今日の大学入試英語問題

【今日の大学入試英語問題 <10回目>】~文法・語法・熟語4~

問 1 【青山学院大学 (社会情報) 2024】

The government plans to scrap the health insurance cards by integrating them into the My Number ID system.

(1) abolish (2) disrupt (3) enforce (4) restrain

解答・解説

【解答】(1)

【解説】
「政府はマイナンバーIDシステムに統合することで健康保険証を<scrap(廃止する)>計画だ」という文で、scrapと同じ意味で置き換えられる語を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・abolish「廃止する、撤廃する」(scrapと同意)
・disrupt「混乱させる、妨害する」
・enforce「施行する、強制する」
・restrain「抑制する、制限する」

(1) abolishが正解です。scrapは「廃止する、取り除く」という意味で、abolishが最も近い意味を持ちます。

【和訳】
政府はマイナンバーIDシステムに統合することで健康保険証を廃止する計画だ。

【補足】
scrap/abolishの類義語:
– eliminate
– discontinue
– terminate
– do away with

これらの動詞は、制度やシステムを完全に終了させる、廃止するという意味で使用されます。特に政策や制度の廃止を表現する際によく使われます。

問2. 【青山学院大学 (社会情報) 2024】

The suspect is allegedly involved in the incident that occurred last week.

(1) evidently (2) inevitably (3) intentionally (4) supposedly

解答・解説

【解答】(4)

【解説】
「容疑者は先週発生した事件に<allegedly(申し立てによれば)>関与している」という文で、allegedlyと同じ意味で置き換えられる語を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・supposedly「~とされる、伝えられるところでは」(allegedlyと同意)
・evidently「明らかに」
・inevitably「必然的に」
・intentionally「意図的に」

(4) supposedlyが正解です。allegedlyは「(確実ではないが)~と言われている、申し立てによれば」という意味で、supposedlyが最も近い意味を持ちます。

【和訳】
容疑者は先週発生した事件に関与しているとされている。

【補足】
allegedly/supposedlyの特徴:
– 事実かどうか確認されていない情報を伝える際に使用
– 特に報道や法的な文脈でよく使用される
– 伝聞や推測を表現する

類似表現:
– reportedly(報道によれば)
– apparently(~らしい)
– it is said that…(~と言われている)

問3. 【青山学院大学 (社会情報) 2024】

You may well decisively refuse such an insulting offer.

(1) adequately (2) cruelly (3) firmly (4) perpetually

解答・解説

【解答】(3)

【解説】
「そのような侮辱的な申し出を<decisively(断固として)>断るのも当然だ」という文で、decisivelyCと同じ意味で置き換えられる語を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・firmly「断固として、しっかりと」(decisivelyCと同意)
・adequately「適切に」
・cruelly「残酷に」
・perpetually「永久に」

(3) firmlyが正解です。decisivelyは「断固として、明確に」という意味で、firmlyが最も近い意味を持ちます。

【和訳】
そのような侮辱的な申し出を断固として断るのも当然だ。

【補足】
decisively/firmlyの類義語:
– resolutely
– determinedly
– strongly
– definitely

これらの副詞は、特に意思決定や態度表明が明確で強い場合に使用されます。
“may well” は「~するのも当然だ」という意味の慣用表現です。

問4. 【青山学院大学 (社会情報) 2024】

The new traffic regulation took effect last month.

(1) came in handy (2) came into force (3) came to light (4) came true

解答・解説

【解答】(2)

【解説】
「新しい交通規制が先月<took effect(施行された)>」という文で、took effectと同じ意味で置き換えられる慣用句を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・came into force「施行される、発効する」(took effectと同意)
・came in handy「役立つ」
・came to light「明らかになる」
・came true「実現する」

(2) came into forceが正解です。took effectは「(法律などが)効力を持つ、施行される」という意味で、came into forceが同じ意味を持ちます。

【和訳】
新しい交通規制が先月施行された。

【補足】
法律や規則の施行を表す表現:
– take effect
– come into force
– come into effect
– become effective
– go into effect

その他の”come”を使う重要な慣用句:
– come in handy(役立つ)
– come to light(明らかになる)
– come true(実現する)
– come about(起こる)
– come across(出会う、見つける)

問5. 【青山学院大学 (社会情報) 2024】

As many as two thousand people died due to the earthquake.

(1) No less than (2) No more than (3) Not so many as (4) Not more than

解答・解説

【解答】(1)

【解説】
「<As many as(実に)>2000人が地震で亡くなった」という文で、”As many as”と同じ意味で置き換えられる表現を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・No less than「実に~もの」(As many asと同意)
・No more than「たった~だけ」(最大限を示す)
・Not so many as「~ほど多くはない」
・Not more than「~以下」

(1) No less thanが正解です。As many asは「実に~もの」という意味で、数が予想以上に多いことを強調する表現です。No less thanも同様の意味を持ちます。

【和訳】
実に2000人もの人々が地震で亡くなった。

【補足】
数量を強調する表現:
– As many as / No less than(驚くほど多い)
– As much as(金額や量が驚くほど多い)
例:
– As many as 100 students failed the exam.
(実に100人もの学生が試験に失敗した)
– No less than $1,000 was spent.
(実に1000ドルもの金額が使われた)