Open Hearts -The Weeknd
I can hear the wind blow, even through the window
I can hear the whisper, even with my ears closed
All the silver and gold only made my skin cold
I told myself
I would never get old, then you pulled me in close
Oh, oh-oh, oh
窓を閉めていても 吹き抜ける風の音が聴こえる
耳を塞いでも あの囁きは消えてくれない
銀や金の輝きは ただこの肌を冷たくしていくだけ
「きっと 年なんて取らない」と 自分に言い聞かせていたのに
君がそっと 僕を引き寄せたそのとき
Oh, oh-oh, oh
Fallin’, angels call my name
But the things you say
Keeps me alive again
堕ちていくとき 天使が僕の名を呼ぶ
だけど 君の言葉だけが
もう一度 この命を支えてくれる
Where do I start?
When I open my heart?
It’s never easy
Fallin’ in love again
Cover my scars
When I open my arms
It’s never easy
Fallin’ in love again
Fallin’ in, fallin’ in love
It’s never easy
Fallin’ in love again
Fallin’ in, fallin’ in love
Fallin’ in love again
どこから 始めればいい?
心を開くとき
また恋に落ちるのは 決して簡単じゃないこの傷跡を隠そうとして
両腕を広げてみても
もう一度 恋へ堕ちるのは やっぱり難しい堕ちていく 堕ちていく 恋の深みへ
いつだって たやすくはないのに
また 恋に溺れてしまう堕ちていく 堕ちていく 愛の底へ
それでも 抗えずに
再び 恋に落ちていく
Trapped inside a limbo, watchin’ through a window
Of my soul
Sufferin’, I’ve been low, then I seen your halo
Oh, oh-oh, oh
宙ぶらりんの狭間に囚われて
自分の魂の窓越しに 世界を見つめていた
苦しみに沈んでいた僕の視界に
君の後光が ふいに差し込んだ
Oh, oh-oh, oh
Fallin’, angels call my name
But the things you say
Keeps me alive for another day
堕ちていくとき 天使が僕を呼ぶ
だけど 君の言葉がある限り
僕はもう一日 生き抜いていける
Where do I start?
When I open my heart?
It’s never easy
Fallin’ in love again
Cover my scars (cover my scars)
When I open my arms (open my arms)
It’s never easy
Fallin’ in love again (oh)
Fallin’ in, fallin’ in love
It’s never easy
Fallin’ in love again
Fallin’ in, fallin’ in love (oh)
Fallin’ in love again
どこから 始めればいい?
この心を解き放つたび
もう一度 恋へ落ちるのは 決して楽じゃない隠していた傷を覆うように(傷を覆うように)
両腕を差し出しても(両腕を差し出しても)
また 恋に堕ちるのは やっぱり難しい(ああ)それでも 落ちてしまう 落ちてしまう 愛の深みへ
こんなに 容易じゃないとわかっていても
何度でも 恋に溺れてしまう落ちてしまう 落ちてしまう (ああ)恋の底へ
苦しくても そこにしかない何かを求めて
再び 恋に落ちていく
【原ちゃんチェック】
『Open Hearts』は、カナダ出身のシンガーソングライターThe Weeknd(アベル・テスファイ)が手掛けた最新シングルで、2025年1月31日にリリースされました。この楽曲は彼の新作アルバム『Hurry Up Tomorrow』に収録され、これまでの「After Hours」や「Dawn FM」に続く、彼の音楽的進化の新たな一章として位置付けられています。
今回の『Open Hearts』は、The Weeknd自身に加え、名プロデューサーのMax MartinやOscar Holterが制作に参加し、エレクトロポップを基調とした未来感溢れるサウンドと洗練されたアレンジが特徴です。これまでのダークなイメージとは一線を画し、明るさとエネルギーを内包しながらも、彼らしい奥深い世界観が感じられる一曲に仕上がっています。
さらに注目すべきは、Appleとの画期的なコラボレーションです。『Open Hearts』は、Apple Vision Pro専用のApple Immersive Video技術を活用した体験型ミュージックビデオとして、2024年11月14日に先行公開されました。8K映像と空間オーディオが融合したこの映像は、都市の夜景を背景にシュールな映像美を展開。視聴者はまるで自らがその場にいるかのような没入感を味わうことができ、次世代の音楽体験を実感できます。
ミュージックビデオは、監督Anton Tammiの手によって180度のメディアフォーマットで撮影され、救急車で運ばれるThe Weekndが内面の悪魔と対峙するシーンが印象的です。映像のクライマックスでは、彼が「The End」として新たな姿へと生まれ変わるかのようなドラマティックな演出が施され、これまでのイメージを大胆に覆す新境地を示しています。
このように、『Open Hearts』は革新的な映像表現と独自のサウンドメイクが融合した、The Weekndならではの挑戦的な一曲です。次世代の音楽体験を先取りするその姿勢は、2025年の音楽シーンに新たな風を巻き起こすこと間違いなしです。
「Open Heartsの考察」
『Open Hearts』は、内面の孤独や過去の傷と向き合いながらも、再び愛に飛び込む困難さと、その苦しみを乗り越えた先にある救済と再生の力を描いています。窓越しの風や耳を塞いでも聞こえる囁き、冷たく染まる銀や金といった象徴は、物質的な煌びやかさがもたらす心の温もりの欠如を示し、一方で天使の呼びかけや君の後光が、絶望の中に差し込む希望と命の輝きを象徴しています。繰り返される「恋に落ちる」という行為は、古い傷を隠しながらも新たな愛に挑むことの難しさと、その過程で生まれる熱く切ない感情を際立たせ、最終的には愛が内面の闇を照らし、生きる力を与える存在であることをシンプルかつ力強く伝えています。