Q:「彼女は口が軽い」を英語で言うと?
A:She can’t keep a secret. または She has a big mouth.です。
「口が軽い」は直訳で “light mouth” などとすると、全く通じません。これは日本語特有の慣用句なので、英語では別の表現を使う必要があります。
英語では、フォーマルな表現として「can’t keep a secret」(秘密を守れない)、くだけた表現として「have a big mouth」(おしゃべり)がよく使われます。特に注目したいのは、「big mouth」という表現です。直訳すると「大きな口」ですが、「よくしゃべる」「秘密を守れない」という意味で使われます。
「口が軽い」に対応する表現は他にもあります:
– be a blabbermouth(おしゃべりである)
– spill the beans(秘密を漏らす)
– let the cat out of the bag(秘密を暴露する)
– loose lips(お喋りな性格)
使用例:
– “Don’t tell her anything. She has a big mouth.”
(彼女には何も言わないで。口が軽いから)
– “I trusted him with my secret, but he spilled the beans.”
(秘密を打ち明けたのに、彼はペラペラ喋ってしまった)
特に「spill the beans」と「let the cat out of the bag」は面白い慣用句なので、覚えておくと会話が楽しくなります!
📚 **豆知識コーナー**
「spill the beans」(秘密を漏らす)という表現の起源には諸説あります。古代ギリシャで投票に豆を使用していた習慣に由来するという説や、豆の入った袋をこぼすように秘密が漏れ出るというイメージから来ているという説があります。一方、「let the cat out of the bag」(秘密を暴露する)は、18世紀のイギリスの市場で、子豚を売る際に騙して袋の中に猫を入れて販売していた詐欺から来ています。袋から猫が飛び出せば詐欺がバレてしまう…という意味から、秘密が暴露されることを表す慣用句となったんです。