ラテン語略語の世界へようこそ!🌍✨
言語の魅力は、その歴史と豆知識にあります。今回は、学術論文でよく目にする略語の意味を楽しく理解していきましょう!
1. e.g.(Exempli Gratia)
まずは【e.g.】から。これはラテン語の “Exempli Gratia” を略したもので、「例えば」という意味です。面白いことに、日本人はよく【ex.】(example の略語)を使いますが、国際的には e.g. が主流です。覚え方は簡単! “E” を “Example” と関連づけるだけ!
使い方の例:
- Cats, e.g., lions and tigers, are carnivores.
(猫科の動物、例えばライオンやトラは肉食です。)
2. i.e.(Id Est)
次は【i.e.】です。ラテン語の “Id Est” の略語で、「すなわち」「言い換えると」という意味を持ちます。こちらの覚え方は、”I” を “In other words” の頭文字と結びつけましょう!
使い方の例:
- He is a polyglot, i.e., he speaks multiple languages.
(彼は多言語話者です。すなわち、複数の言語を話します。)
3. cf.(Confer)
次に紹介するのは【cf.】です。これはラテン語の “Confer” の略で、「参照せよ」「比較せよ」という意味です。論文を書く際には欠かせない表現ですね!
使い方の例:
- For more details, cf. Smith (2020).
(詳細については、スミス(2020)を参照せよ。)
4. viz.(Videlicet)
もう一つの略語は【viz.】です。”Videlicet” の略で、「すなわち」「具体的には」という意味です。学術的な文章で具体的な例や詳細を示す際によく使われます。
使い方の例:
- The chemical elements, viz., hydrogen and oxygen, are essential for water.
(化学元素、すなわち、水素と酸素は水に不可欠です。)
5. NB(Nota Bene)
【NB】は “Nota Bene” の略で、「特に注意せよ」という意味です。重要な情報を強調したいときに使います。
使い方の例:
- NB: The meeting has been rescheduled to Monday.
(特に注意せよ:会議は月曜日に変更されました。)
6. QED(Quod Erat Demonstrandum)
最後に紹介するのは【QED】です。”Quod Erat Demonstrandum” の略で、「証明終了」という意味です。数学や論理学の証明の最後に使われます。
使い方の例:
- Therefore, the hypothesis is true, QED.
(したがって、仮説は正しいことが証明された。証明終了。)
略語の歴史と豆知識
これらの略語にはそれぞれ興味深い歴史があります。
- e.g. は、辞書の用例を示す際にも使われます!
- i.e. は、ラテン語の “id est” が元で、古代ローマの法律用語だったそうです!
- cf. は、昔は “cf” とピリオドなしで表記されていたんだとか。
その他の略語
- viz. は、法的文書や哲学的テキストでよく見られます。
- NB は、古代ローマの書簡やメモで使われていました。
- QED は、ユークリッドの「原論」に由来します。
まとめ
ラテン語略語は長い歴史を持ち、それぞれに興味深い背景があります。これらを理解することで、学術的な文章をより深く楽しめるようになるでしょう!
言葉の世界は広大です。今日学んだ略語を使って、あなたも論文や文章に新しい彩りを加えてみてくださいね!