英検準2級プラス英文要約

【英検準2級プラス要約問題対策講座】英検準2級プラス要約問題サンプル予想練習問題集【5】(解答・解説つき)

原田英語マン
原田英語マン
2025年度第1回の英検から新設された準2級プラスのライティングセクション「要約問題」予想問題を解答・解説つきでご紹介します!

【要約問題サンプル5】

以下の英文を読んで, その内容を英語で要約し、解答欄に記入しなさい。

  • 語数の目安は25語~35語です。
  • 解答欄の外に書かれたものは採点されません。
  • 解答が英文の要約になっていないと判断された場合は、0点と採点されることがあります。

Many people are concerned about their health and try to eat better. They avoid sugary drinks, fried foods, and high-calorie snacks as part of a balanced diet.

Some prefer cooking meals at home using fresh ingredients to control portions and reduce fat or salt. Others look for healthier options at restaurants, such as salads or low-fat dishes.

However, adopting a healthy diet can be challenging. Busy schedules and convenience foods may lead to poor eating habits, and finding fresh ingredients is sometimes expensive or time-consuming.

【解答例】

Many people try to improve their diet by avoiding sugary or fried foods and cooking fresh meals. Yet, busy schedules and expensive ingredients can make it difficult to maintain healthy eating habits.

要約問題サンプルの日本語訳:

多くの人は健康を気にしており、食生活を改善しようとしています。彼らはバランスのとれた食事の一環として、糖分の多い飲み物や揚げ物、高カロリーなお菓子を避けようとします。

中には、脂肪や塩分を抑えるために、自宅で新鮮な食材を使って料理をすることを好む人もいます。また、レストランでもサラダや低脂肪のメニューなど、より健康的な選択肢を求める人もいます。

しかし、健康的な食生活を続けることは必ずしも簡単ではありません。忙しいスケジュールや手軽な加工食品に頼りがちになり、不健康な食習慣に陥るケースもあります。新鮮な食材を手に入れるのが高価だったり、時間がかかったりすることもあるのです。

解答例の訳:

多くの人々は糖分や揚げ物を避け、新鮮な食事を作ることで食生活を改善しようとしています。しかし、忙しい日々のスケジュールや高価な食材などが原因で、健康的な食習慣を続けるのは困難な場合があります。

解説・ポイント

  1. 時間配分の目安
工程 時間 行動内容
全体読解 1~2分 3段落で「健康志向→自炊や低脂肪選択→実際の困難(忙しさ・費用)」の流れを理解
キーワード抽出 1~2分 “healthy diet,” “avoid sugary drinks,” “fresh ingredients,” “busy schedules” などをメモ
要約文作成 4~5分 25~35語でメリット(健康志向)+問題点(忙しさ、コスト)を要約
語数調整 1~2分 スペルや文法ミスを修正し、25~35語に収める
  1. 7ステップ解法テクニック(おさらい)
    1. パッセージ構造
      • 健康志向の人が増加 → 具体的対策(自炊・ヘルシーメニュー) → 継続の難しさ(コスト・時間)
    2. 必須要素
      • トピック(Healthy eating)
      • メリット(avoiding unhealthy foods, fresh ingredients)
      • デメリット(cost, busy schedule)
    3. 言い換え表現
      • sugary → high-sugar / convenient foods → processed meals
    4. 対比接続
      • “However,” “Yet,” “Nevertheless,” などで問題点を提示
    5. 骨格作成
      • “Many aim for a balanced diet. However, … cost and time … hinder them.”
    6. 語数調整
      • 不要語を削り、足りなければ形容詞や副詞で補い 25~35語へ
    7. 最終チェック
      • 必要項目の網羅、語数、文法、スペルをもう一度確認

活用の仕方

  • 本番同様に時間を測って演習
    10分程度を目標に「読解 → メモ → 要約文作成 → チェック」のプロセスを繰り返し、慣れるようにしましょう。

  • 異なる語数パターンの練習
    25語、30語、35語など、語数を増減して書き分けることで、表現力や要点整理の力が向上します。

  • 言い換えや接続詞を活用
    回答後にあえて別の単語やフレーズで言い換える「リライト」を行うと、複数の言い回しを身につけられます。

  • ポイントは簡潔さと網羅性
    トピック・メリット・デメリット、もしくは導入・問題点・結論など、主要項目を落とさずに短い英文でまとめる習慣をつけることが重要です。