Japan’s Students Improve English Skills, Still Short of Gov’t Goals
A survey by Japan’s education ministry found that 50.0% of public junior high school students and 50.6% of high school students reached the government’s English proficiency targets last academic year. While an improvement, the percentages still fall short of the government’s goal of having 60% of students achieve these levels by 2027. (52 words)
日本語訳
「日本の生徒の英語力向上、政府目標にはまだ届かず」
文部科学省の調査によると、昨年度、公立中学生の50.0%、高校生の50.6%が政府の英語習熟度目標に到達した。改善はしているものの、2027年までに生徒の60%がこの水準に達するという政府目標にはまだ及ばない。
単語・熟語チェック
・improve 改善する、向上する
・skill 技能、能力
・short of ~に及ばない、~に達しない
・government 政府
・goal 目標
・proficiency 習熟、熟達
・target 目標、ターゲット
単語解説
・improve
⇒「改善する」「向上する」という意味の動詞。名詞形はimprovement。ここでは生徒の英語力が上がったという文脈で使われています。語源はラテン語のim-(中に)+pro(前に)+videre(見る)で、「前に見る」つまり「良くする」という意味が由来。
・proficiency
⇒「習熟」「熟達」という意味の名詞。形容詞はproficient。ここでは英語運用能力のレベルを指す言葉として使われています。語源はラテン語のpro-(前に)+facere(する)で、「前に進んでいる状態」という意味合いから「熟達」という意味が生まれました。
・short of
⇒「~に及ばない」「~に達しない」という意味のイディオム。fall short ofでもほぼ同じ意味になります。enough、necessary、expectationなどを続けて「十分でない」「必要なレベルに達していない」「期待に沿わない」などの意味を表します。
・target
⇒「目標」という意味の名詞で、動詞で使うと「目標とする」という意味になります。語源は古フランス語のtargete(小さな盾)で、これは「目標」を意味するようになりました。政府が掲げる具体的な数値目標などを指すことが多いです。
最新ニュース
2023年3月、日本の文部科学省は「第3期教育振興基本計画」を発表し、2027年度までに中学3年生の英語力を実用英語技能検定(英検)3級程度以上、高校3年生を英検準2級程度以上とする目標を設定しました。しかし、現状はこの目標に届いておらず、より効果的な英語教育の方法が模索されています。
原ちゃんチェック
グローバル化が進む中、英語力の向上は日本の教育における重要な課題の一つですね。政府目標に届いていないとはいえ、着実に力をつけている生徒が増えているのは喜ばしい傾向だと思います。
ただ、英語力の向上には単なる知識の詰め込みではなく、実際のコミュニケーションを通じた学びが欠かせません。ALTの活用など、生きた英語に触れる機会をさらに増やしていくことが大切でしょう。
また、大学入試における英語の位置づけについても、4技能をバランスよく評価する方向性が打ち出されています。受験のための勉強だけでなく、実社会で通用する英語力の育成により一層力を入れていく必要がありそうです。
英語は世界共通語としての地位を確立していますから、これからのグローバル人材の育成に向けて、教育現場の創意工夫に期待したいですね。英語を使いこなすスキルは、生徒たちの将来の可能性を大きく広げてくれるはずです。
関連URL
原田英語深堀りチェック
【英語教育に関する英語やイディオム20】
1. Have a good command of English [英語を自由自在に使いこなす] – To be able to use English fluently and effectively in various situations. (様々な状況で英語を流暢かつ効果的に使いこなせること。)
2. Be a quick study [物覚えが早い] – To learn and understand new concepts or skills quickly and easily. (新しい概念やスキルを素早く簡単に学び、理解すること。)
3. Learn the ropes [コツをつかむ、要領を得る] – To learn the basic skills and procedures required for a new job or activity. (新しい仕事や活動に必要な基本的なスキルや手順を学ぶこと。)
4. Put something into practice [学んだことを実践する] – To apply the knowledge or skills learned in a real-life situation. (学んだ知識やスキルを実生活の状況で応用すること。)
5. Get the hang of [~のコツをつかむ] – To become familiar with and understand how to do something. (何かをする方法に慣れ、理解すること。)
6. Practice makes perfect [練習は完璧をもたらす] – Emphasizing that regular practice is essential for mastering a skill, especially in language learning. (特に語学学習において、定期的な練習がスキルを習得するために不可欠であることを強調する。)
7. Brush up on [~を復習する] – To improve or refresh one’s knowledge or skills in a particular area. (特定の分野の知識やスキルを向上させたり、リフレッシュしたりすること。)
8. Have a way with words [言葉の才能がある] – To be skilled at using language effectively and persuasively. (言葉を効果的かつ説得力を持って使うのが上手であること。)
9. Break the ice [緊張をほぐす] – To initiate a conversation or social interaction, often in a friendly or humorous way. (しばしば友好的またはユーモラスな方法で、会話や社交的なやり取りを始めること。)
10. Speak off the cuff [即興で話す] – To speak without preparation or rehearsal, spontaneously. (準備や練習なしに、自発的に話すこと。)
11. Lost in translation [翻訳で意味が失われる] – When the meaning or nuance of a phrase is lost or altered during the translation process. (翻訳の過程で、フレーズの意味やニュアンスが失われたり、変更されたりすること。)
12. It’s all Greek to me [ちんぷんかんぷんだ] – When something is incomprehensible or difficult to understand, like a foreign language. (外国語のように、何かが理解できない、または理解するのが難しいこと。)
13. Let it sink in [じっくり考える] – To take time to fully understand or absorb new information. (新しい情報を完全に理解したり、吸収したりするのに時間をかけること。)
14. In a nutshell [簡潔に言えば] – A brief summary or condensed version of a longer explanation. (より長い説明の要約または凝縮版。)
15. Get to the point [要点を話す] – To express the main idea or primary message directly and concisely. (主要なアイデアや主要なメッセージを直接的かつ簡潔に表現すること。)
16. Beat around the bush [遠回しに言う] – To avoid directly addressing a subject or issue by being vague or evasive. (あいまいまたは回避的であることによって、主題や問題に直接取り組むことを避けること。)
17. Think on your feet [即座に考える] – To react and respond quickly and effectively to unexpected situations or questions. (予期しない状況や質問に素早く効果的に反応し、対応すること。)
18. A picture is worth a thousand words [百聞は一見に如かず] – Emphasizing that visual aids or demonstrations can often convey more information than verbal explanations. (視覚的な補助や実演は、言葉での説明よりも多くの情報を伝えることができることが多いことを強調する。)
19. Raise the bar [目標を高く設定する] – To set higher standards or expectations for performance or achievement. (パフォーマンスや達成度に対してより高い基準や期待を設定すること。)
20. Go the extra mile [追加の努力をする] – To make an additional effort beyond what is expected or required to achieve success. (成功を収めるために、期待されていること、または要求されていることを超えて追加の努力をすること。)