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【英文速読トレーニング4】”The Impact of Technology on Human Communication”「テクノロジーがコミュニケーションに与える影響」

原田英語マン
原田英語マン
このコーナーは、みなさんの英語の速読力を鍛え上げるコーナーです。毎回大学受験に頻出のトピックの英文と問題を掲載します。大学入学共通テストでは、150wpm (words per minute)必要と言われています。ストップウォッチ片手に、速読トレーニングに勤しみましょう!

【WPMの測定手順】

1. 読む前に設問を確認する
2. 時計(ストップウォッチ)を見ながら、英文を最初から最後まで読み、かかった秒数を記録する
3. 設問に解答する
4. 答え合わせをして正解数を確認する

以下の計算式でWPMを算出する

WPM = 語数 ÷ 読むのにかかった秒数 × 60 × 正解数 ÷ 設問数

※読んだ内容の理解を測定せずただ英文を読むスピードをチェックしたい場合は、WPM = 語数 ÷ 読むのにかかった秒数 × 60 まででOK。

【練習問題】以下の英文をWPMの測定手順に従って読み進めてください。詳しいWPMの測定手順はこちらをご覧ください。

★英語読解力(英文速読力)を上げるカギはWPMにあり!WPMとは?自分のWPM (Words Per Minute)計算・測定方法は?RAPID READING METHOD★

<設問>

1.True or False: The passage suggests that technology has made communication more difficult.
2. True or False: According to the author, face-to-face conversations are becoming less common due to technology.
3. True or False: The author believes that technology can never replace the importance of in-person interactions.
4. True or False: The passage states that social media is the only way technology affects communication.
5. True or False: The author encourages finding a balance between using technology and engaging in face-to-face communication.

<英文>

The Impact of Technology on Human Communication

In recent years, technology has revolutionized the way we communicate. With the rise of smartphones, social media, and instant messaging, people can now connect with others across the globe at any time. While this has brought many benefits, such as increased accessibility and convenience, it has also raised concerns about the impact on face-to-face communication.

Some experts argue that the overuse of technology is leading to a decline in interpersonal skills. People may find it easier to send a text message or email rather than engage in a face-to-face conversation, which can lead to a lack of practice in reading body language, facial expressions, and other nonverbal cues. This can make it more challenging to build and maintain relationships in real life.

Moreover, the constant connection provided by technology can be both a blessing and a curse. While it allows us to stay in touch with loved ones who live far away, it can also create pressure to be available 24/7. This can lead to stress, anxiety, and a lack of work-life balance. It’s essential to set boundaries and take breaks from technology when needed.

However, it’s important to recognize that technology is not inherently bad. When used in moderation, it can enhance communication and bring people closer together. Video calls, for example, have made it possible for families and friends to see each other’s faces and share experiences, even when they can’t be in the same room.

The key is to find a balance between using technology and engaging in face-to-face interactions. Make an effort to put down your phone during meals or social gatherings, and prioritize in-person conversations whenever possible. By doing so, you can enjoy the benefits of technology without sacrificing the importance of human connection. (296語)


【全訳】

テクノロジーがコミュニケーションに与える影響

近年、テクノロジーはコミュニケーションの方法に革命をもたらしました。スマートフォン、ソーシャルメディア、インスタントメッセージングの台頭により、人々は今やいつでも世界中の人々とつながることができます。これにより、アクセシビリティや利便性の向上など多くのメリットがもたらされた一方で、対面コミュニケーションへの影響についての懸念も生まれています。

テクノロジーの過剰使用は対人スキルの低下につながっていると主張する専門家もいます。対面での会話よりもテキストメッセージやメールを送る方が簡単だと感じる人もいるかもしれませんが、それによってボディランゲージや表情、その他の非言語的なサインを読み取る練習が不足し、現実の世界で人間関係を築いたり維持したりすることがより難しくなる可能性があります。

さらに、テクノロジーがもたらす常時接続は、恵みであると同時に呪いにもなり得ます。遠く離れて暮らす大切な人々とつながっていられる一方で、24時間365日いつでも連絡可能でいなければならないというプレッシャーを生み出すこともあります。これはストレス、不安、ワークライフバランスの欠如につながる可能性があります。必要に応じて、テクノロジーから距離を置き、休息を取ることが大切です。

ただし、テクノロジー自体が本質的に悪いわけではないことを認識することが重要です。適度に使用すれば、コミュニケーションを向上させ、人々をより密接につなげることができます。例えば、ビデオ通話のおかげで、同じ部屋にいなくても、家族や友人がお互いの顔を見ながら体験を共有することが可能になりました。

重要なのは、テクノロジーの使用と対面でのコミュニケーションのバランスを取ることです。食事中や社交の場では携帯電話を置いておくよう心がけ、可能な限り直接の会話を優先しましょう。そうすることで、人とのつながりの重要性を犠牲にすることなく、テクノロジーの恩恵を享受することができるでしょう。

【答えと解説】

1.False – 本文では、テクノロジーがコミュニケーションを困難にしているとは示唆されていません。むしろ、テクノロジーの使い方次第だと述べられています。
2. True – 著者によると、テクノロジーの影響で対面での会話が減少傾向にあります。
3. False – 著者は、テクノロジーが適度に使用されれば、コミュニケーションを向上させ、人々をより密接につなげることができると信じています。
4. False – 本文では、ソーシャルメディアだけでなく、テキストメッセージ、メール、ビデオ通話など、様々な形でテクノロジーがコミュニケーションに影響を与えていると述べられています。
5. True – 著者は、テクノロジーの使用と対面でのコミュニケーションのバランスを取ることを推奨しています。

【頻出単語・イディオム】

・revolutionize: 革命を起こす
・instant messaging: インスタントメッセージング
・accessibility: アクセシビリティ
・interpersonal: 対人の
・body language: ボディランゲージ
・blessing and a curse: 恵みであると同時に呪い
・set boundaries: 境界線を設ける
・inherently: 本質的に
・in moderation: 適度に
・prioritize: 優先する
・human connection: 人とのつながり

【重要構文】

・”While A, B”: Aである一方で、B(AとBの対比)
・”not only A but also B”: Aだけでなく、Bも(AとBの並列)
・”The key is to do”: 重要なのは〜することである