問 1 【立命館大学 (全) 2024】
How long ( ) since our trip to Alaska?
(1) are we (2) has it been (3) have you been (4) were we
【解答】(2)
【解説】
「アラスカへの旅行からどのくらい経ちましたか」という文で、経過時間を尋ねる現在完了形の疑問文として適切な表現を選ぶ問題です。
選択肢の分析:
・has it been「(それは)~になる」(正解)
・are we「私たちは~である」(現在形)
・have you been「あなたは~である」(現在完了形)
・were we「私たちは~だった」(過去形)
(2) has it beenが正解です。”How long has it been…?”は「~からどのくらい経ちましたか」という意味の定型表現です。
【和訳】
アラスカへの旅行からどのくらい経ちましたか。
【補足】
How longを使った時間の経過を尋ねる表現:
1. 現在完了形での使用
– How long has it been since…?
(~からどのくらい経ちましたか)
– How long have you lived here?
(ここにどのくらい住んでいますか)
2. 現在形での使用
– How long does it take?
(どのくらい時間がかかりますか)
“How long has it been…?”の応答例:
– It’s been three years.
(3年になります)
– It’s been a long time.
(長い時間が経ちました)
– It’s been about six months.
(約6ヶ月になります)
類似表現:
– When was the last time…?
(最後に~したのはいつですか)
– How many years ago…?
(何年前に~)
– What’s the duration…?
(期間はどのくらいですか)
これらの表現は、時間の経過や期間を尋ねる際に使用されます。
問2. 【立命館大学 (全) 2024】
Would you mind ( ) care of the plants while I’m away?
(1) take (2) taken (3) taking (4) took
【解答】(3)
【解説】
「私が留守の間、植物の世話をしてもらえませんか」という文で、”Would you mind…”の後に続く適切な動詞の形を選ぶ問題です。
選択肢の分析:
・taking「~すること」(動名詞)(正解)
・take(動詞の原形)
・taken(過去分詞)
・took(過去形)
(3) takingが正解です。”Would you mind…”の後には動名詞(-ing形)が続きます。
【和訳】
私が留守の間、植物の世話をしてもらえませんか。
【補足】
“Would you mind…”の用法:
1. 基本構文
– Would you mind + 動名詞
(~していただけませんか)
2. 一般的な表現例
– Would you mind waiting?
(待っていただけませんか)
– Would you mind helping me?
(手伝っていただけませんか)
応答の仕方:
1. 肯定的な返答
– No, not at all.
(いいえ、構いません)
– No problem.
(問題ありません)
2. 否定的な返答
– I’m sorry, but I can’t.
(申し訳ありませんが、できません)
– I’m afraid I’m busy then.
(その時は忙しいと思います)
類似の丁寧な依頼表現:
– Could you…?
(~していただけますか)
– Would you…?
(~していただけますか)
– Do you mind…?
(~していただけますか)
これらの表現は、丁寧に依頼をする際によく使用されます。
問3. 【立命館大学 (全) 2024】
You should rewrite a sentence if ( ) two ways.
(1) it reads (2) it understands (3) your reading (4) your understanding
【解答】(1)
【解説】
「文が2通りに解釈できる場合は、書き直すべきです」という文で、if節の中で適切な主語と動詞の組み合わせを選ぶ問題です。
選択肢の分析:
・it reads「それが読める」(正解)
・it understands「それが理解する」
・your reading「あなたの読解」
・your understanding「あなたの理解」
(1) it readsが正解です。この場合のitは文(sentence)を指し、「(文が)~と読める、解釈できる」という意味で使われます。
【和訳】
文が2通りに解釈できる場合は、書き直すべきです。
【補足】
readの特殊な用法:
1. 自動詞として
– The sign reads “No Parking”
(その標識には「駐車禁止」と書いてある)
2. 解釈される意味で
– This sentence reads well
(この文は読みやすい)
– The story reads like a fairy tale
(その話は童話のように読める)
曖昧な文(ambiguous sentences)に関する表現:
– open to interpretation
(解釈の余地がある)
– can be interpreted in different ways
(様々な解釈が可能である)
– ambiguous meaning
(曖昧な意味)
文章を改善する際の表現:
– revise(改訂する)
– rephrase(言い換える)
– clarify(明確にする)
– modify(修正する)
これらの表現は、文章の明確さや読みやすさを向上させる際に使用されます。
問4. 【立命館大学 (全) 2024】
He ( ) the file on the table.
(1) laid (2) lay (3) laying (4) lied
【解答】(1)
【解説】
「彼はテーブルの上にファイルを置いた」という文で、他動詞として適切な過去形を選ぶ問題です。
選択肢の分析:
・laid(他動詞layの過去形)(正解)
・lay(自動詞・「横たわる」の現在形)
・laying(現在分詞)
・lied(lie「嘘をつく」の過去形)
(1) laidが正解です。「(何かを)置く」という他動詞の意味で使う場合は、lay-laid-laidの変化をする動詞layを使います。
【和訳】
彼はテーブルの上にファイルを置いた。
【補足】
紛らわしい動詞の整理:
1. lay(他動詞)「~を置く」
– 現在形:lay
– 過去形:laid
– 過去分詞:laid
例:
– I lay the book on the desk.
(本を机の上に置く)
2. lie(自動詞)「横たわる」
– 現在形:lie
– 過去形:lay
– 過去分詞:lain
例:
– I lie on the bed.
(ベッドに横たわる)
3. lie(自動詞)「嘘をつく」
– 現在形:lie
– 過去形:lied
– 過去分詞:lied
例:
– He never lies.
(彼は決して嘘をつかない)
使い分けのポイント:
1. 目的語の有無
– lay は目的語が必要(他動詞)
– lie は目的語を取らない(自動詞)
2. 意味の違い
– lay:「(物を)置く」
– lie:「横たわる」または「嘘をつく」
これらの動詞は英語学習者にとって最も紛らわしい動詞の一つです。
問5. 【立命館大学 (全) 2024】
( ) I was watching TV, the phone rang.
(1) During (2) Meanwhile (3) Throughout (4) While
【解答】(4)
【解説】
「テレビを見ていた時に、電話が鳴った」という文で、2つの出来事の同時性を表す適切な接続詞を選ぶ問題です。
選択肢の分析:
・While「~している間に」(接続詞)(正解)
・During「~の間」(前置詞)
・Meanwhile「その間に」(副詞)
・Throughout「~の間中ずっと」(前置詞)
(4) Whileが正解です。2つの出来事が同時に起こったことを表現する場合、接続詞whileを使います。
【和訳】
テレビを見ていた時に、電話が鳴った。
【補足】
時を表す接続詞・前置詞の使い分け:
1. While(接続詞)
– 2つの出来事の同時性を表す
– 節(主語+動詞)を導く
例:
– While I was sleeping, it rained.
(私が寝ている間に、雨が降った)
2. During(前置詞)
– 期間を表す名詞を伴う
例:
– during the meeting
(会議の間)
– during summer
(夏の間)
3. Meanwhile(副詞)
– 「その間に」という意味
– 文と文をつなぐ
例:
– He was cooking. Meanwhile, I set the table.
(彼は料理をしていた。その間に、私はテーブルをセットした)
4. Throughout(前置詞)
– 「~の間中ずっと」という意味
– 継続的な期間を表す
例:
– throughout the day
(一日中)
– throughout the year
(年間を通して)
時を表す他の表現:
– When(~の時に)
– As(~するにつれて)
– Until(~まで)
– Before(~の前に)
– After(~の後に)
これらの表現は、出来事の時間的関係を示す際に使用されます。
問6. 【立命館大学 (全) 2024】
Few critics expected ( ) become so popular.
(1) of that song (2) that song (3) that that song would (4) will that song
【解答】(3)
【解説】
「ほとんどの批評家はその歌がそれほど人気が出るとは予想していなかった」という文で、expect(予想する)の後に続く適切な表現を選ぶ問題です。
選択肢の分析:
・that that song would「その歌が~だろうということを」(正解)
・of that song「その歌の」
・that song「その歌」
・will that song「その歌が~するだろう」
(3) that that song wouldが正解です。expect の後には that 節が続き、未来のことを過去の視点から述べる場合は would を使います。
【和訳】
ほとんどの批評家はその歌がそれほど人気が出るとは予想していなかった。
【補足】
expect の後の構文パターン:
1. that 節を使う場合
– expect that + 主語 + will(現在からの予想)
– expect that + 主語 + would(過去からの予想)
例:
– I expect that he will come.
(彼が来ると予想します)
– I expected that he would come.
(彼が来ると予想していました)
2. to 不定詞を使う場合
– expect + 目的語 + to 不定詞
例:
– I expect him to succeed.
(彼が成功すると予想します)
3. that that の使用
– 最初の that は接続詞
– 2番目の that は指示形容詞
例:
– I knew that that book would sell well.
(その本が良く売れるだろうと分かっていた)
類似の動詞と構文:
– think that…
– believe that…
– assume that…
– suppose that…
未来を表す過去表現(would)の使用:
– He said he would come.
(彼は来ると言った)
– I thought it would rain.
(雨が降ると思った)
これらの表現は、予測や期待を表現する際によく使用されます。
問7. 【立命館大学 (全) 2024】
If you ( ) with us, you would have seen the most spectacular waterfall.
(1) came (2) come (3) had come (4) went
【解答】(3)
【解説】
「もし私たちと一緒に来ていたら、最も壮観な滝を見ることができたのに」という文で、仮定法過去完了の条件節に適切な動詞形を選ぶ問題です。
選択肢の分析:
・had come「来ていた」(過去完了形)(正解)
・came(過去形)
・come(原形)
・went(過去形)
(3) had comeが正解です。過去の事実に反する仮定を表現する場合、if節には過去完了形(had + 過去分詞)を使います。
【和訳】
もし私たちと一緒に来ていたら、最も壮観な滝を見ることができたのに。
【補足】
仮定法の基本パターン:
1. 仮定法過去完了(過去の事実と反対の仮定)
– If + 主語 + had + 過去分詞 …, 主語 + would have + 過去分詞
例:
– If I had studied harder, I would have passed the test.
(もっと勉強していれば、試験に合格していたのに)
2. 仮定法過去(現在の事実と反対の仮定)
– If + 主語 + 過去形 …, 主語 + would + 動詞の原形
例:
– If I were rich, I would buy a house.
(もし私が金持ちなら、家を買うのに)
3. 仮定法未来(将来の仮定)
– If + 主語 + should/were to + 動詞の原形 …, 主語 + would + 動詞の原形
例:
– If it should rain tomorrow, we would cancel the picnic.
(もし明日雨が降れば、ピクニックを中止するでしょう)
would haveの用法:
– 過去の事実に反する結果を表す
– 「~したであろう」という意味
例:
– I would have helped you.
(手伝ってあげられたのに)
類似表現:
– could have + 過去分詞(~できたはず)
– might have + 過去分詞(~したかもしれない)
– should have + 過去分詞(~すべきだった)
これらの表現は、過去の出来事に対する仮定や後悔を表現する際に使用されます。
問8. 【立命館大学 (全) 2024】
Moriyama is one of those places ( ) many families have wanted to live.
(1) at which (2) in that (3) where (4) which
【解答】(3)
【解説】
「森山は多くの家族が住みたいと思ってきた場所の一つです」という文で、先行詞placesを修飾する適切な関係副詞を選ぶ問題です。
選択肢の分析:
・where「~するところ」(関係副詞)(正解)
・at which「そこで」(関係代名詞+前置詞)
・in that「なぜならば」(接続詞句)
・which「それを」(関係代名詞)
(3) whereが正解です。場所を表す先行詞(places)を修飾する場合、関係副詞whereを使用します。
【和訳】
森山は多くの家族が住みたいと思ってきた場所の一つです。
【補足】
場所を表す関係詞の使い分け:
1. where(関係副詞)
– 場所を表す先行詞を修飾
– in/at/to which の代わりに使える
例:
– This is the house where I grew up.
(これは私が育った家です)
2. at/in which(関係代名詞+前置詞)
– より形式的な表現
例:
– This is the city in which I was born.
(これは私が生まれた都市です)
3. 先行詞の種類:
場所を表す一般的な名詞
– place
– house
– city
– country
– area
など
“one of those …” の用法:
– 「~の一つ」という表現
例:
– She is one of those people who never give up.
(彼女は決して諦めない人の一人です)
関係詞の選び方のポイント:
1. 先行詞の種類
– 人:who
– 物:which
– 場所:where
– 時:when
– 理由:why
2. 文中での働き
– 主語として
– 目的語として
– 補語として
3. 制限用法と非制限用法
– 制限用法:先行詞を限定する
– 非制限用法:補足説明を加える
これらの表現は、場所や状況を詳しく説明する際に使用されます。