今日の大学入試英語問題

【今日の大学入試英語問題 <22回目>】~文法・語法・熟語12~

問 1 【中央大学 (商) 2024】

Olivia wears such bright-colored clothes that she stands (  ) among the crowd, so I can find her easily.

(A) around (B) on (C) out (D) for

解答・解説

【正解】 (C)

【解説】
「オリビアは非常に明るい色の服を着ているので、群衆の中でstand ( )(目立つ)ため、私は彼女を簡単に見つけることができる」という文脈で、適切な前置詞・副詞を選ぶ問題です。

【選択肢】
・stand around「立ち回る、うろうろする」
・stand on「~の上に立つ」
・stand out「目立つ、際立つ」(正解)
・stand for「~を表す、~を意味する」

【和訳】
オリビアはとても明るい色の服を着ているので、群衆の中で目立っており、私は彼女を簡単に見つけることができる。

【補足】
“stand out”は重要な句動詞です。

stand outの類義語:
☆ be conspicuous
☆ be noticeable
☆ be distinctive
☆ be prominent

また、文中の構文”such … that …”は「とても~なので…」という結果を表す重要な表現です。
類似表現:
・so … that …
・too … to …
などがあります。

問2. 【中央大学 (商) 2024】

Ken’s accent clearly shows the fact (  ) he comes from Kyoto.

(A) that (B) which (C) where (D) why

解答・解説

【正解】(A)

【解説】
「ケンのアクセントは、彼が京都出身であるという事実を明確に示している」という文脈で、適切な接続詞・関係詞を選ぶ問題です。

【選択肢】
・that「~という」(名詞節を導く接続詞)(正解)
・which「~する、である」(関係代名詞)
・where「~する場所」(関係副詞)
・why「~する理由」(関係副詞)

【和訳】
ケンのアクセントは、彼が京都出身であるという事実を明確に示している。

【補足】
“the fact that …”は重要な熟語表現で、「~という事実」という意味を表します。

類似表現:
・the fact that …「~という事実」
・the news that …「~というニュース」
・the idea that …「~という考え」
・the belief that …「~という信念」

これらの表現では、必ずthatを使用し、which/where/whyは使えません。これは同格のthatと呼ばれ、後ろの節が前の名詞(fact)の内容を説明する役割を果たします。

問3. 【中央大学 (商) 2024】

Steve had a passionate desire (  ) people to find a way out of their difficulties.

(A) to help (B) to helping (C) help (D) with helping

解答・解説

【正解】(A)

【解説】
「スティーブは、人々が困難から抜け出す方法を見つけられるよう手助けしたいという強い願望を持っていた」という文脈で、名詞(desire)の後に続く適切な動詞形を選ぶ問題です。

【選択肢】
・to help(不定詞)(正解)
・to helping(不適切な形)
・help(原形動詞)
・with helping(前置詞+動名詞)

【和訳】
スティーブは、人々が困難から抜け出す方法を見つけられるよう手助けしたいという強い願望を持っていた。

【補足】
名詞desireの後には、一般的に不定詞(to + 動詞の原形)が続きます。

類似表現:
・a desire to succeed「成功したいという願望」
・a desire to learn「学びたいという願望」
・a desire to improve「改善したいという願望」

以下の名詞も同様に不定詞を伴います:
・ambition to …「~したいという野心」
・intention to …「~するつもりという意図」
・decision to …「~するという決定」
・plan to …「~する計画」

この文では、help は第4文型(SVOO)の文型を形成しており、「人々が~するのを手助けする」という意味を表します。

問4. 【中央大学 (商) 2024】

If Ava (  ) that plane at Heathrow Airport, she would be with her family in Tokyo now.

(A) would catch (B) catches (C) were caught (D) had caught

解答・解説

【正解】(D)

【解説】
「もしエイバがヒースロー空港であの飛行機に乗っていたら、彼女は今、東京で家族と一緒にいただろうに」という文脈で、仮定法過去完了を用いる問題です。

【選択肢】
・would catch(would は if 節では使えない)
・catches(現在形・事実的条件)
・were caught(受動態・不適切)
・had caught(過去完了形)(正解)

【和訳】
もしエイバがヒースロー空港であの飛行機に乗っていたら、彼女は今、東京で家族と一緒にいただろうに。

【補足】
これは「過去の事実に反する仮定」を表す仮定法過去完了の文です。

仮定法過去完了の基本形:
If + 主語 + had + 過去分詞 …, 主語 + would have + 過去分詞 …

ただし、この問題文では結果節に現在の状況(now)が含まれているため:
If + 主語 + had + 過去分詞 …, 主語 + would + 動詞の原形 …
という形になっています。

類似表現:
・If I had studied harder, I would have passed the exam.
(もっと勉強していたら、試験に合格していただろう)
・If she had left earlier, she would be here now.
(彼女がもっと早く出発していたら、今ここにいただろう)

問5.【中央大学 (商) 2024】

The students studied hard from morning to night for a year, so they were able to (  ) vast knowledge.

(A) reduce (B) acquire (C) abandon (D) decrease

解答・解説

【正解】(B)

【解説】
「学生たちは1年間朝から晩まで一生懸命勉強したので、幅広い知識を(  )ことができた」という文脈で、適切な動詞を選ぶ問題です。

【選択肢】
・reduce「減らす、削減する」
・acquire「獲得する、身につける」(正解)
・abandon「放棄する、見捨てる」
・decrease「減少する、減らす」

【和訳】
学生たちは1年間朝から晩まで一生懸命勉強したので、幅広い知識を獲得することができた。

【補足】
“acquire knowledge”(知識を得る)は重要な熟語表現です。

acquire の類義語:
・gain「得る」
・obtain「手に入れる」
・attain「達成する」

また、”vast knowledge”(幅広い知識)も重要な表現です。
“vast”の類義語:
・extensive「広範な」
・broad「幅広い」
・comprehensive「包括的な」
・wide-ranging「広範囲の」

“be able to”は能力や可能性を表す重要な表現で、canの言い換えとしてよく使用されます。
過去形では”was/were able to”となります。