問 1 【学習院大学(文・理)2024】
A: So, what do you think about this new plan, Peter?
B: ( ), in my opinion, our original idea was much better.
(イ) Great (ロ) Then (ハ) Therefore (ニ) Well
【正解】(ニ)
◆会話と選択肢の訳
A:それで、この新しい計画についてどう思う、ピーター?
B:そうですね、私の意見では、元のアイデアの方がずっと良かったと思います。
(イ) 素晴らしい
(ロ) それでは
(ハ) したがって
(ニ) そうですね
【解説】
この会話では、Bが新しい計画について否定的な意見を述べる前に、緩衝表現(話を和らげる言葉)を使っています。「Well」は意見を述べる前の前置きとしてよく使われ、特に否定的な意見を述べる際にクッション言葉として機能します。よって(ニ)が正解です。他の選択肢は以下の理由で不適切です:
– Greatは「素晴らしい」という肯定的な表現で、否定的な意見の前置きには合いません
– Thenは「それでは」という結論を導く表現で、意見を述べる前の緩衝表現としては不自然です
– Thereforeは「したがって」という論理的結論を導く表現で、この文脈では適切ではありません
【ボキャブラリーチェック】
☆ original:元の、最初の
☆ idea:アイデア
☆ much better:ずっと良い
☆ Well:(談話標識として)そうですね、えーと
問2. 【学習院大学(文・理)2024】
A: Could I have a look ( ) your notes?
B: Of course. I’ll give them to you tomorrow.
(イ) after (ロ) on (ハ) through (ニ) under
【正解】(ハ)
◆会話と選択肢の訳
A:ノートを見せてもらえますか?
B:もちろん。明日渡すよ。
(イ) 〜の後で
(ロ) 〜の上に
(ハ) 〜を通して、目を通す
(ニ) 〜の下に
【解説】
この会話では、「have a look through」(目を通す)という慣用表現が使われています。ノートを確認したり読んだりする時によく使われる表現で、(ハ) throughが正解です。「have a look through」は「ざっと目を通す」「確認する」という意味です。他の選択肢は以下の理由で不適切です:
– afterは「〜の後で」という意味で、「見る」という動作との組み合わせでは使えません
– onは「〜の上に」という意味で、この表現には適しません
– underは「〜の下に」という意味で、文脈に合いません
【ボキャブラリーチェック】
☆ Could I…?:〜してもいいですか(丁寧な依頼)
☆ have a look:見る
☆ notes:ノート、メモ
☆ of course:もちろん
☆ have a look through:(資料などに)目を通す
問3. 【学習院大学(文・理)2024】
A: So, what did you do at the weekend?
B: Oh, ( ), nothing special. I just worked on Saturday and stayed at home on Sunday.
(イ) by the way (ロ) in case (ハ) I see (ニ) you know
【正解】(ニ)
◆会話と選択肢の訳
友人同士で
A:それで、週末は何をしたの?
B:ああ、その、特に何もないんだ。土曜は仕事で、日曜は家にいただけ。
(イ) ところで
(ロ) もしもの場合は
(ハ) なるほど
(ニ) その、あのね(話を和らげる表現)
【解説】
この会話では、Bが特に面白い話題がないことを伝える際に、「you know」という話を和らげる表現(フィラー)を使っています。「you know」は会話をスムーズにしたり、casual(くだけた)な雰囲気を作る時によく使われます。よって(ニ)が正解です。他の選択肢は以下の理由で不適切です:
– by the wayは「ところで」という話題転換の表現で、質問への返答には適しません
– in caseは「もしもの場合は」という仮定を示す表現で、この文脈では不自然です
– I seeは「なるほど」という理解を示す表現で、自分の行動を説明する際には使えません
【ボキャブラリーチェック】
☆ weekend:週末
☆ nothing special:特に何も(ない)
☆ worked:働いた
☆ stayed:滞在した、いた
☆ you know:その、あのね(会話を和らげる表現)
問4. 【学習院大学(文・理)2024】
A: Can I book a haircut for tomorrow morning?
B: I’m a little busy tomorrow, but I can probably ( ) you in if it’s before 10 am.
(イ) fit (ロ) help (ハ) make (ニ) try
【正解】(イ)
◆会話と選択肢の訳
美容師と客の会話
A:明日の朝、散髪の予約ができますか?
B:明日は少し忙しいんですが、午前10時前でしたら何とか時間を作れると思います。
(イ) 入れる、調整する
(ロ) 手伝う
(ハ) 作る
(ニ) 試みる
【解説】
この会話では、「fit someone in」(誰かの予約を入れる、スケジュールに組み込む)という慣用表現が使われています。予約やスケジュール調整の文脈でよく使われ、特に混んでいる中で時間を作る場合によく使われます。よって(イ)が正解です。他の選択肢は以下の理由で不適切です:
– helpは「手伝う」という意味で、予約を入れる文脈では使いません
– makeは「作る」という意味ですが、この慣用表現では使えません
– tryは「試みる」という意味で、確実な予約の文脈には適しません
【ボキャブラリーチェック】
☆ book:予約する
☆ haircut:散髪
☆ fit someone in:(予定に)入れる
問5. 【学習院大学(文・理)2024】
A: My mum wants me to study abroad, but I don’t want to. Do you think I should?
B: Yes, do it! You never ( ), you might really enjoy it.
(イ) believe (ロ) guess (ハ) know (ニ) understand
【正解】(ハ)
◆会話と選択肢の訳
A:母が留学してほしがってるんだけど、僕は行きたくないんだ。行くべきだと思う?
B:うん、行くべきよ!やってみないとわからないよ、すごく楽しめるかもしれない。
(イ) 信じる
(ロ) 推測する
(ハ) 知る
(ニ) 理解する
【解説】
この会話では、「you never know」(やってみないとわからない)という慣用表現が使われています。何かを試してみることを勧める際によく使われる表現で、「思いがけない良い結果になるかもしれない」というニュアンスを含みます。よって(ハ)が正解です。他の選択肢は以下の理由で不適切です:
– believeは「信じる」という意味で、この慣用表現には使えません
– guessは「推測する」という意味で、この文脈では不自然です
– understandは「理解する」という意味で、この表現には適しません
【ボキャブラリーチェック】
☆ study abroad:留学する
☆ might:〜かもしれない
☆ you never know:やってみないとわからない