Holding space
【読み方】
ホールディング・スペース
【意味・使い方】
★ 他者や状況に対して、判断せずに、精神的・感情的に寄り添い、安全な空間を提供すること。
★ 相手の感情や経験を受け入れ、共感的に耳を傾けること。
★ 問題を解決しようとしたり、アドバイスを与えたりせずに、ただ存在することを意味する。
★ 2024年11月、映画「Wicked」のプレスジャンケットでのインタビューがきっかけで、インターネット上で急速に広まったスラング。
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【ポイント解説】
“Holding space”は、元々2015年頃からヒーリングや自己啓発の分野で使われ始めた言葉です。2024年11月、映画「Wicked」のインタビューで、ジャーナリストのTracy E Gilchristが俳優のCynthia ErivoとAriana Grandeに対して、ファンが楽曲「Defying Gravity」の歌詞に対して”holding space”していると伝えた際の反応が話題となり、インターネット上で急速に広まりました。
この言葉は、他者の感情や経験を受け入れ、判断せずに寄り添うことを意味します。相手を「修正」しようとしたり、問題を解決しようとしたりするのではなく、ただ存在し、共感的に耳を傾けることが重要です。
“Holding space”は、特にマイノリティや社会的に疎外されている人々にとって重要な概念となっています。例えば、「Wicked」の楽曲「Defying Gravity」の歌詞に対して”holding space”することは、その歌詞に込められた自己肯定や社会への挑戦のメッセージに深く共感し、それを自分の経験と結びつけて理解することを意味します。
【例文】
A: Did you see that Wicked interview? Everyone’s talking about “holding space” now.
「Wickedのインタビュー見た?今みんな”holding space”について話してるよ。」
B: Yeah, it’s gone viral! I guess we’re all learning how to be more present and supportive of each other.
「うん、バイラルになってるね!みんなお互いにもっと寄り添い、サポートし合う方法を学んでるんだと思う。」