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【proxy forces】意味や使い方は? 最新の時事英語&英単語を深堀り!~音声つき~<時事英語・ニュース英単語一覧>

【proxy forces】

Israel awaits possible retaliatory attack from Iran and proxy forces

「イスラエルはイランと代理勢力からの報復攻撃の可能性を警戒」

【出典】 2024年4月13日 PBS NewsHour
Israel awaits possible retaliatory attack from Iran and proxy forces

<<proxy forcesの意味は?>>

⇒「代理勢力、代理部隊」
ある国家や勢力が、直接的な軍事介入を避けるために、他国の武装勢力を支援・利用して間接的に戦争を行うこと。その際に利用される現地の武装勢力のこと。

<<proxy forcesを使った例文チェック>>

☆ Iran has been accused of using proxy forces, such as Hezbollah, to extend its influence in the Middle East.
「イランは、ヒズボラなどの代理勢力を利用して中東での影響力を拡大していると非難されている。」


☆ The conflict in Syria has become a complex web of proxy forces, with various regional and global powers supporting different factions.
「シリア紛争は、様々な地域大国や世界大国がそれぞれ異なる派閥を支援する、複雑な代理勢力の網の目となっている。」

<<原ちゃんの単語深堀りコラム>>

proxy forcesは、ある国家や勢力が直接的な軍事介入を避けるために、他国の武装勢力を支援・利用して間接的に戦争を行う際に用いられる現地の武装勢力のことを指します。「代理戦争」を意味するproxy warにおいて、実際に戦闘を行う代理勢力の部隊という意味合いが強いです。

記事では、イスラエルがイランとその代理勢力(proxy forces)からの報復攻撃の可能性を警戒していると伝えています。イランは、レバノンのヒズボラやイエメンのフーシ派反政府勢力など、中東各地の武装勢力を支援。これらの代理勢力を通じて、イスラエルなどの敵対勢力に対する軍事的圧力を維持しているのです。

イランにとって、proxy forcesを利用することで、直接的な軍事衝突のリスクを避けつつ、地域での影響力を拡大することができます。一方で、イスラエルなどの対立国からすれば、イランの代理勢力の存在は大きな脅威となっています。今回の記事でも、イランの代理勢力からの「慎重に調整された攻撃」の可能性が指摘されており、緊張が高まっている様子がうかがえます。中東地域の複雑な対立構造を理解する上で、proxy forcesは重要なキーワードの一つと言えるでしょう。