【読み方】
ミッド
【意味・使い方】
★ 「普通」「まあまあ」「微妙」「イマイチ」といった、良くも悪くもない中間的な評価を表す。
★ 特に若者の間で人気のスラングで、物事に対する無関心や冷めた態度を表現するのに使われる。
★ 形容詞として使用され、名詞の前や文末に置かれる。
★ 単独で返答として使うこともできる。
【ポイント解説】
“Mid”は”middle”(中間)の略語から派生したスラングです。このスラングは、特にZ世代(1990年代後半から2010年代前半生まれ)の間で広く使用されています。
“Mid”の特徴は、その曖昧さと多様性にあります。良くも悪くもない、特筆すべき点がない状態を表現するのに適しています。例えば、映画や音楽、食事の感想を求められた時に、特に印象に残るものがなかった場合に”mid”と答えることができます。
また、”mid”は単に中間を意味するだけでなく、話者の態度や期待値によって、やや否定的なニュアンスを帯びることもあります。期待していたものがそれほど良くなかった場合にも使用されます。
このスラングの人気は、現代の若者が物事に対して抱く冷めた態度や、過度の期待や興奮を避ける傾向を反映していると言えるでしょう。
【例文】
A: What do you think of this restaurant?
「このレストランどう思う?」
B: Mid. The food’s okay, but I’ve had better.
「ミッド。料理は悪くないけど、もっと美味しいところ知ってるよ。」