洋楽で英語学習!(翻訳・和訳・歌詞つき)

【洋楽の歌詞/和訳/意味】 Last Christmas / Wham!(ワム)のラスト・クリスマスで英語学習!スラング&Lyrics 曲解説

Last Christmas  -Wham

Last Christmas
去年のクリスマス

I gave you my heart
君に心 捧げたのに

But the very next day you gave it away
翌日には 投げ捨てられた

This year
今年こそは

To save me from tears
涙こらえて

I’ll give it to someone special
特別な人に 愛を贈ろう

Once bitten and twice shy
一度の傷に 臆病になった僕

I keep my distance
距離を置いても

But you still catch my eye
君の姿が目に焼きつく

Tell me baby
ねえ 覚えてる?

Do you recognize me?
僕のことを

Well, it’s been a year
一年経った今も

It doesn’t surprise me
驚きはしない

(Happy Christmas)
(メリークリスマス)

I wrapped it up and sent it
想いを包んで

With a note saying “I love you”
「愛してる」と添えて

I meant it
心を込めて贈ったのに

Now I know what a fool I’ve been
愚かだった僕

But if you kissed me now
でも今キスされたら

I know you’d fool me again
また魅了されてしまうだろう

A crowded room
人混みの中で

Friends with tired eyes
疲れきった友人たちと

I’m hiding from you
凍てつく君の心から 逃れるように

And your soul of ice
氷のような君の心から

My god I thought you were
ああ 神様 僕は信じてた

Someone to rely on
君こそが頼れる人だと

Me? I guess I was a shoulder to cry on
でも結局 僕は ただの涙を拭う存在だったんだね

A face on a lover with a fire in his heart
恋する人の瞳は 炎のように輝く

A man under cover but you tore me apart
隠していた本当の僕を 君は引き裂いた

Now I’ve found a real love you’ll never fool me again
今は本物の愛を見つけた もう騙されはしない

Last Christmas
去年のクリスマス

I gave you my heart
君に心 捧げたのに

But the very next day you gave it away
翌日には 投げ捨てられた

This year
今年こそは

To save me from tears
涙こらえて

I’ll give it to someone special
特別な人に 愛を贈ろう

Wham!の「Last Christmas」は、ポップミュージック史に輝く永遠の名曲です。1984年に発表されたこの曲は、ジョージ・マイケルが実家の子供部屋でたった一晩で書き上げたと言われています。

制作時のエピソードも興味深く、真夏の8月にもかかわらず、録音スタジオをクリスマスの装飾で彩り、季節感を出すために工夫を凝らしました。ジョージ・マイケルは、シンセサイザーやリズムマシンなど、ほぼ全ての演奏とプログラミングを自身で手がけました。

発売当時は、アフリカ支援のチャリティーソング「Do They Know It’s Christmas?」に阻まれ、全英チャート2位に留まりましたが、その後も毎年クリスマスシーズンになると世界中で再生され続け、ついに2021年、ジョージ・マイケルの死後に悲願の全英1位を獲得しました。

日本での人気も特筆すべきもので、1988年のCDシングルリリース以降、10年連続でオリコン年間シングルランキングのトップ100入りを果たしました。特に80年代後半のスキーブームと重なり、ゲレンデの定番曲として親しまれました。

ミュージックビデオはスイスのリゾート地サースフェーで撮影され、雪山を背景に80年代ファッションが映える印象的な映像となっています。35周年を記念して4Kにレストアされ、現代の視聴者にも新鮮な感動を届けています。

表面上は明るく軽快なメロディーでありながら、失恋の痛みと新しい恋への希望という普遍的なテーマを歌い上げた本曲は、40年近く経った今でも色褪せることなく、世界中の人々の心を魅了し続けています。数多くのアーティストによってカバーされ、2019年には同名の映画も制作されるなど、その影響力は今なお健在です。

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