[例文]
A: I’m really upset that I lost my job.
B: Don’t worry, “Every cloud has a silver lining.” You might find a better one soon.
[日本語訳]
A: クビになって本当に凹んでるんだ。
B: 気にしないで、「悪いことの中にも何か良いことがある」よ。もしかしたら、もっと良い仕事がすぐに見つかるかもしれないさ。
[解説]
“Every cloud has a silver lining.”は英語のことわざで、「悪いことの中にも何か良いことがある」という意味になります。このイディオムは、難しい状況や困難な状況中でも、なにか良いことが起こりうる可能性を強調します。言い換えると、「暗雲の向こうには必ず銀の縁がある」(つまり、困難な状況を乗り越えれば良いことが待っている)という意味になります。
このフレーズはジョン・ミルトンの詩「コメウス」(1634年)に起源を持ち、暗い雲の端が太陽の光で明るく照らされて銀色に見える、という自然現象から来ています。
[関連表現]
1. “Look on the bright side.” 「明るい面を見て。」
2. “It’s always darkest before the dawn.” 「夜明け前が一番暗い。」
3. “There’s a light at the end of the tunnel.” 「トンネルの出口には光がある。」
4. “When one door closes, another opens.” 「一つの扉が閉じれば、別の扉が開く。」
5. “What doesn’t kill you makes you stronger.” 「困難や試練を乗り越えることで、その経験からより強くなる。」
[英語で説明+日本語訳]
“Every cloud has a silver lining” is a proverb that means in every bad situation there is an element of good. It’s used to emphasize that there is always a hopeful or positive aspect, even though it isn’t immediately apparent. The phrase comes from the fact that, in nature, the edge of every cloud can be brightened by the sun’s rays, creating a silver appearance, and was first used in John Milton’s 1634 masque, Comus.
「Every cloud has a silver lining」は、「悪いことの中にも何か良いことがある」という意味を持つことわざです。これは、すぐには明らかではないけれども、常に希望的または肯定的な面が存在することを強調するために用います。このフレーズは、自然界での事象、つまり、全ての雲の端は太陽の光で明るく照らされて銀色に見えることから来ており、初めて使われたのはジョン・ミルトンの1634年の詩、コメウスからです。