問 1 【青山学院大学 (経済) 2024】
The politician’s speech was so ( ) that many members of the audience fell asleep.
① courageous ② tedious ③ dishonest ④ absorbing
【解答】②
【解説】
「その政治家のスピーチはとても退屈だったので、聴衆の多くが寝てしまった」という文で、スピーチの性質を表す適切な形容詞を選ぶ問題です。
選択肢の分析:
・tedious「退屈な、飽き飽きする」(正解)
・courageous「勇敢な、勇気のある」
・dishonest「不正直な」
・absorbing「夢中にさせる、魅力的な」
(2) tediousが正解です。「聴衆が寝てしまった」という結果から、スピーチが退屈だったことが分かります。
【和訳】
その政治家のスピーチはとても退屈だったので、聴衆の多くが寝てしまった。
【補足】
形容詞の意味と用法:
1. tedious
– 「退屈な、単調な」
– 否定的な評価を表す
例:
– a tedious lecture(退屈な講義)
– tedious work(単調な仕事)
2. courageous
– 「勇敢な、勇気のある」
– 肯定的な性質を表す
例:
– a courageous decision(勇敢な決断)
– courageous behavior(勇気ある行動)
3. dishonest
– 「不正直な、誠実でない」
– 否定的な性質を表す
例:
– dishonest business practices(不正直な商習慣)
– a dishonest answer(正直でない答え)
4. absorbing
– 「夢中にさせる、魅力的な」
– 肯定的な評価を表す
例:
– an absorbing story(魅力的な物語)
– an absorbing discussion(夢中になる討論)
so … that 構文:
– 「とても~なので…」という結果を表す
– 原因と結果の関係を示す
例:
– The movie was so boring that I left early.
(映画がとてもつまらなかったので、早めに帰った)
– She was so tired that she couldn’t stay awake.
(彼女はとても疲れていたので、起きていられなかった)
類似表現:
– such … that
– too … to
– enough to
スピーチを評価する他の形容詞:
– interesting(興味深い)
– inspiring(感動的な)
– convincing(説得力のある)
– monotonous(単調な)
– engaging(魅力的な)
– dull(退屈な)
問2. 【青山学院大学 (経済) 2024】
The jury’s verdict was ( ) with the evidence presented in court.
① contagious ② consistent ③ conspicuous ④ convenient
【解答】②
【解説】
「陪審員の評決は法廷で提示された証拠と一致していた」という文で、評決と証拠の関係を表す適切な形容詞を選ぶ問題です。
選択肢の分析:
・consistent「一致した、矛盾しない」(正解)
・contagious「伝染性の」
・conspicuous「目立つ、顕著な」
・convenient「便利な、都合の良い」
(2) consistentが正解です。「~と一致している」という意味を表す場合、consistent with を使います。
【和訳】
陪審員の評決は法廷で提示された証拠と一致していた。
【補足】
形容詞の意味と用法:
1. consistent
– 「一貫した、矛盾しない」
– 前置詞withと共に使用
例:
– His story is consistent with the facts.
(彼の話は事実と一致している)
– She has been consistent in her opinions.
(彼女は意見に一貫性がある)
2. contagious
– 「伝染性の、感染性の」
例:
– a contagious disease(伝染病)
– contagious laughter(伝染する笑い)
3. conspicuous
– 「目立つ、顕著な」
例:
– conspicuous consumption(見せびらかしの消費)
– a conspicuous difference(顕著な違い)
4. convenient
– 「便利な、都合の良い」
例:
– a convenient location(便利な場所)
– a convenient time(都合の良い時間)
法的用語・表現:
– verdict(評決)
– evidence(証拠)
– jury(陪審員団)
– testimony(証言)
– court(法廷)
– trial(裁判)
consistent with の類似表現:
– in accordance with(~に従って)
– in line with(~と一致して)
– compatible with(~と両立する)
– in agreement with(~と合致して)
形容詞+前置詞の組み合わせ:
– different from(~と異なる)
– similar to(~に似ている)
– familiar with(~に精通している)
– dependent on(~に依存している)
問3. 【青山学院大学 (経済) 2024】
I’m sorry, I can’t ( ) your kind invitation to a party next week due to a prior commitment.
① accept ② agree ③ prepare ④ consent
【解答】①
【解説】
「申し訳ありませんが、以前の約束があるため、来週のパーティーへのご親切な招待を受け入れることができません」という文で、「招待を受け入れる」という意味を表す適切な動詞を選ぶ問題です。
選択肢の分析:
・accept「受け入れる」(正解)
・agree「同意する」
・prepare「準備する」
・consent「同意する」
(1) acceptが正解です。「招待を受け入れる」という表現では、accept an invitationが一般的な表現です。
【和訳】
申し訳ありませんが、以前の約束があるため、来週のパーティーへのご親切な招待を受け入れることができません。
【補足】
invitationと共に使用される表現:
1. accept an invitation
– 「招待を受け入れる」
例:
– I’m happy to accept your invitation.
(ご招待を喜んでお受けします)
2. decline/refuse an invitation
– 「招待を断る」
例:
– I had to decline the invitation due to illness.
(病気のため招待をお断りしなければなりませんでした)
招待を断る際の丁寧な表現:
– I’m sorry, but…(申し訳ありませんが…)
– Unfortunately…(残念ながら…)
– I regret that…(残念ですが…)
– due to…(~のため)
– because of…(~のため)
prior commitment(以前からの約束)の類似表現:
– previous engagement
– other plans
– scheduled appointment
– existing commitment
各動詞の用法:
1. accept
– 「受け入れる、承諾する」
– 目的語:offer, proposal, invitation など
2. agree
– 「同意する」
– 前置詞:to, with
例:
– agree to a proposal(提案に同意する)
– agree with someone(誰かに同意する)
3. prepare
– 「準備する」
例:
– prepare for the exam(試験の準備をする)
– prepare dinner(夕食を準備する)
4. consent
– 「同意する」(より形式的)
例:
– consent to the operation(手術に同意する)
問4. 【青山学院大学 (経済) 2024】
( ) you come to the party, you would have met my new roommate.
① Were ② Should ③ Would ④ Had
【解答】④
【解説】
「もしパーティーに来ていたら、私の新しいルームメイトに会えたのに」という文で、過去の事実に反する仮定を表す適切な助動詞を選ぶ問題です。
選択肢の分析:
・Had「~していたら」(過去の仮定)(正解)
・Were「もし~なら」(現在の仮定)
・Should「もし~なら」(未来の可能性)
・Would「~だろう」(結果を表す助動詞)
(4) Hadが正解です。過去の事実に反する仮定を表現する場合、if節でHad + 過去分詞を使用します(If you had comeの if を省略した形)。
【和訳】
もしパーティーに来ていたら、私の新しいルームメイトに会えたのに。
【補足】
仮定法の基本パターン:
1. 仮定法過去完了(過去の事実に反する仮定)
– If + 主語 + had + 過去分詞 …, 主語 + would have + 過去分詞
– Had + 主語 + 過去分詞 …, 主語 + would have + 過去分詞(if省略)
例:
– If you had studied harder, you would have passed.
– Had you studied harder, you would have passed.
(もっと勉強していれば、合格したのに)
2. 仮定法過去(現在の事実に反する仮定)
– If + 主語 + were/過去形 …, 主語 + would + 動詞の原形
例:
– If I were rich, I would buy a house.
(もし私が金持ちなら、家を買うのに)
3. 仮定法未来(将来の可能性)
– Should/Were + 主語 + to不定詞 …, 主語 + would + 動詞の原形
例:
– Should it rain tomorrow, we would cancel the picnic.
(もし明日雨が降れば、ピクニックを中止するでしょう)
if の省略と語順の倒置:
1. had の場合
– If he had → Had he
例:
– Had I known about it, I would have told you.
(もし知っていたら、あなたに言っていたのに)
2. were の場合
– If I were → Were I
例:
– Were I you, I would accept the offer.
(もし私があなたなら、その申し出を受け入れるでしょう)
3. should の場合
– If you should → Should you
例:
– Should you need any help, please let me know.
(もし助けが必要な場合は、お知らせください)
これらの表現は、特に形式的な文章や文学的な表現で使用されることが多く、より洗練された言い回しとされます。
問5. 【青山学院大学 (経済) 2024】
( ) the company’s success, the CEO remains humble and dedicated to the welfare of the employees.
① Despite ② Although ③ Even though ④ In spite that
【解答】①
【解説】
「会社の成功にもかかわらず、CEOは謙虚で従業員の福利に尽力している」という文で、「~にもかかわらず」という意味を表す適切な接続語を選ぶ問題です。
選択肢の分析:
・Despite「~にもかかわらず」(前置詞)(正解)
・Although「~だけれども」(接続詞)
・Even though「~であっても」(接続詞)
・In spite that(この形は文法的に誤り。正しくは “in spite of”)
(1) Despiteが正解です。前置詞のDespiteは名詞句を伴って使用します。
【和訳】
会社の成功にもかかわらず、CEOは謙虚で従業員の福利に尽力している。
【補足】
逆接を表す表現の使い分け:
1. Despite/In spite of(前置詞)
– 後ろに名詞句が続く
例:
– Despite the rain, we went out.
(雨にもかかわらず、外出した)
– In spite of his efforts, he failed.
(彼の努力にもかかわらず、失敗した)
2. Although/Even though(接続詞)
– 後ろに節(主語+動詞)が続く
例:
– Although it was raining, we went out.
(雨が降っていたけれども、外出した)
– Even though he tried hard, he failed.
(一生懸命頑張ったけれども、失敗した)
Despiteの使用パターン:
1. Despite + 名詞
– Despite the difficulties
– Despite the weather
2. Despite + 動名詞
– Despite being tired
– Despite working hard
3. Despite + the fact that + 節
– Despite the fact that he was tired
類似表現:
– Regardless of(~に関係なく)
– Notwithstanding(~にもかかわらず)
– Nevertheless(それにもかかわらず)
– However(しかしながら)
文の接続方法:
1. 前置詞の場合
– Despite/In spite of + 名詞句, 主節
2. 接続詞の場合
– Although/Even though + 従属節, 主節
– 主節, although/even though + 従属節