【AUKUS】
AUKUS Countries Set Measured Pace for Security Partnership
「AUKUS諸国、安全保障パートナーシップに向けて着実なペースを設定」
The U.S., U.K. and Australia are focused on a deliberate, conditions-based approach to ensuring successful implementation of the AUKUS security partnership, the U.S. Navy’s top submarine warfare officer said yesterday.
「米国、英国、オーストラリアは、AUKUS安全保障パートナーシップの成功に向けて、慎重かつ状況に応じたアプローチに注力している、と米海軍の潜水艦戦トップが昨日述べた。」
【出典】 2024年5月3日 BenarNewsニュース
AUKUS Countries Set Measured Pace for Security Partnership
<<AUKUSとは?>>
⇒「オーストラリア・英国・米国の安全保障パートナーシップ」
2021年9月に発表された、オーストラリア、英国、米国による3カ国安全保障パートナーシップの略称。インド太平洋地域における中国の影響力拡大に対抗することを目的としている。
<<AUKUSを使った例文チェック>>
☆ The formation of AUKUS has raised concerns among some countries in the Indo-Pacific region about a potential arms race.
「AUKUSの結成は、インド太平洋地域の一部の国々に軍拡競争の可能性への懸念を引き起こしている。」
☆ AUKUS aims to enhance the three countries’ capabilities in areas such as cyber security, artificial intelligence, and quantum technologies.
「AUKUSは、サイバーセキュリティ、人工知能、量子技術などの分野で3カ国の能力向上を目指している。」
<<原ちゃんの単語深堀りコラム>>
AUKUSは、Australia(オーストラリア)、United Kingdom(英国)、United States(米国)の頭文字を組み合わせた略語です。2021年9月に3カ国首脳が共同声明を発表し、インド太平洋地域の安全保障に関する新たなパートナーシップの構築を宣言しました。
AUKUSの主な目的は、オーストラリアへの原子力潜水艦の提供と、サイバー、AI、量子技術などの先端技術分野での協力です。記事では、AUKUS諸国が「慎重かつ状況に応じたアプローチ」でパートナーシップの実現に取り組んでいると伝えています。中国の台頭を念頭に、インド太平洋地域での影響力維持を狙う3カ国の戦略的な動きと言えるでしょう。
一方で、AUKUSの結成は同地域の緊張を高めるとの懸念も出ています。特に、潜水艦関連技術の共有は軍拡競争を招くとの指摘もあり、域内外から注目が集まっています。AUKUSは今後のインド太平洋情勢を占う上で重要なキーワードになりそうです。地域の平和と安定に向けた3カ国の取り組みに注目が集まります。