Write a paragraph in English about what this cartoon means to you. Do not simply describe the image.
【解答例】
In this picture, I see a subtle irony where a security camera looms above people in need, as if what truly matters is not how we genuinely help the disadvantaged, but how our actions appear under public scrutiny. The act of charity itself seems overshadowed by the constant watch of society, implying that sometimes we help less out of compassion and more out of a desire to be seen as benevolent. From a legal and ethical standpoint, this reflects the tension between genuine humanitarian efforts and the performative aspects of generosity. Ultimately, it challenges us to question whether societal pressure improves our behavior or simply masks our authentic responsibility toward those who are marginalized.
この画像では、困窮している人々の上に監視カメラが不気味に設置されている様子に、微妙な皮肉が見られます。それは、本当に重要なのは恵まれない人々への真摯な支援ではなく、私たちの行動が公の目にどう映るかという点に重きが置かれているかのようです。
慈善行為そのものが、社会の絶え間ない監視の影に隠れているように見えます。これは、私たちの支援が純粋な思いやりからではなく、慈悲深い人物として見られたいという欲求から行われることがあることを示唆しています。
法的・倫理的な観点からは、真の人道的支援と、見せかけの寛大さとの間の緊張関係が反映されています。
この状況は、社会からのプレッシャーが私たちの行動を本当に改善しているのか、それとも単に、社会の周縁に追いやられた人々に対する真の責任を覆い隠しているだけなのかを、私たちに問いかけているのです。
解答・解説
1. 客観的描写(What you see)
In this picture, I see a subtle irony where a security camera looms above people in need…
まずは絵に描かれている状況を簡潔に示します。路上に座り込む複数の人物と、募金らしき行為をする人、そして監視カメラが強調されています。
- ポイント
- 3ステップフレームワークの「客観的描写」に該当
- SIFTでいうところのF(Focus): 監視カメラと慈善行為が同時に描かれている点に注目を促す
2. 解釈・分析(What it means)
…as if what truly matters is not how we genuinely help the disadvantaged, but how our actions appear under public scrutiny.
ここでは、監視カメラによって“助ける行為”が評価や批判の対象になる様子を示唆し、絵が象徴する社会問題を指摘します。
…this reflects the tension between genuine humanitarian efforts and the performative aspects of generosity.
監視と施しの関係を「本物の慈善か、それとも見せかけか」という観点で分析します。
- ポイント
- SIFTでいうところの
- S(Symbols): 監視カメラ=公的な視線・評価、施し=慈善や善意
- I(Irony): カメラの存在によって、善意がパフォーマンス化する可能性
- 法学的アプローチとして、プライバシー権や公共の福祉、監視社会などを絡める視点が有効
- SIFTでいうところの
早稲田大学法学部自由英作文イラスト(風刺画)問題解き方&テクニックマニュアル
3. 主張・結論(Your opinion)
Ultimately, it challenges us to question whether societal pressure improves our behavior or simply masks our authentic responsibility…
最終的な提言として、監視や世間の目が人々の行動を良い方向に導くのか、それとも逆に真の責任から目をそらすのかという問いを投げかけています。
- ポイント
- 主張・結論パートでは「社会的監視の功罪」を強調
- “We should”や“It is crucial to”などで具体的なアクションを提案してもよい
答案作成の流れとテクニックの活用
- SIFTを用いた瞬時の分析
- S(Symbols): 監視カメラ、路上生活者と施す人物 → 監視社会・偽善を象徴
- I(Irony): 善行が“見せかけ”になり得る皮肉
- F(Focus): 監視カメラが強調されている点に着目
- T(Theme): 監視社会、偽善、道徳的ジレンマ
- → 数秒で「人々の本質的善意と外部からの評価」との対比という論点を把握
- 3ステップフレームワーク(客観→解釈→主張)の型を使う
- 絵の状況を述べる → 象徴的意味を分析 → 監視社会や倫理観に関する主張を明示
- 読み手がスムーズに理解しやすい構成を保ち、法的・倫理的視点をさりげなく盛り込む
- 超絶テクニックの活用
- 社会問題や法的観点(プライバシー、公共の利益)との関連づけで説得力UP
- 行動提案(“It challenges us to question…”など)を入れて結論を明確化
- 語数や構成(客観→解釈→結論)を徹底管理しつつ、論点を的確に絞る
- まとめとアドバイス
- 風刺画英作文では、表面的な描写だけでなく、絵が含む社会問題や矛盾点を深掘りするのが重要
- SIFTと3ステップフレームワークを使えば、短時間で説得力のある構成が可能
- 「監視社会」「本物の慈善とパフォーマンスの境界」を示唆し、法学部的な視点(公共の福祉や権利の衝突)に言及するとさらに深みが出る
早稲田大学法学部自由英作文イラスト(風刺画)問題解き方&テクニックマニュアル