【military conscription】
The proposed national service scheme would not involve conscription, which legally obligates individuals to join the armed forces for a specified period. Instead, it would mandate 18-year-olds to complete a community program or enroll in a military training scheme for a 12-month tenure.
「提案されている国民奉仕制度には、一定期間軍隊に入隊することを法的に義務付ける徴兵制は含まれていない。その代わりに、18歳の若者に対し、12ヶ月間のコミュニティプログラムを修了するか、軍事訓練制度に登録することを義務付けるものである。」
【出典】 2024年5月26日 BBCニュース
Rishi Sunak’s Proposed National Service for 18-Year-Olds: A New Sense of Purpose or a Controversial Gimmick?
<<military conscriptionとは?>>
⇒「徴兵制」
国家が国民に対し、法律により一定期間の兵役に就くことを義務付ける制度。一般的に若年男性が対象となる。
<<military conscriptionを使った例文チェック>>
☆ Many countries have abolished military conscription in favor of professional volunteer armies.
「多くの国が徴兵制を廃止し、志願制の職業軍人による軍隊を採用している。」
☆ Opponents of military conscription argue that it violates individual freedom and can lead to social inequalities.
「徴兵制に反対する人々は、それが個人の自由を侵害し、社会的不平等を生むと主張している。」
<<military conscriptionの類語表現>>
☆ draft
⇒ draftは徴兵制の別表現で、特に米国で使われる言葉。軍隊に「徴募する」というニュアンスがある。
☆ compulsory military service
⇒ compulsory military serviceは「義務兵役」を意味し、徴兵制とほぼ同義。法律で義務付けられた兵役を指す。
☆ national service
⇒ national serviceは「国民奉仕制度」を指し、軍事訓練だけでなく社会奉仕活動なども含む。記事中のスナック首相の提案はこれに近い。
☆ selective service
⇒ selective serviceは「選抜徴兵制度」のこと。一定の基準で徴兵対象者を選抜する制度を指す。
<<原ちゃんの単語深堀りコラム>>
military conscriptionとは、国家が法律により国民(主に若年男性)に一定期間の兵役を義務付ける徴兵制度のことです。conscriptionは「徴発、徴用」という意味の言葉で、軍隊への強制的な入隊を指します。
記事では、スナック首相が提案する国民奉仕制度について、それが徴兵制(military conscription)ではないと明言しています。この制度では18歳の若者に12ヶ月間のコミュニティプログラムか軍事訓練への参加を義務付けますが、軍隊への入隊は強制されません。あくまで国民奉仕(national service)の一環という位置づけです。
ただし、軍事訓練が選択肢に含まれている以上、徴兵制の一種ではないかという批判もあるでしょう。徴兵制廃止を望む世論が根強い中、形を変えた徴兵制の復活と受け取られかねません。記事のタイトルが示唆するように、この制度が本当に若者に目的意識を与えるものなのか、それとも単なる人気取り策なのかは議論の的になりそうです。military conscriptionをめぐる是非が、改めて問われる可能性があります。