今日の大学入試英語問題

【今日の大学入試英語問題 <7回目>】~文法・語法・熟語1~

問 1 【青山学院大学 (社会情報) 2024】

Although it is still considered taboo to send wedding invitations via email, some couples are (  ) traditional and follow this modern way.

(1) anything but (2) nothing but (3) nothing short of (4) something

解答・解説

【解答】(1)

【解説】
空所に入る表現は、「~以外の何物でもない」という意味のanything butが適切です。結婚式の招待状をEメールで送ることはまだタブー視されているにもかかわらず、「伝統的では全くない」カップルがいるという文脈です。

・anything but「~では決してない、~以外の何物でもない」
・nothing but「~にすぎない、ただの~」
・nothing short of「~に劣らない、まさに~」
・something「何か」

【和訳】
結婚式の招待状をEメールで送ることはまだタブー視されているものの、伝統的では全くなく、この現代的な方法に従うカップルもいる。

【補足】
anything butは「決して~ない」という否定的な意味を表す慣用句です。この問題では、「伝統的では全くない」というニュアンスを表現するのに最適な選択肢となっています。

問2. 【青山学院大学 (社会情報) 2024】

“Monster” parents are not (  ) to schoolteachers.

(1) respectable (2) respectful (3) respecting (4) respective

解答・解説

【解答】(2)

【解説】
「モンスターペアレント」と教師の関係性を表現する文で、空所には「敬意を示す」という意味の形容詞が入ります。

・respectful「敬意を示す、礼儀正しい」
・respectable「尊敬に値する、まともな」
・respecting「尊敬している」(現在分詞)
・respective「それぞれの」

(2) respectfulが正解です。”be respectful to~”で「~に対して敬意を示す」という意味の定型表現となります。

【和訳】
「モンスター」と呼ばれる親たちは、学校の教師に対して敬意を示さない。

【補足】
respect(尊敬)から派生した似た形の単語の使い分けを問う問題です。

・respectful: 敬意を示す側の態度を表す
・respectable: 敬意を受けるに値する状態を表す
・respective: 「それぞれの」という意味で、複数の事物を指す際に使用

問3. 【青山学院大学 (社会情報) 2024】

I have never seen (  ) sunset as this one.

(1) a so beautiful (2) so a beautiful (3) so beautiful a (4) so much beautiful

解答・解説

【解答】(3)

【解説】
「こんなに美しい夕日を見たことがない」という意味の文で、”so + 形容詞 + a + 名詞”という語順が正しい形となります。

・so + 形容詞 + a + 名詞:「そんなに~な名詞」
例:so beautiful a sunset(そんなに美しい夕日)

他の選択肢が不適切な理由:
– (1) a so beautiful:語順が間違い
– (2) so a beautiful:語順が間違い
– (4) so much beautiful:much は数えられない名詞を修飾する際に使用。beautifulは形容詞なのでmuchは不要

【和訳】
私はこれほど美しい夕日を見たことがない。

【補足】
“so + 形容詞 + a/an + 名詞”は、「そんなに~な名詞」を表現する重要な構文です。
類似表現:
– such a beautiful sunset
– so beautiful a sight
この構文は、形式的でやや硬い表現として使われます。

問4. 【青山学院大学 (社会情報) 2024】

(  ) I am concerned, I must start my day off with a cup of coffee.

(1) As for (2) As long as (3) So far as (4) So that

解答・解説

【解答】(3)

【解説】
「私に関する限り」という意味を表現する文で、”So far as ~ is concerned”(~に関する限り)という慣用表現が適切です。

選択肢の意味と用法:
・So far as「~に関する限り」
・As for「~については」(新しい話題を導入する際に使用)
・As long as「~である限り、~である間は」(条件を表す)
・So that「~するために」(目的を表す)

(3) So far asが正解です。”So far as I am concerned”は「私に関する限り」という定型表現として頻出です。

【和訳】
私に関する限り、一日はコーヒー一杯から始めなければならない。

【補足】
“So far as ~ is concerned”は以下の表現と同じ意味で使われます:
– As far as ~ is concerned
– In my opinion
– For my part
これらはすべて「~に関する限り」「~の観点からすると」という意味を表現する際に使用されます。

問5. 【青山学院大学 (社会情報) 2024】

The CEO (  ) to say a word in this meeting.

(1) is not still (2) is remained (3) is yet (4) leaves it

解答・解説

【解答】(3)

【解説】
「CEOはこの会議でまだ一言も発言していない」という意味を表現する文で、”is yet to” (まだ~していない)という表現が正解です。

・is yet to do「まだ~していない」(未完了の状態を表す)
例:He is yet to arrive.(彼はまだ到着していない)

他の選択肢が不適切な理由:
・is not still:文法的に不適切
・is remained:受動態として不適切
・leaves it:文脈に合わない

【和訳】
CEOはこの会議でまだ一言も発言していない。

【補足】
“be yet to do”は「まだ~していない」という意味の重要な構文です。
類似表現:
– have yet to do
– has yet to do
この表現は、特に何かがまだ起こっていない、または完了していない状況を表現する際によく使用されます。