万人のメタ分析では「差はほぼなし」、でも韓国の抽選校では…21か国・160万人のメタ分析では、条件をそろえると男女別学と共学の学力差はほぼゼロ。一方、学校が抽選で決まるソウルのデータでは別学にプラスの結果も出ていた。
- ビミョー AI添削で英作文はうまくなる? メタ分析は「効く」、でも“松葉杖”になる落とし穴も自動添削ツールで英作文の質は上がるというメタ分析がある。ただ、AIに頼りきると自分の力が育たない恐れも。使い方しだいで結果が変わる。
- ビミョー 「バイリンガルは頭がいい」は本当? 20年続いた大論争の"現在地"「2言語を話す人は注意の切り替えなどが得意」という説は大論争に。152研究をまとめた分析では、出版バイアスを補正すると、はっきりした優位は見られなかった。
- ビミョー スマホは机に置くだけで集中力を奪う? 有名研究「ブレイン・ドレイン」のその後2017年の研究は「置くだけで認知能力が下がる」と報告。でも追試やメタ分析では効果ゼロ〜小さめと割れている。通知や使用はやっぱり集中の敵。
- ビミョー 少人数クラスで成績は上がる? アメリカの大実験は「上がる」、イスラエルの再検証は「効果ゼロ」米国1万人超のくじ引き実験では少人数クラスで成績が上がった。でもイスラエルの最新データの再検証では効果が消え、国際レビューも「あっても小さい」。
- ビミョー 「テストで良い点ならお小遣い」は効く? 200校以上でお金を配った実験の意外な結末米国200校以上で「成績にお金」を配った実験では、テストの点はほぼ伸びず。「本を読んだらお金」は一部で効果。ごほうびは「何に」「いつ」渡すかが勝負。
- ビミョー 「英語を話している未来の自分」を思い描くと勉強が続く? 3万人超のデータが示した意外な弱点「英語を使いこなす理想の自分」を思い描く人ほど「がんばる気」は強い。でも3万人超のデータでは、実際の成績との関係は弱かった。イメージは計画とセットで効く。
- ビミョー 英語の日常会話に必要な単語は何語?「2000語」と「8000語」の両方が正しい理由簡単な会話なら2000〜3000語族でかなりの部分がわかる。でも、本を辞書なしで楽しむには8000〜9000語族ほど、映画なども含む話し言葉でも6000〜7000語族ほど必要という研究がある。目的で必要な数はちがう。
- ビミョー 「能力は伸びる」と信じれば成績が上がる? 成長マインドセット、メタ分析では効果が小さかった「能力は努力で伸びる」と考える成長マインドセット。大規模なメタ分析では、成績との関係も介入の効果も平均すると小さかった。ただし一部の生徒には効果も。
- ビミョー フォニックスは英語を「読める」ようにする? 38の実験のまとめと、日本の子どもへの効き方文字と音のルールを体系的に教えるフォニックスは、英語圏では読み始めに効果あり。外国語として学ぶ子では、音の力は伸びるが読解への効果はまだはっきりしない。
- ビミョー 英語は「自信があるから伸びる」?「伸びたから自信がつく」? 答えは“両方がぐるぐる”自信と成績は互いに影響し合う関係だった。ただし自信が後の成績に与える効果は小さめで、「勉強をうまく管理できる」という自信が外国語の成績と最も強く結びついていた。
- ビミョー 単語帳 vs 文脈で覚える、勝つのはどっち? メタ分析の答えは「両方」だった単語帳やカードで意図的に覚える方法は、短期間で多くの単語を覚えるのに効率的。文脈の中で何度も出会うと、使い方まで深く身につく。役割がちがうので両方必要。
- ビミョー 「イラスト付き単語帳」は覚えやすい? 実験では訳語に負けた。原因は「わかったつもり」外国語の単語を絵で覚える方法は、訳語で覚える方法より成績が上がらなかった実験がある。原因は「絵があると覚えた気になる」過信。過信をなくすと、絵の効果が現れた。
- ビミョー 「単語の音と意味は無関係」は本当? 世界4千超の言語で見つかった“鼻にはn”の偏り言語学の大原則「音と意味は無関係」。だが世界の言語の約3分の2を調べると、「鼻」にn、「小さい」にiなど、無関係な言語どうしで同じ音の偏りが見つかった。
- ビミョー 外国語で考えると冷静になれる?「外国語効果」の発見と、再現性をめぐる論争外国語で読むと、言い回しにだまされにくくなったり、道徳的な判断が変わったりする「外国語効果」。メタ分析では確認されたが、再現できなかった研究もある。
- ビミョー 「“え?”は世界共通の単語」は本当か。10言語の会話録音から迫った“聞き返し”の進化論聞き返しの「え?」「huh?」は無関係な言語でも驚くほど同じ形。研究チームは、会話という共通の環境が形をそろえた“学んで覚える単語”だと主張した。
- ビミョー 数学が苦手な親が宿題を手伝うと、子どもの数学の力が伸びにくい? 438人の追跡調査数学に不安を感じる親が宿題をよく手伝う家庭では、子どもの算数の伸びが小さく、算数への不安も大きくなっていた。手伝う回数が少ない家庭では関係が見られなかった。
- ビミョー 楽しみで本を読む子は、数学まで伸びていた。親の学歴より強かった「読書の力」イギリスの約3,600人の追跡研究で、10歳のころ楽しみで本を読んでいた子は、16歳までに語彙も数学も大きく伸びていた。その関係は親の学歴よりも強かった。
- ビミョー 英単語は「10回書いて覚える」は逆効果? 書き取りが記憶をジャマした実験と、上手な使い方新しい単語を覚える最初の段階で書き写しや文作りをすると、覚えられる量が減った実験がある。一方、つづりの記憶には書くことが役立つ。
- ビミョー 「バイリンガルは認知症が4年遅れる」は本当? 話題の研究とその後の反論病院の記録では、2言語を話す人は認知症の症状が出る年齢が4年ほど遅かった。ただ、追跡調査では「なりにくい」とまでは言えず、議論が続いている。
- ビミョー 「英語脳」は存在する? 脳科学で調べたら、上級者の頭の中でも母語がこっそり働いていた英語専用の「別の脳」ができるわけではない。英語も日本語とほぼ同じ言語ネットワークを使い、上達すると働き方が"省エネ"になる。上級者でも母語は無意識に動いていた。
- ビミョー 【慶應の入試に出た】ロシア語話者は「青」を速く見分ける。言葉が見え方を変える実験水色と青を別の単語で呼ぶロシア語の話者は、その境目をまたぐ2色を、同じ側の2色より速く見分けた(英語話者にはこの差がなかった)。言葉は「見え方」に少しだけ影響するらしい。
- ビミョー 「どうせ英語は無理」の正体。学習性無力感、50年後の“大逆転”と英語の苦手意識無力感は失敗から“学習”されると考えられてきたが、50年後に提唱者自身が「あきらめは初期設定で、学ぶのはコントロール感」と考え直した。
- ビミョー 英語の不規則動詞は“絶滅”が進んでいた。使う回数が100分の1なら10倍速く規則動詞に古英語の不規則動詞177個を追った研究では、今も不規則なのは98個。使う回数が100分の1の動詞は10倍速く規則化していた。ただし逆に不規則へ戻る動詞もある。
- ビミョー 「じゅういち」と「eleven」で数の力に差がつく? ベトナムの幼児104人が示した意外な限界「十一=じゅういち」のように数の言葉が規則的な言語の子は、数を早く数えられる。ただし差が出るのは主に「数え上げ」で、算数の力全体の差は言葉だけでは説明できない。
- ビミョー 英語を話す前の「1分」で何が変わる? 準備時間の研究で見えた"1分の壁"と点数の落とし穴話す前の準備でいちばん安定して伸びるのは流暢さ。正確さは「1分」が境目という実験も。ただしIELTSを使った研究では1〜2分の準備で点数は変わらなかった。
- ビミョー 「タスク型授業は文法ドリルより伸びる」は本当? 効果大のメタ分析に"待った"がかかった理由タスク型授業は52研究のメタ分析で「効果大」とされたが、再分析で効果は小さめに修正され、比べ方にも疑問が出た。今は「タスク+文法の手当て」が現実解。
- ビミョー AIの発音チェックは効く? メタ分析では、ひとりより「友だちと一緒に使う」組が大きく伸びた音声認識(ASR)を使った発音練習は、メタ分析で中程度の効果。ただし短期間・ひとり練習では効果が小さく、リズムや抑揚への効果も小さめだった。
- ビミョー 同じスピーチを何回くり返せば上手くなる? 日本人学習者の実験では「5回目」まで速くなった同じ話をくり返すと、その場の流暢さははっきり上がる。日本人の実験では5回目まで話す速さが伸びた。ただ新しい話題に持ち越せるかは、くり返し方しだい。
- ビミョー 英語と日本語の「2行字幕」で見ると単語は覚えやすい? 視線を測ったら"母語の行"を長く読んでいた英語と母語を同時に出す「2行字幕」は、単語の意味を覚えるのには有利な面があった。ただ視線は母語の行に集中し、英単語のつづりは英語字幕だけのほうが覚えやすかった。
- ビミョー スマホで英単語は覚えられる? メタ分析は「効果大」、でも“合格した研究”は1割未満だったスマホの単語学習は、メタ分析では紙より大きな効果。ただ質の高い研究は少なく出版バイアスも。効くのはスマホより中身の仕組みかも。
- ビミョー 英語で授業を受けると英語も教科も伸びる?「一石二鳥」説を検証したら意外な落とし穴英語で教科を学ぶ授業は、メタ分析では英語力に効果大。でも「もともと得意な生徒が選ばれていた」影響を除くと効果はほぼ消える研究も。教科の理解が下がった実験もある。
- ビミョー 「ゲームで英語が伸びた」は本当? 各国の調査で見えた、伸びる遊び方・伸びない遊び方ゲームに限らない「授業外のデジタル学習」と外国語の力には、47研究・約2万2千人のメタ分析で中くらいの関連。ゲーム単独では、遊び方やジャンルで結果が分かれた。
- ビミョー リスニングは「聞き方」を教わると伸びる? 効果は中くらい、でも"効きやすいレベル"があった予測→確認→ふり返りという「聞き方」を教える指導は、45研究のメタ分析で中くらいの効果。ただし日本の初級大学生では伸びが確認できず、効くレベルには幅がありそう。
- ビミョー 「パパは日本語、ママは英語」でバイリンガルに? 1,899家庭の調査が示した“ルールより量”「一人一言語」ルールは成功の保証にならない。子どもの2言語の力を左右していたのは、ルールよりそれぞれの言語に触れる量だった。
- ビミョー 「break」の意味が多すぎる問題。“コアイメージ”から覚えると知らない使い方まで推測できた多義語は意味を一つずつ暗記するより、中心の意味(コア)を手がかりにしたほうが比喩的な意味の推測と記憶に効いた。訳語と同程度の研究も。
- ビミョー 「英語は子どものうちに始めないと手遅れ」は本当? 約67万人の文法テストが出した答えネイティブ並みの文法を目指すなら、早く始めるほど有利という大規模研究がある。でも大人が「使える英語」を身につけることは十分可能。
- ビミョー ゲーム機を買ってあげたら成績は下がる? 「くじ引き実験」と19万人データの答えがちがったゲーム機をすぐもらった男の子は4か月後に読み書きの成績が低下。でも19万人のデータではゲーム頻度と学力の差はごくわずか。カギは「何の時間を削るか」。
- ビミョー カタカナ語は英単語の「隠れ貯金」だった。日本人が覚えやすい単語と、使うときの意外な落とし穴カタカナ語になっている英単語は日本人学習者にとって形を思い出しやすかった。一方、文の中で使うのは覚えたてだとむしろ難しい場合があった。
- ビミョー リスニング試験の「設問の先読み」は本当に効く? 研究が示した“効く読み方・危ない読み方”設問を先に見ると点が上がる場合がある一方、選択肢だけを見る形式では正答が減ったという日本人学習者の研究も。受験者は先読みの効果を実際より高く感じやすい。
- ビミョー 英単語は「語呂+イメージ」で一瞬で覚えられる? キーワード法の実力と、意外な弱点外国語の単語を似た音の日本語とイメージで結ぶ「キーワード法」は、覚えた直後には強力。ただし時間がたつと忘れやすいという報告もあり、使いどころが大事。
- ビミョー 学校でスマホ禁止にすると成績は上がる? イギリスは「上がった」、スウェーデンは「変化なし」スマホ禁止で成績が上がったイギリスの研究がある一方、スウェーデンでは効果なし。2025年の英国調査では、禁止校の生徒の心の健康も変わらなかった。
- ビミョー 知らない英単語は「推測してから辞書」が最強? 実験すると記憶は同じで、時間だけ多くかかっていた文脈から推測→辞書で確認→暗記の手順は、最初から意味を教わって暗記するのと記憶量は同程度で、時間は大幅に多くかかった。
- ビミョー 英作文の赤ペンは「全部直す」か「1つに絞る」か。日本の大学生で比べたら、意外にも引き分けだった冠詞だけ直す添削と他の誤りも直す添削を日本の大学生で比べると、どちらも効果があり差はなかった。全部直す添削も新しい作文で効いた。
- ビミョー 部活をやると成績は下がる? 115研究のメタ分析で「週1〜2時間」がちょうどよかったスポーツへの参加は学力と小さなプラスの関係があり、特に週1〜2時間ほどの「ほどほど」が最も良かった。ただし質の高い研究は少なく、因果ははっきりしない。
- ビミョー AIと英会話の練習は効く? メタ分析は「中くらいの効果」、でも"飽き"に注意コンピューターとの会話練習は、17研究のメタ分析で中程度の効果。ただ最初は楽しくても人間相手より飽きやすい「新しさ効果」が課題で、使い方の工夫がカギ。
- ビミョー 「th」は後回しでいい? 日本人の発音、本当に直すべき音は“機能負担量”で決まっていた発音の間違いには通じにくさに響くものと響かないものがある。日本人学習者では v→b や l→r が理解度を下げ、th の影響は小さかった。
- ビミョー 洋画を「吹替」で見る国と「字幕」で見る国、英語力に差は出る? 各国のデータで検証外国のテレビ番組を字幕で放送する国は、吹替の国より英語力が高い傾向がある。子どもの調査でも字幕付きの映画はプラス。ただ原因は字幕だけではない。
- ビミョー 連続記録やバッジで語学は続く? ゲーミフィケーション研究が示した「効く仕組み・逆効果な仕組み」ポイントやバッジなどのゲーム要素は、学習成果に小〜中程度のプラス効果がある。ただし、ランキングで競わせるだけの仕組みは、やる気を下げた実験もあった。
- ビミョー 英語は「口元を見る」と聞き取れる? 日本人は静かな場所だと唇の情報をあまり使わないという研究があった人は耳だけでなく唇の動きも使って音を聞いている。ところが日本語話者は、静かな環境では唇の情報をあまり使わない傾向があった。
- ビミョー 大人の外国語学習は「脳トレ」になる? 高齢者の実験は結果が割れた外国語学習で注意の切り替えや実行機能が少し伸びた研究がある一方、160人のランダム化実験では記憶も知能も伸びなかった。脳トレより「楽しみ」で続けるのが現実的。
- ビミョー シュリーマンの「1言語6週間」学習法を科学で検証。使える部分と"盛った"部分シュリーマンの「音読・作文・添削・暗唱」は、今の研究から見ても筋がいい。ただ「6週間でペラペラ」は本人の自伝だけが根拠で、話を盛るクセも指摘されている。
- ビミョー 「理解できる英語を浴びるだけで話せる」は本当? クラッシェンのインプット仮説、40年の評価「少しだけ難しい、理解できる英語」を大量に浴びることは確かに語学の土台。でも、それだけでは話す・書く正確さが育ちにくいことも、カナダの研究などで分かってきた。
- ビミョー 英語は「ダダダ」、日本語は「タタタ」。リズムの違いを測ったら、教科書の説明は半分ウソだった「英語は強勢が等間隔で来る言語」という説明は、実測すると成り立たなかった。でも英語と日本語のリズムが違うのは本当で、正体は母音と子音の並び方だった。
- ビミョー 単語帳は「英→日」だけでいい? 研究では「日→英」で覚えたほうが“使える単語”が増えていた英語を見て日本語を言う練習だけでは、英語を言える・書ける力は伸びにくい。日本語から英語を思い出す練習のほうが幅広く身についた。
- ビミョー 文法用語を言えなくても英語は話せる? "説明できる文法"と"使える文法"の研究文法を「説明できる知識」と「とっさに使える知識」は別物だった。用語の暗記だけでは話せないが、説明できる知識は練習しだいで"使える知識"の土台になりうる。
- ビミョー 夏休みで学力は「1か月分」下がる? 有名な"サマースライド"説、測り方を変えたら揺らいだ古いメタ分析では夏休みで学力が約1か月分低下。でも測り方を見直した研究では「夏に格差が広がる」定説ははっきりせず、格差の多くは入学前にできていた。
- ビミョー 英語を話すと性格が変わる? バイリンガルの「文化スイッチ」を調べた研究バイリンガルが使う言語によって、性格テストの結果や話し方が変わる研究がある。ただ「別人格」ではなく、場面に合わせた“出し方”の変化と考えられる。
- ビミョー 【検証】ChatGPTで英語は伸びる? 41研究のメタ分析と「伸びない使い方」生成AIを使った語学学習には平均して中程度のプラス効果が報告されている。ただし効果が特に大きいのは1〜7日の短期研究で、「AIに書かせる」だけでは力がつかない可能性も。
- ビミョー 英語は早く始めた子が勝つ? 学校の授業なら「開始年齢より総学習時間」だった英語に囲まれて暮らす環境なら早く始めるほど有利。でも週数時間の授業中心の環境では、早く始めた子の優位は小さく、後から始めた子が追いつく研究が多い。
- ビミョー 「ノートは手書きが最強」説、追試してみたら差はほぼ消えていた2014年の有名研究は「手書きの勝ち」。でも追試では差はほぼ消え、メタ分析でも差は小さめ。勝負を分けるのは道具より「自分の言葉でまとめるか」。
- ビミョー 英語で「I'm sad」と言っても脳は静まらない? 気持ちの言語化は“得意な母語”で効く感情に名前をつけると扁桃体の反応が下がる効果は、よく使う母語でだけ見られた。2言語を同じくらい使う人はどちらの言語でも下がらなかった。
- ビミョー 「果物の英単語」をまとめて覚えるのは逆効果? 仲間の単語ほど頭の中で混ざってしまう研究似た意味の単語を一度にまとめて覚えると、混ざって間違えやすくなるという研究がある。2018年の研究では覚えた量に有意な差はなかったが、取り違えのミスはやはり増えた。
- ビミョー 前の席の方が成績がいい? 席をくじ引きで決めた物理の授業で「後ろはF評価が約6倍」大学の物理の授業で席をくじ引きで決めたら、後ろの席から始めた学生はF評価が約6倍に。一方、10年分のデータで差がなかった研究もあり、結論はまだ揺れている。
- ビミョー 水中で覚えた単語は水中で思い出しやすい? ダイバー実験が教える「勉強場所」の選び方覚えた場所で思い出しやすい「文脈依存記憶」はあるが効果は小さめ。有名なダイバー実験は追試で再現されず。場所を変えて勉強する工夫が有効かも。
- ビミョー 宿題は多いほど成績が上がる? 7,700人の中学生調査で「1日1時間」が目安に宿題と成績には、中高生ではプラスの関係がある。でも量を増やすほど伸びるわけではなく、スペインの調査では1日1時間ほどが目安。大事なのは「自分でやる」ことだった。
- ビミョー 制服で学校は落ち着く? 成績は上がる? アメリカの研究を集めたら「ほぼ変わらない」6000人超の追跡データでは、制服のある学校の子が行儀や出席で目立って良いわけではなかった。成績への効果も、ほかの研究ではほぼなし。一方「授業中の規律」とは関係する調査も。
- ビミョー 語彙サイズテストで「あなたの英単語力」は測れる? 研究者が教える、正しい受け方と読み方語彙サイズテストは、自分の単語力の「だいたいの位置」を知るのに便利。ただし選択式は当てずっぽうで高めに出やすく、数字は「誤差つきの目安」として読むのが正解。
- ビミョー 「語源で覚える英単語」は本当に効く? 接頭辞・語根の研究が示した"効く範囲"と落とし穴接頭辞・接尾辞などの「単語のパーツ」を知ると語彙が広がる。ただ効果は中くらいで、分解が当てにならない単語もあるので"補助輪"として使うのが正解。
- ビミョー TOEIC 900点でも話せないのはなぜ? L&Rの点数と「話す力」の関係を公式研究で読むTOEIC L&Rの点数は聞く・読むの自己評価とかなり対応。話す力の予測にはスピーキングテストが最適だが、L&Rの点を加えるとさらに正確になった。
- ビミョー 朝勉強と夜勉強、結局どっちが正解? 答えは「あなたの体内時計」しだいだった「朝が最強」とは言い切れず、頭が冴える時間帯は人によって違う。10代は体内時計が夜型に傾きやすい。暗記は寝る前、試験本番の時間帯に合わせる工夫も。
- ビミョー 英語日記は効く? 研究でわかった「書くだけで伸びる力」と「直してもらわないと伸びない力」書くことは、話すよりゆっくり考えられるので文法に目が向きやすく、言葉の「穴」にも気づける。ただし正確さを伸ばすには、ときどき添削を受けるのが効果的。
- ビミョー 英語の歌でフレーズは覚えられる? 「歌って覚えた組」が勝った実験と、その限界外国語のフレーズは、話すより歌って覚えたほうが思い出しやすいという実験がある。ただし歌が得意なのは決まった形のフレーズで、歌だけで英語力全体は伸びにくい。
- ビミョー 「朝ごはんを食べる子は成績がいい」は本当? 36研究のレビューが教える"相関の落とし穴"朝ごはんを食べる子ほど成績が良い傾向は多くの研究で見られ、授業中の集中にもプラス。でも家庭環境などの影響も大きく、「食べれば成績アップ」とは言い切れない。
- ビミョー 前置詞は「丸暗記」より「イメージ」? 認知言語学の教え方を実験で確かめた前置詞の「核となるイメージ」から意味の広がりを教える方法は、正誤を伝えるだけの指導より効果的だった実験がある。ただ効果が小さい研究もあり、万能ではない。
- ビミョー 英語の「I」「thou」「mother」は1万5000年前の“氷河期の言葉”の子孫? 割れる評価よく使う単語ほど変わりにくい。そこからthou・I・motherなど23の基本語は約1万5000年前の言葉の名残だとする説が出たが、言語学者から強い反論も。
- ビミョー 2つの言語を切り替える50分の練習で、気が散りにくくなった? 実験の中身と“落とし穴”数字を2つの言語で切り替えて言う50分の練習のあと、「気をそらされない力」のテスト成績が上がった。ただし比較グループがなく、テストへの慣れの影響も否定できない。
- ビミョー 同時通訳者の脳は「厚くなって」「減って」いた? 語学で脳が変わる研究の正しい読み方通訳の訓練で脳の一部が厚くなった研究がある一方、プロ通訳者では灰白質が少ない部位も。脳は変わるが「大きい=賢い」ではなかった。
- ビミョー 集中が切れたら「40秒だけ緑を見る」? 研究でわかった集中リセット術と、その限界40秒の緑の景色で注意力が回復したという実験がある一方、再現しなかった研究も。短い休憩や自然の中の散歩は疲れを和らげる方向の証拠が多い。
- ビミョー 英語で夢を見たら上達のサイン? 夢と第二言語を調べた研究の意外な答え外国語が上手な人ほどその言語の夢を見やすい、という関係は報告されている。ただ「ペラペラでないと見ない」わけではなく、環境や直前の経験も大きく影響する。
- ビミョー 「明日から本気出す!」宣言、やる気を下げているかも。ニューヨーク大の心理学者が見た落とし穴「こういう自分になる」という目標を人に知られると、もう達成した気分になって努力が減ることがある。ただし進捗を報告する宣言は逆に効くことも。
- ビミョー なまりのある英語は「信じてもらえない」? 有名な実験と、その後の追試の結末外国なまりで話された雑学は「本当らしくない」と判断された、という2010年の実験が有名。でもその後の追試では同じ結果が出ないことが多かった。
- ビミョー 留学しなくても「海外の同世代」とオンラインで話すと伸びる? 日本の高校生の研究と、研究の弱点海外の学生とのオンライン交流で、日本の高校生の話す意欲や会話力が伸びたという報告がある。ただし多くは小規模で比較群のない研究。
- ビミョー 2つの言語を話す脳は何が違う? 脳画像研究の「すごい発見」と、知っておきたい注意点外国語を学ぶと脳の一部の灰白質が増える、という脳画像研究がある。ただ研究ごとに結果がばらつき、「バイリンガルの脳は優れている」とまでは言えない。
- ビミョー 留学は何か月で効果が出る? 3〜4週間でも伸びた力と、伸びにくかった力3〜4週間の短期留学でも、リスニングや話す流暢さが伸びたという研究がある。一方、個々の文法項目の伸びは、むしろ国内で学ぶ人のほうが大きかったという研究も。
- ビミョー シャドーイング、効くのは"話す力"より"聞く耳"だった? 研究で見えた実力と限界シャドーイングは「音の聞き取り」を鍛える効果が報告されている。ただし研究は小規模・短期間が多く、上級者や会話力への効果はまだはっきりしない。
- ビミョー 単語の長さを決めるのは「使う頻度」か「文脈での情報量」か。MITの新説と、その後の“逆転劇”「よく使う単語ほど短い」に、2011年MITが「本当の決め手は文脈での予想しやすさ」と挑戦。だが後の再分析では、やはり頻度が強いという結果も。
- ビミョー 語学アプリだけで英語は話せる? 研究から見えた「得意な力」と「課題」語学アプリは、単語や文法、読む・聞く力の入門には効果が報告されている。一方で、話す・書く力への効果はまだはっきりせず、続ける人が減っていく問題も。
- ビミョー 「音読で英語力が伸びる」は本当? 日本人学習者の研究で見えた“効く場所”音読やくり返し読みは、読む速さや音の聞き取りを伸ばすという研究がある。ただ「音読だけで話せるようになる」ほどの証拠はまだない。
- ビミョー 「独り言英語」は効くのか? セルフトークの研究からわかったこと・わからないこと声に出す独り言は集中や気持ちの整理を助ける研究がある。英語の独り言は「言えない」に気づく練習として理にかなうが、直接の効果検証はまだ少ない。
- ビミョー 25分集中+5分休憩の「ポモドーロ」、科学で検証したら意外とビミョーだった時間で区切って休む方法は、疲れや気の散りを減らす効果が報告されている。でも「25分」が特別という証拠はなく、成績差は出ない研究も。
- ウソ 「英語ネイティブは早口すぎる」は本当? 実は日本語のほうが1秒あたりの音節数は多かった言語ごとの話す速さを測ると、日本語は1秒あたりの音節数が多い“早口”言語だった。ただ1音節の情報量が少ないため、伝わる情報の速さはどの言語もほぼ同じだった。
- ウソ 「大人はLとRを聞き分けられない」はウソ。日本人で実証された"いろんな声"トレーニング日本人の大人でも、たくさんの話者・たくさんの単語でLとRを聞き分ける訓練をすると、聞き分けが上達し、数か月後まで保たれ、発音まで良くなったという研究がある。
- ウソ 「読みにくいフォントで記憶力アップ」説、追試してみたらほぼ全滅だった読みにくい字体で勉強すると記憶に残る、という2011年の研究は大きな話題に。でもその後の追試では効果が出ないことが多く、今は否定的な見方が主流。
- ウソ 「文法なんて勉強するな」は本当? 49本の研究をまとめたら、むしろ逆だった文法をはっきり教える「明示的指導」は、教えない指導より効果が大きいことが、複数のメタ分析で示されてきた。ただし、テストの形式が明示的指導に有利という指摘もある。
- ウソ 「字幕なしで見るのが一番鍛えられる」は思い込みだった。英語字幕の実力をメタ分析で判定英語の映像に英語字幕を付けて見ると、字幕なしより内容理解と単語学習が伸びやすいことが、複数の研究をまとめたメタ分析で示された。字幕は「ズル」ではない。
- ウソ 「聞き流すだけで話せる」は本当? 赤ちゃんですら録画からは学べなかった実験意味のわからない英語を流しておくだけで話せるようになる、という証拠はない。赤ちゃんでさえ、録画の外国語からは音の聞き分けを学べなかった。
- ウソ 「英語は高周波、日本語は低周波」説を音響データで検証したら、ほぼ誤解だった「英語は高い周波数の言語だから日本人には聞こえない」説は、話し声の音響分析とは合わない。聞き取れない本当の原因は、耳の性能ではなく「音の分類のクセ」にある。
- ウソ 英語の授業で日本語を使うのは悪いこと?「英語だけ」より単語が身についた実験と、その落とし穴母語での短い説明は、英語だけの説明より単語が身につきやすいという研究が多い。ただし研究の質はまちまちで、使いすぎれば英語に触れる時間が減る。
- ウソ 発音練習、"ネイティブっぽさ"より先に直すべき所があった。「伝わる発音」の研究ネイティブ並みの発音は必須ではない。研究によると、伝わりやすさを大きく左右するのは強勢やリズムなど。個々の音を磨くより先に直すべき所がある。
- ウソ 「翻訳アプリがあるから英語はいらない」は本当? 機械翻訳の研究が示す“学ぶ意味”機械翻訳は、あるネット通販サイトの輸出を約1割増やすほど強力。でも医療の場面では誤訳も報告されている。翻訳の良し悪しを見抜くにも、英語の力が必要だった。
- ウソ 「ネイティブみたいに話せないと通じない」はウソだった。世界の英語は“非ネイティブ同士”が主役強いなまりがあっても、英語はちゃんと通じることが多いという研究がある。今の英語は非ネイティブ同士の共通語として使われる場面が多く、目標は「伝わること」でいい。
- ウソ 「返り読み禁止」「頭の中で音読するな」は本当? 目の動きと“内なる声”の研究が出した意外な答え読み返しをできなくすると理解度が下がった。黙読中も、特に直接話法の文では声に反応する聴覚野の領域が強く働くことが脳画像で示されている。どちらも読解の大事な部品。
- ウソ 「1日5分で英語ペラペラ」は計算が合わない。米国務省の"2200時間"の正しい読み方米国務省の外交官研修では、英語話者が日本語で仕事レベルに達するのに約2200時間の授業が目安。1日5分なら70年以上かかる計算に。量と集中の両方が必要。
- ウソ 英作文は「日本語で書いてから訳す」はダメ? 苦手な人ほど訳すほうが良かった実験日本語で書いて英訳する方法と英語で直接書く方法を比べると、英語が苦手な学生は訳したほうが内容や構成が良かった。得意な学生は訳してもあまり良くならなかった。