【greenwashing】
Europe: UK FCA’s Anti-Greenwashing Rule and Guidance Come into Force on 31 May 2024
「欧州:英国FCAのグリーンウォッシング防止規則とガイダンスが2024年5月31日に施行」
The FCA’s new anti-greenwashing rule will come into force on 31 May 2024, along with its finalised guidance on the new rule and its interaction with the FCA’s existing rules on the naming and marketing of investment products with a sustainable focus.
「FCAの新しいグリーンウォッシング防止規則は、2024年5月31日に施行される。同時に、新規則に関する最終ガイダンスと、持続可能性に重点を置いた投資商品の命名とマーケティングに関するFCAの既存の規則との関係についても示される。」
【出典】 2024年5月18日 The National Law Review
Europe: UK FCA’s Anti-Greenwashing Rule and Guidance Come into Force on 31 May 2024
<<greenwashingとは?>>
⇒「グリーンウォッシング」
企業や組織が、実際には環境に配慮した取り組みをしていないにもかかわらず、環境に優しいイメージを与えるPRや広告活動を行うこと。
<<greenwashingを使った例文チェック>>
☆ Many companies engage in greenwashing by exaggerating their environmental efforts in their marketing campaigns.
「多くの企業がマーケティングキャンペーンで環境への取り組みを誇張することでグリーンウォッシングを行っている。」
☆ Consumers are becoming more aware of greenwashing and are demanding genuine sustainability practices from businesses.
「消費者はグリーンウォッシングに対する意識が高まっており、企業に本物の持続可能な取り組みを求めている。」
<<greenwashingの類語と使い分け>>
☆ green sheen
⇒ green sheenはgreenwashingの同義語であり、企業が環境に優しいイメージを装うことを意味します。
☆ eco-fraud
⇒ eco-fraudはgreenwashingの別表現であり、企業が環境保護を偽装する行為を指します。
☆ green marketing
⇒ green marketingは環境に配慮した商品のマーケティングを指しますが、実態が伴わない場合はgreenwashingになります。
☆ green PR
⇒ green PRは企業の環境保護活動を宣伝することですが、実際の取り組みが不十分ならgreenwashingと見なされます。
<<原ちゃんの単語深堀りコラム>>
greenwashingは、”green”(環境に優しい)と”whitewashing”(不都合な事実を覆い隠すこと)を組み合わせた造語です。企業が実際には環境保護に積極的でないのに、宣伝などで環境に配慮しているように見せかける行為を指します。
記事では、英国の金融行動監視機構(FCA)が、投資商品に関するグリーンウォッシングを防止するための新規則とガイダンスを2024年5月31日に施行すると報じています。持続可能な投資を謳う金融商品の実態を正確に伝えることを義務付け、消費者の誤解を招くグリーンウォッシングを取り締まる狙いがあります。
環境意識の高まりを受け、グリーンウォッシングは企業の信頼を損なう大きなリスクになっています。実態を伴わない “green” アピールは、むしろ企業イメージを傷つける逆効果になりかねません。記事のFCAの動きは、金融業界におけるグリーンウォッシング防止の重要性を示す一例と言えるでしょう。企業には、環境への取り組みを正直に伝え、実践することが求められています。