(To) spill the tea
【読み方】
スピル・ザ・ティー
【意味・使い方】
★ ゴシップや内部情報を暴露・共有することを意味するスラング。
★ 「spill(こぼす)」と「tea(お茶)」を組み合わせた表現で、秘密の情報を「こぼす」ように話すことから。
★ 特に若者や、LGBTQ+コミュニティ、アフリカ系アメリカ人の間で人気の表現。
★ “Spill the tea, sis!”(姉さん、ゴシップを聞かせて!)などと使われることが多い。
★ ソーシャルメディア上でも頻繁に使われ、芸能人のスキャンダルなどを話題にする際によく見られる。
【ポイント解説】
“Spill the tea”の語源は、アフリカ系アメリカ人の言葉遣い(AAVE)やLGBTQ+コミュニティにあると言われています。もともとは”spill the T”(Tはtruth「真実」の頭文字)という表現でしたが、「お茶会で内緒話をする」というイメージから”tea”に変化したと考えられています。
このフレーズが大きく広まったのは2010年代後半で、RuPaul’s Drag Raceなどの人気番組の影響が大きいとされています。現在では、カジュアルな会話からSNS上の投稿まで、幅広い場面で使用されるようになりました。内緒話を共有する際の表現として定着した一方で、時にはゴシップ好きの印象を与えることもあるので、使い方には注意が必要です。
【例文】
A: Girl, I heard some juicy gossip about our boss. Wanna hear?
「ねえ、ボスについてすごいゴシップ聞いたんだけど。聞きたい?」
B: Ooh, spill the tea! I’m all ears!
「うわ〜、教えて教えて! 聞かせて!」