【slow fashion】
Back in 2007, design activist Kate Fletcher coined the term “slow fashion” when talking about the needs for systems-level change in the fashion industry.
「2007年、デザイン活動家のケイト・フレッチャーは、ファッション業界でシステムレベルの変革の必要性について語る中で、『スローファッション』という言葉を作り出しました。」
Similarly, slow fashion aims to combat the ill effects of the fast fashion industry on supply chains, while advocating for the health of people and the environment. This happens by prioritizing the reduction in consumption, and the use of quality materials that are durable, eco-friendly and ethically sourced.
「同様に、スローファッションは、消費の削減と、耐久性があり環境に優しく倫理的に調達された質の高い素材の使用を優先することで、サプライチェーンにおけるファストファッション業界の悪影響と戦い、人々と環境の健康を提唱することを目的としています。」
【出典】 2024年1月30日 EcoWatch
Slow Fashion 101: Everything You Need to Know – EcoWatch
<<slow fashionとは?>>
⇒「環境や人に配慮した持続可能なファッション」
大量生産・大量消費の”ファストファッション”に対し、倫理的で透明性のあるサプライチェーンと適切な労働環境を重視するファッションのあり方。
<<slow fashionを使った例文チェック>>
☆ Many consumers are embracing slow fashion by investing in high-quality, timeless pieces that will last for years.
「多くの消費者は、何年も長持ちする高品質で普遍的なアイテムに投資することで、スローファッションを取り入れています。」
☆ Slow fashion brands prioritize sustainable materials, ethical production, and fair wages for workers.
「スローファッションブランドは、持続可能な素材、倫理的な生産、労働者への公正な賃金を優先しています。」
<<原ちゃんの単語深堀りコラム>>
slow fashionは、ファストファッションの対極にある概念です。大量生産・大量消費・大量廃棄の悪循環を断ち切り、服の製造から廃棄までのサイクル全体を見直そうとする動きです。
具体的には、長く着られる質の高い服を作ること、環境負荷の少ない素材を選ぶこと、労働者の権利を守ること、消費者の意識改革を促すことなどが挙げられます。
ファストファッションの功罪が明らかになるにつれ、多くの人がslow fashionに共感を寄せています。記事にもあるように、ミレニアル世代の60%が持続可能なファッションを好むというデータもあります。
ただし、slow fashionは一朝一夕には浸透しません。ファストファッションに慣れ親しんだ消費者の意識を変え、企業のビジネスモデルを転換するには時間がかかります。記事は、服を大切に長く着ること、必要な時にだけ買い足すことなど、一人一人ができる取り組みを提案しています。
slow fashionは、ファッション業界の未来を左右するキーワードと言えるでしょう。環境と人に優しいサステナブルなファッションを追求する動きは、これからますます世界に広がっていくと思われます。