【cancel culture】
Cancel culture is the act of collective boycotting of something or someone after a perceived wrongdoing. The act of getting cancelled is enabled by social media.
「キャンセルカルチャーとは、何らかの不正行為があったと認識された後に、何かまたは誰かに対して集団的にボイコットを行う行為のことです。キャンセルされる行為はソーシャルメディアによって可能になっています。」
【出典】 2024年4月24日 VICEニュース記事
Cancel Culture: What Is It, Examples, When Did It Start & More
<<cancel cultureとは?>>
⇒「キャンセルカルチャー」
ソーシャルメディア上で、問題のある言動をした個人や企業に対して集団で批判や攻撃を行い、社会的に排除しようとする風潮や行為。
<<cancel cultureを使った例文チェック>>
☆ The rise of cancel culture has led to many celebrities and public figures being called out for their past mistakes or controversial opinions.
「キャンセルカルチャーの台頭により、多くの有名人や著名人が過去の過ちや物議を醸す意見を指摘されるようになった。」
☆ While some argue that cancel culture holds people accountable, others believe it stifles free speech and open dialogue.
「キャンセルカルチャーは人々に責任を持たせると主張する人もいれば、言論の自由とオープンな対話を阻害すると考える人もいる。」
<<原ちゃんの単語深堀りコラム>>
cancel cultureは、ソーシャルメディアの普及とともに近年急速に広まった現象です。個人や企業の問題ある言動に対し、ネット上で大勢の人が集まって批判や攻撃を行い、社会的に抹殺しようとする行為を指します。
記事では、cancel cultureについて「何らかの不正行為があったと認識された後に、何かまたは誰かに対して集団的にボイコットを行う行為」と定義しています。ソーシャルメディアの力によって、誰もがキャンセルの対象になり得る時代になったと言えるでしょう。
一方で、cancel cultureに対しては「行き過ぎた私的制裁だ」「表現の自由を脅かす」といった批判の声もあります。正義感から始まった行為が、時に過剰な攻撃性を帯びてしまうのです。是非の判断は難しい問題ですが、ネット社会のルールとモラルが問われる重要なテーマだと言えます。
キャンセルカルチャー(cancel culture)は賛否両論ありますが、ソーシャルメディア時代ならではの新しい社会現象として、私たちの言動により一層の注意を促す警鐘となっているのは確かです。ネット上の発言の影響力と危うさを知る良い機会にもなるでしょう。