最新ニュースで時事英語【音声つき】

【quiet quitting】意味や使い方は? 最新の時事英語&英単語を深堀り!~音声つき~<時事英語・ニュース英単語一覧>

quiet quitting

We need to talk about ‘quiet quitting’ and ‘loud quitting’. Of all the buzzy workplace trends doing the rounds, these two are making the most noise (see what we did there?) across the UK, rn.
「『quiet quitting』と『loud quitting』について話す必要があります。話題の職場トレンドの中でも、この2つは現在、英国で最も注目を集めています(言葉遊びが分かりますか?)。」

【出典】 2024年4月30日 Cosmopolitan UK
Quiet quitting vs loud quitting (and why you might want to avoid both)

<<quiet quittingとは?>>

⇒「静かに退職する、最低限の仕事しかしない」
仕事に対するエンゲージメントを下げ、必要最低限のことしかしないこと。実際に退職はしないが、心理的に仕事から離脱している状態。

<<quiet quittingを使った例文チェック>>

☆ Many employees are embracing the concept of quiet quitting, focusing on maintaining a healthy work-life balance rather than going above and beyond their job requirements.
「多くの従業員がquiet quittingのコンセプトを取り入れ、職務要件以上のことをするのではなく、健全なワークライフバランスの維持に重点を置いています。」


Quiet quitting has become a popular trend among younger generations who prioritize their mental health and personal life over dedicating excessive time and energy to their careers.
「若い世代の間では、キャリアに過度の時間とエネルギーを費やすよりも、メンタルヘルスと私生活を優先するquiet quittingが人気のトレンドになっています。」

<<原ちゃんの単語深堀りコラム>>

quiet quittingは、文字通り「静かに退職する」という意味ですが、実際に仕事を辞めるわけではありません。むしろ、仕事に対する熱意や積極性を失い、必要最低限のことしかしない状態を指します。

記事では、quiet quittingとloud quitting(大々的に退職する)が英国の職場で話題になっていると述べています。特にquiet quittingは、ワークライフバランスを重視し、仕事に過剰なエネルギーを費やすことを避ける若者の間で広がっているトレンドのようです。

quiet quittingの反意語は、記事でも触れられているように”going above and beyond”(求められる以上のことをする)でしょう。ただし、quiet quittingは単なる怠慢とは異なります。むしろ、仕事に対する不満や不公平感から、自分の心身の健康を守るための一種の自己防衛とも言えます。

エンゲージメントの低下は企業にとって大きな損失になる可能性がありますが、一方で従業員の立場に立って考えると、過度な仕事量や評価の低さに不満を感じるのは当然のことかもしれません。quiet quittingは、現代の職場における従業員と雇用主の関係性の変化を象徴するキーワードと言えるでしょう。