問 1 【中央大学 (法) 2024】
Alex and Thom noted that a domestic league would help the national team, which is currently ranked fifth in the world but ( ) won a major tournament since 1986.
(A) didn’t (B) doesn’t (C) hasn’t (D) haven’t
【正解】(C)
【解説】
「アレックスとトムは、国内リーグが代表チームの助けになるだろうと述べた。そのチームは現在世界ランク5位だが、1986年以来主要な大会で優勝していない」という文脈で、適切な助動詞を選ぶ問題です。
【選択肢】
・didn’t(過去形)
・doesn’t(現在形)
・hasn’t(現在完了形・単数)(正解)
・haven’t(現在完了形・複数)
【和訳】
アレックスとトムは、国内リーグが代表チームの助けになるだろうと述べた。そのチームは現在世界ランク5位だが、1986年以来主要な大会で優勝していない。
【補足】
“since + 過去の時点”がある場合、通常は現在完了形を使用します。
この文では:
・主語が”the national team”(単数)
・”since 1986″という過去の時点からの継続
という2つのポイントから、hasn’t(現在完了形・単数)が正解となります。
現在完了形の基本的な用法:
継続:~してきた、~している
完了:~してしまった
経験:~したことがある
結果:~した結果が現在も残っている
この文では、1986年から現在に至るまでの継続した状態を表現しています。
問2. 【中央大学 (法) 2024】
Only four of her friends from university are now working in Japan. The rest ( ) a living overseas.
(A) make (B) makes (C) take (D) takes
【正解】(A)
【解説】
「彼女の大学時代の友人のうち4人だけが今日本で働いている。残りは海外で生計を立てている」という文脈で、適切な動詞を選ぶ問題です。
【選択肢】
・make(複数形)(正解)
・makes(単数形)
・take(複数形)
・takes(単数形)
【和訳】
彼女の大学時代の友人のうち4人だけが今日本で働いている。残りは海外で生計を立てている。
【補足】
“make a living”は「生計を立てる」という意味の重要な熟語です。
“take a living”という表現は存在しません。
主語の”the rest”は、前文の”her friends”を指し、複数の意味を持ちます。
したがって、動詞は複数形のmakeを使用します。
“the rest”の特徴:
・前に出てきた名詞の「残り」を指す
・文脈によって単数にも複数にもなりうる
・この場合は複数の友人を指すため、複数扱い
類似表現:
・earn a living「生計を立てる」
・make money「お金を稼ぐ」
・make ends meet「何とかやりくりする」
・get by「なんとかやっていく」
問3. 【中央大学 (法) 2024】
To protect her house from wildfires, Mary was running a sprinkler system on her roof hooked up to a gas-powered pump ( ) water from the lake.
(A) draw (B) drawing (C) drawn (D) drew
【正解】(B)
【解説】
「山火事から家を守るため、メアリーは屋根の上でスプリンクラーを稼働させていた。それは湖から水を汲み上げるガソリンポンプに接続されていた」という文脈で、適切な分詞を選ぶ問題です。
【選択肢】
・draw(原形)
・drawing(現在分詞)(正解)
・drawn(過去分詞)
・drew(過去形)
【和訳】
山火事から家を守るため、メアリーは湖から水を汲み上げるガソリンポンプに接続された屋根の上のスプリンクラーを稼働させていた。
【補足】
この文では、分詞構文が使われています。
“a gas-powered pump drawing water”は、
“a gas-powered pump which was drawing water”
という関係詞節を分詞構文で短くした形です。
分詞の用法:
現在分詞(~している、~する)
過去分詞(~された、~されている)
この場合:
・ポンプが「水を汲み上げている」という能動的な意味
・現在進行形に相当する動作
という2つの理由から、現在分詞drawingが適切です。
類似表現:
・The woman carrying the red bag is my sister.
(赤いバッグを持っている女性が私の姉です)
・The car running on electricity is very quiet.
(電気で走っている車はとても静かです)
問4. 【中央大学 (法) 2024】
One reason why this theory lost ( ) was that researchers failed to provide enough evidence.
(A) field (B) ground (C) sovereignty (D) territory
【正解】(B)
【解説】
「この理論が支持を失った理由の1つは、研究者たちが十分な証拠を提供できなかったことだった」という文脈で、適切な名詞を選ぶ問題です。
【選択肢】
・field「分野、領域」
・ground「支持、基盤」(正解)
・sovereignty「主権」
・territory「領土、地域」
【和訳】
この理論が支持を失った理由の1つは、研究者たちが十分な証拠を提供できなかったことだった。
【補足】
“lose ground”は「支持を失う、衰退する」という意味の重要な熟語表現です。
lose groundの類義表現:
・decline in popularity「人気が低下する」
・fall out of favor「支持を失う」
・decline in influence「影響力が低下する」
・become less popular「人気が落ちる」
other important expressions with “ground”:
・gain ground「支持を得る、普及する」
・stand one’s ground「自分の立場を守る」
・break new ground「新境地を開く」
・common ground「共通点」
文構造としては:
One reason why … was that …
(…の理由の1つは…ということだった)
という重要な構文が使われています。
問5.【中央大学 (法) 2024】
The research group, comprising several experienced conservation activists as well as talented researchers, was ( ) an expedition through the Amazon forests.
(A) about making (B) about to be made (C) about to make (D) about to making
【正解】(C)
【解説】
「経験豊富な環境保護活動家や優秀な研究者で構成される研究グループは、アマゾンの森林を調査する探検をまさに行おうとしていた」という文脈で、適切な表現を選ぶ問題です。
【選択肢】
・about making(不適切な形)
・about to be made(受動態・不適切)
・about to make(能動態)(正解)
・about to making(不適切な形)
【和訳】
経験豊富な環境保護活動家や優秀な研究者で構成される研究グループは、アマゾンの森林を調査する探検をまさに行おうとしていた。
【補足】
“be about to …”は「まさに~しようとしている」という意味の重要な熟語表現です。
be about to の特徴:
・近い未来に起こることを表す
・直後に動詞の原形が来る
・予定や意図を含意する
類似表現:
・be going to …「~するつもりである」
・be on the verge of …「~の寸前である」
・be about to begin「まさに始まろうとしている」
・be about to leave「まさに出発しようとしている」
また、文中の”comprising”は「~で構成される」という意味の分詞で、
“which comprised”または”which consists of”の省略形です。
“as well as”は「~もまた」という意味で、「AとBの両方」を表現する重要な表現です。