【エイプリル・フールの由来説1】
時は16世紀、フランスでは4月1日が1年の始まりで、多くの国民がパーティーやダンスに興じながら新年のお祝いをしていました。ところが、ローマ法王グレゴリーが1562年にグレゴリー暦を採用すると、新年が1月1日に変わってしまったのです!しかし、全てのフランス国民がこのニュースを聞いたわけではなく、暦が変更された後も、4月1日を新年と信じる人々は変わらず新年のお祝いをしていたのです。そして、そんな人たちを「エイプリル・フールズ」(4月バカ)と言ってからかったというわけです。
【エイプリル・フールの由来説2】
フランスでは、4月1日を”Poisson d’Avril”(ポワソン・ダブリル:4月の魚)と呼びます。これは、4月にフランスで魚が獲れることが滅多にないため、「あり得ないもの」という意味合いがあるようです。(別説では、poissonはもともと”passion”(受難)つまりキリストの受難を意味し、キリストが保守派の司祭長に愚弄された歴史を忘れないために、馬鹿なことをする日と定めたとも)。4月1になると、フランスの子供たちは、紙で作った魚を友達の背中に貼り付けてからかいあうようです。背中に魚がくっついた友達を見ると、”Poisson d’Avril”と大声で叫んで馬鹿にするというわけなのです。
海外のドラマなどで、登場人物が人差し指と中指を交差している姿を見たことはありませんか?これは、一種のおまじないで、「あなたの幸運を祈っています!」=Good Luck!という意味なのです。たとえば、大学入試を明日に控えた友達がいれば、
★ I’ll keep my fingers crossed for you.
「幸運をお祈りするわ!」
という風にいえます。ちなみに、このおまじないは、エイプリル・フールで使われることも多いのです!それは、
『背中など相手が見えないところで指をクロスしてウソをつくと、相手はウソを許さなければイケナイ!』
からなのです!