今日の大学入試英語問題

【今日の大学入試英語問題 <13回目>】~文法・語法・熟語7~

問 1 【青山学院大学 (理工) 2024】

My neighbor heard my friends (  ) “Happy Birthday to You” at my birthday party.

(1) sang (2) sung (3) sing (4) song

解答・解説

【解答】(3)

【解説】
「私の隣人は、誕生日パーティーで友達が誕生日の歌を歌うのを聞いた」という文で、知覚動詞(hear)の後に続く適切な動詞形を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・sing「歌う」(原形)(正解)
・sang(過去形)
・sung(過去分詞)
・song(名詞:歌)

(3) singが正解です。知覚動詞(see, hear, watch, feel など)の後に目的語と動作を表す場合、動詞は原形を使用します。

【和訳】
私の隣人は、誕生日パーティーで友達が誕生日の歌を歌うのを聞いた。

【補足】
知覚動詞の基本的な文型:
1. 知覚動詞 + 目的語 + 原形動詞
– I saw him run.
(彼が走るのを見た)

2. 知覚動詞 + 目的語 + 現在分詞
– I saw him running.
(彼が走っているのを見た)

※現在分詞を使うと、進行中の動作を強調します。

他の知覚動詞の例:
– watch(見る)
– notice(気づく)
– observe(観察する)
– listen to(聞く)

問2. 【青山学院大学 (理工) 2024】

She has been to Italy. So (  ).

(1) have I (2) I am (3) do I (4) am I

解答・解説

【解答】(1)

【解説】
「彼女はイタリアに行ったことがある。私もそうだ」という文で、現在完了形の付加疑問文の要領で同意を表す表現を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・have I「私もです」(現在完了の同意表現)(正解)
・I am(be動詞の通常語順)
・do I(一般動詞の同意表現)
・am I(be動詞の倒置)

(1) have Iが正解です。同意を表す付加文では、前文と同じ助動詞を使い、主語と助動詞を倒置させます。前文が現在完了形なので、”So have I”となります。

【和訳】
彼女はイタリアに行ったことがある。私もです。

【補足】
同意を表す表現の基本ルール:
1. 肯定文への同意
– So + 助動詞 + 主語
例:
– He can swim. So can I.
(彼は泳げます。私もです)
– She is happy. So am I.
(彼女は幸せです。私もです)

2. 否定文への同意
– Neither/Nor + 助動詞 + 主語
例:
– He can’t swim. Neither/Nor can I.
(彼は泳げません。私もです)
– She isn’t happy. Neither/Nor am I.
(彼女は幸せではありません。私もです)

助動詞の種類による例:
– do/does/did(一般動詞)
– is/am/are(be動詞)
– have/has(現在完了)
– will(未来)
– can/could(能力)
など

問3. 【青山学院大学 (理工) 2024】

The house inspection has been postponed until next month (  ) that the water work can be completed.

(1) also (2) so (3) than (4) when

解答・解説

【解答】(2)

【解説】
「水道工事が完了できるように、家の検査は来月まで延期された」という文で、目的を表す接続詞を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・so「~するために」(目的)(正解)
・also「~もまた」(付加)
・than「~より」(比較)
・when「~の時」(時)

(2) soが正解です。”so that”は「~できるように、~するために」という目的を表す接続詞として使用されます。

【和訳】
水道工事が完了できるように、家の検査は来月まで延期された。

【補足】
目的を表す表現:
1. so that + 主語 + can/could/will/would
– I left early so that I could catch the last train.
(最終電車に間に合うように、私は早く出発した)

2. in order to + 動詞の原形
– He studied hard in order to pass the exam.
(試験に合格するために、彼は一生懸命勉強した)

3. to + 動詞の原形
– I went to the store to buy some milk.
(牛乳を買うために店に行った)

“so that”の特徴:
– 主節と従属節の両方に主語が必要
– 可能性を表すcan/could、意思を表すwill/wouldなどの助動詞とよく使われる
– 否定の場合は、so that + 主語 + won’t/wouldn’t

例:
– We saved money so that we could buy a house.
(家を買えるようにお金を貯めた)
– He spoke slowly so that everyone could understand.
(皆が理解できるように、彼はゆっくり話した)

問4. 【青山学院大学 (理工) 2024】

No one is allowed to enter the laboratory (  ) protective glasses.

(1) following (2) regarding (3) unless (4) without

解答・解説

【解答】(4)

【解説】
「保護メガネなしでは誰も実験室に入ることを許可されていない」という文で、「~なしで」という意味を表す前置詞を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・without「~なしで」(正解)
・following「~に続いて」
・regarding「~に関して」
・unless「~でなければ」(接続詞)

(4) withoutが正解です。withoutは「~なしで」という意味を表す前置詞で、この文脈では必要な装備がない状態を示します。

【和訳】
保護メガネなしでは誰も実験室に入ることを許可されていない。

【補足】
withoutの用法:
1. 物や事の欠如
– without money(お金なしで)
– without help(助けなしで)

2. 否定の状態
– without thinking(考えずに)
– without stopping(止まらずに)

類似表現:
– with「~を持って、~と共に」(withoutの反対)
– unless「~でなければ」(条件を表す接続詞)
– except for「~を除いて」
– in the absence of「~がない状態で」

文中でのwithoutの位置:
1. 名詞の前
– He went out without an umbrella.
(彼は傘なしで出かけた)

2. 動名詞の前
– She left without saying goodbye.
(彼女は別れを告げずに去った)

これらの表現は、何かが欠如している状態や条件を表現する際に使用されます。

問5. 【青山学院大学 (理工) 2024】

The shop is located on King Street, directly (  ) the city hall.

(1) opposite (2) among (3) apart (4) on

解答・解説

【解答】(1)

【解説】
「その店は市役所のちょうど向かいのキングストリートにある」という文で、位置関係を表す適切な前置詞を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・opposite「向かいに」(正解)
・among「~の間に」
・apart「離れて」
・on「~の上に」

(1) oppositeが正解です。oppositeは「~の向かいに」という意置関係を表す前置詞として使用されます。

【和訳】
その店は市役所のちょうど向かいのキングストリートにある。

【補足】
位置関係を表す前置詞:
1. opposite
– The bank is opposite the post office.
(銀行は郵便局の向かいにある)

2. next to / beside(隣接)
– The restaurant is next to the hotel.
(レストランはホテルの隣にある)

3. between(2つの間)
– The school is between the park and the library.
(学校は公園と図書館の間にある)

4. among(3つ以上の間)
– The house is among the trees.
(家は木々の間にある)

oppositeの他の用法:
1. 形容詞として
– They sat on opposite sides of the table.
(彼らはテーブルの反対側に座った)

2. 名詞として
– Success and failure are opposites.
(成功と失敗は正反対だ)

場所を示す他の表現:
– across from(向かいに)
– facing(向かい合って)
– in front of(前に)
– behind(後ろに)

これらの表現は、物や場所の相対的な位置関係を正確に示すために使用されます。