“The genie, once at the sultan’s beck and call, outsourced his wish-granting to a call center and took a vacation.”
「ジーニーは、かつてスルタンの言いなりだったが、願い事の叶える仕事をコールセンターに外注して休暇を取った。」
Be at one’s beck and call (idiom) – To be always ready to serve someone or respond to their requests, often immediately and without question.
⇒言いなりになる – 常に誰かの要求に応じてサービスを提供する準備ができていること、またはしばしば即座に、そして疑問を挟まずに応答すること。
Be at one’s beck and call の語源は、中世英語の「beck」、すなわち「合図」や「うなずき」という意味から来ており、「call」は「呼び出し」を意味します。つまり、このイディオムは、合図や呼び出しにいつでも応じる準備ができている状態を表しています。
【例文】
(1) The butler was at the wealthy lady’s beck and call, attending to her every whim.
⇒執事は裕福な女性の言いなりで、彼女の思いつきにすぐに対応していました。
(2) As a new intern, he felt like he was at everyone’s beck and call in the office.
⇒新しいインターンとして、彼はオフィスで皆の言いなりになっているように感じました。
(3) During the busy season, the hotel staff are at the beck and call of the guests.
⇒繁忙期には、ホテルのスタッフはゲストの言いなりになります。
(4) The tech support team is at the beck and call of users, ready to solve any issue.
⇒テックサポートチームはユーザーの言いなりで、どんな問題も解決する準備ができています。
(5) The superhero was at the city’s beck and call, always ready to fight crime.
⇒そのスーパーヒーローは市の言いなりで、いつでも犯罪と戦う準備ができていました。
【入試にこう出た!】(2024早稲田大・商)
Alice: That’s a valid concern. But do you really think it is a good business relationship to be at their beck and call?
<下線部と同じ意味を選びなさい>
(a) be always at fault (b) be always in a rush
(c) be always on hand (d) be always out on a limb
アリス: それはもっともな懸念です。でも、彼らの言いなりになることが本当に良いビジネス関係だと思いますか?
(a) いつも非がある – 常に何かを間違えたり、責任があるとされる状態。 (b) いつも急いでいる – 常に時間に追われているか、急いで行動している様子。 (c) いつも手元にいる – いつでも利用可能で、必要とされたときにすぐに対応できる状態。これは ‘be at one’s beck and call’ と同じ意味合いです。 (d) いつも危険な状態 – リスクを冒しているか、支援や助けが少ない状況。また、他人の支持や同意が得られないで行動していることも表すことがあります。
<答> (C)