Q:写真撮影時の掛け声「ハイ、チーズ」を世界各国の言葉で表現するとどうなりますか?なぜ「ハイチーズ」っていうの?由来も教えてください!
A:各国で写真を撮るときに使われる掛け声について、分かりやすくまとめます!
英語圏
英語圏では、「Say cheese!」(セイ チーズ)が最も一般的です。この表現が選ばれた理由は、「cheese」と発音する際に口角が自然と上がり、笑顔になるからです。しかし、英語圏でも他の表現も使われています。
– 「Smile!」(スマイル)
– 「Watch the birdie!」(ウォッチ ザ バーディ):小鳥を見て!という意味
– 「Whiskey!」(ウィスキー):特にアメリカで使用
アジア圏
アジアの国々では、それぞれの文化や言語に合わせた独自の表現があります。
1. 中国:「茄子」(チエズ)
– 発音が英語の「cheese」に似ています。
– 「一、二、三、茄子!」(イー、アル、サン、チエズ)とカウントダウンすることも。
2. 韓国:「김치」(キムチ)
– 最近では「하나, 둘, 셋」(ハナ、ドゥル、セッ):1、2、3のカウントダウンも一般的。
3. 日本:「はい、チーズ!」
– 1963年の雪印乳業のCMがきっかけで広まりました。
4. タイ:「หนึ่ง สอง สาม」(ヌーン、ソーン、サーム):1、2、3のカウント
ヨーロッパ
ヨーロッパの国々では、食べ物や動物の名前を使った表現が多いです。
1. フランス:「Ouistiti!」(ウィスティティ)
– マーモセットという小型のサルの名前です。
– 「Cui Cui」(キュイキュイ):小鳥の鳴き声を表す表現も。
2. ドイツ:「Käse!」(ケーゼ):チーズの意味
– 「Spaghetti!」(シュパゲッティ)や「Ameisenscheisse!」(アーマイゼンシャイセ:蟻のうんちの意味)も使われます。
3. スペイン:「Patata!」(パタタ):じゃがいもの意味
– 「Di patata!」(ディ パタタ):じゃがいもと言って!という表現も。
4. イタリア:「Sorridi!」(ソッリーディ):笑って!という意味
その他の国々
1. ブラジル:「X」(シース)
– ポルトガル語でXの発音が英語の「cheese」に似ています。
2. アルゼンチン:「Whisky!」(ウィスキー)
3. インド:「Paneer!」(パニール):チーズの一種
4. イスラエル:「תגידו צ’יז」(タギドゥ チーズ):チーズと言って!の意味
☆ 文化的な違いと共通点
世界各国の表現を見ると、いくつかの共通点と違いが見えてきます!
1. 発音の重要性
多くの国で、口角が上がるような発音の言葉が選ばれています。例えば、「チーズ」「キムチ」「パタタ」など、「イー」や「アー」の音が含まれる言葉が多いです。
2. 食べ物の名前
チーズ、キムチ、じゃがいもなど、食べ物の名前を使う国が多いです。これは、おいしいものを想像すると自然と笑顔になるという心理効果を利用しているのかもしれません。
3. 数字のカウントダウン
特にアジア圏では、1、2、3とカウントダウンする方法が人気です。これは、被写体に心の準備をさせる効果があります。
4. 動物や擬音語
フランスの「ウィスティティ」(サルの名前)や「キュイキュイ」(小鳥の鳴き声)のように、かわいらしい動物や音を使う国もあります。これは特に子どもの注意を引くのに効果的です。
【まとめ】
「ハイ、チーズ」という表現は、世界中で様々な形で存在しています。それぞれの国の文化や言語の特性を反映しながら、共通して「自然な笑顔を引き出す」という目的を持っています。
写真撮影は世界共通の文化となっていますが、その細かい習慣は国によって異なります。これらの違いを知ることで、国際交流の場面で話題作りにも使えますし、外国人と写真を撮る際にはその国の言葉で声をかけてみるのも面白いでしょう!
言語や文化の違いを超えて、人々が笑顔で写真に収まるという行為は、世界中で共通しているのです。これからの国際化社会では、こういった細かい文化の違いを理解し、尊重し合うことがますます重要になってくるでしょう。
皆さんも、機会があれば世界のさまざまな「ハイ、チーズ」を試してみてはいかがでしょうか?きっと、新しい発見や楽しい思い出作りにつながるはずです!!