最新英語スラングBEST100(2025年版)

【2025年最新版】英語スラングBEST100 ~SNSや日常会話でよく使われる!知っておくべき英語略語・スラング集【5】81~100

今回は、2025年に知っておくべき最新のスラング100選を一挙にまとめました。SNS上の小粋な会話からリアルな雑談の場まで、「それってどういう意味?」を卒業して一歩リードするためのヒントがきっと見つかるはずです。ぜひこの一覧を参考に、新しい言葉のトレンドをキャッチアップしてみてください。

81. Fit(フィット)

【意味】 Outfit(服装)の略。コーディネート全体のこと。

【例文】 “Your fit today is on point!”(「今日のフィット、めっちゃキマってるね!」)

【解説】 Z世代は「Outfit」を短く「Fit」と言う。SNSで「今日のfit」などのタグが広まり、カジュアルに服装を言い表す。

82. Heather(ヘザー)

【意味】 「みんなが憧れる美人・人気者」の代名詞。高嶺の花的存在。

【例文】 “In high school, I was jealous of a Heather in my class.”(「高校のとき、クラスにいた“ヘザー”が羨ましかった」)

【解説】 2020年のConan Grayの曲「Heather」がTikTokでバイラル化。曲中の理想的存在から転じて、「誰もが好きになる完璧な人」を指す。少し嫉妬のニュアンスも含むことがある。

83. It’s giving…(イッツ・ギビング…)

【意味】 「~って感じ」「~の雰囲気を醸し出してる」という表現。後に形容詞や名詞を続けて印象をざっくりと示す。

【例文】 “That outfit? It’s giving retro vibes.”(「その服装?イッツギビング・レトロな雰囲気だね」)

【解説】 もとは黒人LGBTQ+コミュニティで使われていた言い回しがTikTokで広がった。「It’s giving main character」と言えば「主人公感ある」、など多様な後続語で使われる。

84. Netflix and chill(ネットフリックス・アンド・チル)

【意味】 文字通りは「Netflixを見てまったり」だが、スラングでは「家に招いてイチャつく(性的ニュアンス)」という遠回しな誘い文句。

【例文】 “He asked if I wanted to Netflix and chill at his place.”(「彼に“家でNetflix見ない?”って誘われた」)

【解説】 2010年代半ばにミーム化。表向きは「映画を見て過ごそう」という軽い提案だが、実質的には二人でイチャイチャすることを示唆する。

85. Goblin mode(ゴブリンモード)

【意味】 「ゴブリンのように怠惰で自己中心的な行動・ズボラ生活を送る状態」を指す俗語。周囲の目を気にせずだらしなく振る舞う。

【例文】 “I’m in goblin mode this weekend – snacks, games, no socializing.”(「今週末はゴブリンモード。お菓子食ってゲームして、人付き合いなし」)

【解説】 2022年初頭にSNSで話題になり、Oxford Dictionaryの年間流行語にも選ばれた。「外に出ず好き放題に過ごす」を自嘲的に指す表現。

86. Ship(シップ)

【意味】 (動詞)「キャラや有名人同士のカップリングを推す」、(名詞)「推しカップル」。

【例文】 “I ship those two actors after seeing the movie.”(「あの映画見てからあの二人の俳優をシップしちゃった」)

【解説】 “relationship”から来たファン用語。キャラクターや有名人同士を勝手に「付き合ってほしい」と妄想する行為を指す。SNS上で「○○をshipする」と盛り上がることが多い。

87. Touch grass(タッチグラス)

【意味】 「現実世界に触れてこい」「外に出て頭冷やせ」という皮肉的な命令表現。ネット浸りの人への軽口。

【例文】 “You’ve been gaming for 12 hours, go touch grass!”(「もう12時間ゲームしてるじゃん、いい加減外行って草に触れてこいよ!」)

【解説】 2021年頃ゲーマーコミュニティで広まり、「ずっと家にこもってないで外出ろ」という煽り。「go outside」よりもユーモラスな響きで使われる。

88. OOMF(オームフ)

【意味】 “One Of My Friends/Followers”の略。Twitterで特定ユーザー名を伏せながら「フォロワーの一人」を指すときに使う。

【例文】 “OOMF said they got into college today! Congrats!”(「オームフが今日大学合格したって!おめでとう!」)

【解説】 特定の誰かを名指しせずに「私のフォロワーさんの一人が…」と噂話するのに便利。好意のある相手を指す場合「OOMF」と書いて匂わせる使い方もある。

89. POV(ピー・オー・ヴィー)

【意味】 “Point Of View”の略。TikTokやインスタの動画で「視聴者が特定の立場に置かれた視点」を演出する際に使われる。

【例文】 “POV: You’re the only one who studied for the test.”(「POV: あなただけテスト勉強してきた状況」)

【解説】 映像用語「主観視点」からSNSミームに転じた。動画タイトルやキャプションで「POV: ○○」と書き、視聴者がその場にいるかのように体験させる手法として人気。

90. Clout(クラウト)

【意味】 SNS上での「影響力・知名度」。バズやフォロワー数などを指し、「注目を集めるためにやる」行為を“for clout”と呼ぶ。

【例文】 “He only hangs out with famous people for clout.”(「彼、有名人とつるむのはクラウト目当てなだけだよ」)

【解説】 元々は「権勢、影響力」という英単語だが、ネットで特にSNS人気を指す意味に。「Clout Chaser(人気取り屋)」という軽蔑的表現もあり、炎上狙いなどを揶揄する。

91. NGL(エヌ・ジー・エル)

【意味】 “Not Gonna Lie”の略。「正直言うと」「ぶっちゃけ」の意。

【例文】 “NGL, I thought the movie was boring.”(「NGL(正直)、あの映画退屈だったね」)

【解説】 テキストチャットやSNSで「ぶっちゃけ~」と前置きする際に使われる。口頭でもアルファベット読み「エヌジーエル」と言ったり、“Not gonna lie”とフルで言ったりする。

92. Hype(ハイプ)

【意味】 名詞で「興奮・盛り上がり」、形容詞・動詞で「興奮した/させる」。スラングでは「最高に盛り上がる」「期待が高い」ことを指す。

【例文】 “I’m hyped for the concert tomorrow!”(「明日のコンサート楽しみでハイプなんだ!」)

【解説】 元々「誇大広告」という意味だが、ヒップホップで「ハイプマン」が盛り上げ役だった流れから「テンションが上がる」「期待度MAX」というニュアンスに定着した。

93. Noob(ヌーブ)

【意味】 「初心者」を指すゲーマー用語。スキルが低い、新参者を軽く茶化すときに使う。

【例文】 “Don’t be mean, I’m a noob at this game.”(「いじめないでよ、私まだこのゲーム初心者なの」)

【解説】 正式には“newbie”や“newb”の変形であり、2000年代のオンラインゲーム文化で普及。今では自称「I’m such a noob」も一般的だが、他人に向けると侮蔑的になる。

94. Hot take(ホットテイク)

【意味】 「あえて言う異論・刺激的な意見」。世間の常識とは異なる踏み込んだ主張を示すときに使われる。

【例文】 “Hot take: pineapple on pizza is actually good.”(「ホットテイクいきます:ピザにパイナップル乗せるのって実は美味い」)

【解説】 もとジャーナリズム用語で速報的論評だが、SNS上では「攻めた意見を言うよ」と前置きする際に「Hot take: ○○」と書かれる。

95. FYP(エフ・ワイ・ピー)

【意味】 TikTokの「For You Page」(ユーザーへのおすすめフィード)の略。

【例文】 “This video is all over my FYP today.”(「今日、この動画が私のFYP至る所に出てくるんだけど」)

【解説】 TikTokを開くと表示されるメインのおすすめ画面を指す。ハッシュタグ#fypは「多くの人のFYPに表示されますように」という狙いで使われる。

96. Himbo(ヒンボ)

【意味】 「見た目はイケてるが中身が空っぽな男性」。Him(彼)+ bimbo(中身スカスカな女性)からの造語。

【例文】 “He’s kind but not very bright – a lovable himbo.”(「彼、優しいけどあんまり賢くない。憎めないヒンボだわ」)

【解説】 1980年代に生まれた言葉だが、2020年頃TikTokで再流行。女性版bimboは侮蔑的だが、himboは「頭は弱いが魅力的で愛嬌あるマッチョ男性」を指し、愛称的に使われることも多い。

97. I’m baby(アイムベイビー)

【意味】 直訳「私は赤ちゃん」。転じて「何も分からなくて無力、助けて~」という自嘲・甘えのミーム表現。

【例文】 “Can you help me fix this? I’m baby.”(「これ直してくれない?アイムベイビー(自分で無理)」)

【解説】 2017年頃にSNSで誤報ニュースをきっかけにミーム化。「弱者ムーブ」を冗談めかしてする場合に「I’m baby」と言う。小文字で「im baby」と書くのが定着した経緯もある。

98. Main Character Energy(メインキャラクター・エナジー)

【意味】 「自分が物語の主人公であるかのような存在感や振る舞い」を指す。堂々としていて周りの注目を集める様子。

【例文】 “She walked in with such Main Character Energy – all eyes were on her.”(「彼女は完全にメインキャラエナジー纏って入ってきたね。みんな彼女見てた」)

【解説】 TikTokで流行。自己肯定の文脈で「自分の人生の主役を張る」という良い意味にも、自己中心的・自意識過剰を皮肉る意味にも使われる。

99. Moots(ムーツ)

【意味】 「相互フォローしている仲間(Mutuals)」を略したスラング。単数形はmoot(ミュートゥ)。

【例文】 “Hanging out with IRL moots this weekend!”(「今週末はリア友ムーツと遊ぶんだ」)

【解説】 主にTwitterで相互フォローの友人を指す。オンラインの友達を指す便利な言葉として広まり、自己紹介文などでも「moots歓迎」といった形で使われる。

100. Basic(ベーシック)

【意味】 「個性がなくありきたり」「量産型で凡庸」という俗語。特にミレニアル世代女性が流行に乗る姿を揶揄する場合が多い。

【例文】 “Pumpkin spice latte in fall? So basic.”(「秋にパンプキンスパイスラテとか、めっちゃベーシック」)

【解説】 2000年代から使われる。スタバ・Uggブーツ・レギンスなど「みんな同じ」イメージが“basic”とされ、ダサいわけでもないが没個性的というニュアンスを持つ。自嘲で「私超basicだわ~」と言うこともある。

原田英語マン
原田英語マン
ネイティブがよく使う英会話表現や慣用表現、ことわざ、イディオム、英熟語を特集していきます。2019年度の早稲田大学文化構想学部の会話表現問題で7問中6問が的中して話題となった原田高志著「ネイティブがよく使う順:英会話スピード表現520」が出版されてから10年以上が経ち、原田英語.comで”シン・英会話スピード表現”として生まれ変わります!