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【sober curious】ソバーキュリアスの意味や使い方は? 最新の時事英語&英単語を深堀り!~音声つき~<時事英語・ニュース英単語一覧>

【sober curious】

‘I know my limit’: how gen Z became Britain’s ‘sober-curious’ generation
「『自分の限界は分かっている』:ジェネレーションZはいかにして英国の『ソーバー・キュリアス』世代になったか」

According to Drinkaware, a charity dedicated to alcohol education, young adults are currently the most likely demographic to abstain from alcohol, with a staggering 28% reporting no alcohol consumption. In contrast, older adults are the least likely to avoid alcohol, at 15%.
「アルコール教育に取り組む慈善団体Drinkwareによると、若者は現在、アルコールを控える可能性が最も高い層で、実に28%がアルコールを全く消費していないと報告している。対照的に、高齢者はアルコールを避ける可能性が最も低く、15%にとどまる。」

【出典】 2024年4月28日 The Guardianニュース
‘I know my limit’: how gen Z became Britain’s ‘sober-curious’ generation

<<sober curiousとは?>>

⇒「禁酒に興味がある、酒を控えめにしたい」
完全な禁酒ではないが、健康や様々な理由からアルコール消費を減らすことに関心を持つこと。

<<sober curiousを使った例文チェック>>

☆ As part of the sober curious movement, many young people are exploring the benefits of reducing their alcohol intake.
「ソバー・キュリアス運動の一環として、多くの若者がアルコール摂取量を減らすことの利点を模索している。」


☆ Being sober curious doesn’t necessarily mean giving up alcohol entirely, but rather being mindful of one’s drinking habits.
「ソバー・キュリアスであることは、必ずしもアルコールを完全にやめることを意味するのではなく、自分の飲酒習慣に注意を払うことを意味する。」

<<原ちゃんの単語深堀りコラム>>

sober curiousは、soberとcuriousを組み合わせた比較的新しい表現です。soberは「酔っていない、禁酒の」、curiousは「好奇心旺盛な」という意味。つまり、完全な禁酒ではないものの、アルコール消費を控えることに興味を持つ人を指します。

記事では、慈善団体Drinkwareの調査で、若者の28%がアルコールを全く消費していないのに対し、高齢者では15%にとどまることが示されました。この数字は、若い世代を中心に、アルコール消費を控えるsober curiousな傾向が広がっていることを裏付けています。

sober curiousの背景には、健康志向の高まりや、アルコールに頼らない社交の模索などがあります。また、アルコールの弊害への理解が若者に浸透してきたことも一因と言えるでしょう。sober curiousは禁酒を強要するのではなく、個人の選択を尊重しつつ、アルコールとの付き合い方を見直すライフスタイルを提案しています。

記事のタイトルが示すように、ジェネレーションZを中心とした若者がsober curiousに関心を寄せる傾向は、英国における飲酒文化の変化を象徴しています。健康的で意識的な生活を志向する彼らの姿勢は、sober curiousというキーワードに集約されていると言えるでしょう。