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★英会話表現 “Throw shade”の意味や使い方は?★

原田英語マン
原田英語マン
「原田高志の大学受験お役立ち英語コラム」では、毎回大学受験英語や英語学習に役立つ情報を、楽しくご紹介していきます!一緒に”英語楽習”しちゃいましょう!

【英会話表現】「Throw shade」の意味と使い方

英語を学ぶ上で、ネイティブスピーカーがよく使うイディオムを理解することは非常に重要ですよね。今回は、アメリカで非常によく使われている「Throw shade」という表現について、わかりやすく解説していきます。

Throw shade」は直訳すると、「影を投げかける」という意味になります。でも、実はこの表現には、「(皮肉や批判を込めて)相手をディスる」というニュアンスが込められているのです。つまり、言葉巧みに相手の欠点を指摘したり、間接的に相手を非難したりすることを意味しているわけですね。

例えば、友人同士でファッションについて話している時に、

“Did you see what she was wearing last night? That dress was so last season. She was totally throwing shade at the fashion industry.”


と言えば、

「昨夜の彼女の服、見た?そのドレスは去年流行ったやつだよね。まるでファッション業界に喧嘩を売ってるみたいだったわ」

と、相手のファッションセンスを皮肉っぽく批判していることを伝えられます。また、芸能人同士のバトルに関する記事で、

“The two celebrities have been throwing shade at each other on social media for weeks now. Their fans are eagerly waiting to see who will come out on top.”

と書かれていれば、

「その2人の有名人は、ここ数週間ソーシャルメディア上で互いをディスり合っているんだ。ファンはどちらが勝つか楽しみにしている」

という状況を表現できます。

ちなみに、この表現の起源は1980年代のアメリカのドラッグ・クイーンの文化に由来すると言われています。ドラッグ・クイーン同士が、ライバルを言葉で挑発し合うパフォーマンスをしていたことから、徐々に一般にも使われるようになったのだと言われています。

近年では、「Throw shade」という表現は、特にソーシャルメディア上での口論や芸能人同士の論争を表現する際によく使われています。SNSでの意見の対立を目にした時や、友人同士で軽い冗談を言い合う時は、ぜひこの表現を使ってみてください。ネイティブスピーカーとの会話が、より自然で楽しいものになるはずです。

以上、「Throw shade」の意味と使い方について詳しく解説してきました。アメリカの若者の間では非常にポピュラーな表現ですが、日本ではあまり知られていないかもしれませんね。でも、英語圏の人々とのコミュニケーションを円滑にするためには、このようなトレンド表現を抑えておくことが大切です。

英語学習において大切なのは、教科書の表現だけでなく、ネイティブがよく使う最新のフレーズにもアンテナを張っておくことです。そうすることで、生きた英語表現を身につけることができます。「Throw shade」のように、ちょっとスラングっぽい表現にも挑戦してみてください。きっと、英語でのコミュニケーションがより楽しくなるはずです。Let’s keep our finger on the pulse of the ever-evolving English language together!

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