Yap
【読み方】
ヤップ
【意味・使い方】
★ 過剰に、あるいは無意味にしゃべり続けることを指す動詞。
★ 元々は小型犬の高く鋭い吠え声を表す言葉だったが、人間の会話にも使われるようになった。
★ SNS上で、特に長々と話す人や意味のない発言をする人を批判的に表現する際によく使われる。
★ 最近では、おしゃべりが好きな人が自虐的に、あるいは肯定的に自分を表現する際にも使用される。
【ポイント解説】
Yapは古くからある言葉ですが、近年SNSの影響で新たな意味合いを帯びて再び流行しています。17世紀には小型犬を指す名詞として使われ始め、その後犬の鋭い吠え声を表す動詞に変化しました。19世紀には人間の無意味な話し方を指すようになり、90年代にはラップ音楽でも使用されていました。
2023年半ばからTikTokを中心に再び人気を集め、主に他人の過剰な発言を批判する文脈で使われています。例えば「What is bro yapping about?(あいつ何をペラペラ喋ってるんだ?)」といった使い方がされます。
一方で、おしゃべり好きな人々が自分たちを「yapper」と呼び、ポジティブに捉え直す動きも見られます。「yapper girl」や「yapping session」といった表現が生まれ、おしゃべりを楽しむ文化が形成されつつあります。
言語学者によれば、yapという言葉は歴史的に女性の会話を軽視する文脈で使われてきた面もありますが、現在のSNS上では「girls who yap」を称賛する傾向も見られ、言葉の意味合いが変化しつつあります。
【例文】
A: Did you hear Tom in the meeting? He just kept yapping about irrelevant stuff.
「会議でのトムの話聞いた?関係ないことをずっとペラペラ喋ってたよ。」
B: Yeah, but I kind of enjoy his yapping sessions. He always has interesting stories.
「うん、でも私は彼のおしゃべりセッション結構好きだよ。いつも面白い話をしてくれるから。」