【意味・使い方】
★ 手間のかからない、適当に組み合わせた食材や食料品で作った、最後の手段としての食事を指すスラング。
★ TikTokで流行した言葉で、主に若い女性が使用。
★ 忙しくて料理する時間がない、または料理が面倒な時に、手軽に済ませられる食事を指す。
★ ランダムな食材の組み合わせや、栄養バランスを考えない食事内容が特徴。
【読み方】
ガール・ディナー
【ポイント解説】
girl dinnerは、2023年5月にTikTokユーザーのOlivia Maherが投稿した動画から広まった言葉です。動画では、パン、チーズ、ブドウ、ピクルスなどを皿に盛り付けた簡単な夕食を「girl dinner(女の子の夕食)」または「medieval peasant(中世の農民)」と呼んでいました。忙しい現代社会で、本格的な料理をする時間や気力がない時に、冷蔵庫にある適当な食材を組み合わせて簡単に作る食事を指します。
例えば、チーズとクラッカーだけ、またはインスタント食品に野菜を少し足すだけのような、栄養バランスや見た目にこだわらない食事がgirl dinnerに該当します。「これ以上手間をかけられない」という最後の手段としての食事という意味合いがあります。
girl dinnerは、料理や食事に時間をかけられない現代女性の生活実態を反映した言葉と言えるでしょう。手抜きでも自分なりの工夫で簡単に作れる食事というポジティブな意味と、栄養面などが疎かになりがちという皮肉っぽい意味合いの両方を含んでいます。日本でいう「手抜きごはん」に近い概念と言えます。
【例文】
A: What’s your go-to girl dinner when you’re too tired to cook?
「料理する気力がない時の、あなたの定番のgirl dinnerは何?」
B: Just some crackers, cheese, and grapes. It’s not much, but it does the trick!
「クラッカーとチーズとブドウだけ。大したことないけど、これで十分なのよね!」