【forever chemicals】
The ‘forever chemicals’ in 99% of Americans
「99%のアメリカ人の体内に存在する『永遠の化学物質』」
Hundreds of everyday products are made with highly toxic fluorinated chemicals called PFAS. They build up in our bodies and never break down in the environment. Very small doses of PFAS have been linked to cancer, reproductive and immune system harm, and other diseases.
「毎日使う何百もの製品に、PFASと呼ばれる非常に有害なフッ素化合物が使われている。それらは体内に蓄積し、環境中で決して分解されない。ごく微量のPFASでも、がん、生殖機能や免疫系への悪影響、その他の疾患との関連が指摘されている。」
【出典】 2024年5月8日 New scientist
The ‘forever chemicals’ toxic to your health – and how to avoid them
<<forever chemicalsとは?>>
⇒「永遠の化学物質」
環境中で分解されにくく、半永久的に残留する化学物質のこと。特に、PFASと呼ばれるフッ素化合物を指す。
<<forever chemicalsを使った例文チェック>>
☆ The widespread use of forever chemicals in consumer products has led to their accumulation in the environment and human bodies.
「日用品での永遠の化学物質の広範な使用が、環境と人体へのそれらの蓄積を招いている。」
☆ Researchers are studying the potential health effects of exposure to forever chemicals, especially in vulnerable populations.
「研究者たちは、特に脆弱な集団における永遠の化学物質への曝露の潜在的な健康影響を調べている。」
<<原ちゃんの単語深堀りコラム>>
forever chemicalsとは、環境中で分解されにくく半永久的に残留する化学物質のことを指します。特に、PFASと呼ばれるフッ素化合物が代表的です。PFASは撥水性や耐熱性に優れるため、食品包装や調理器具、衣類など幅広い製品に使用されてきました。
しかし、PFASは環境中で分解されにくく、飲料水や食品を通じて体内に取り込まれると排出されにくいことが問題視されています。ごく微量でも健康に悪影響を及ぼす可能性が指摘されており、がんや免疫系の異常などとの関連が懸念されているのです。
記事では、99%のアメリカ人の体内からPFASが検出されていると警鐘を鳴らしています。PFASは日用品に広く使用されているため、ほとんどの人が知らず知らずのうちに曝露していると考えられます。環境中や体内に半永久的に残留するという性質から「永遠の化学物質(forever chemicals)」と呼ばれるようになりました。
PFASの健康影響については未知の部分が多く、研究が進められている段階です。ただ、予防原則の観点から、使用を制限する動きが各国で広がっています。日常生活に潜む「永遠の化学物質(forever chemicals)」のリスクを認識し、不要な曝露を避けることが肝要と言えるでしょう。