今日の大学入試英語問題

【今日の大学入試英語問題 <14回目>】~文法・語法・熟語8~

問 1 【青山学院大学 (理工) 2024】

(  ) of the laboratory include maintaining cleanliness and safety.

(1) Priority (2) Prioritizing (3) Priorities (4) Prioritized

解答・解説

【解答】(3)

【解説】
「実験室の優先事項には、清潔さと安全性の維持が含まれる」という文で、文の主語として適切な名詞形を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・Priorities「優先事項」(複数名詞)(正解)
・Priority「優先事項」(単数名詞)
・Prioritizing「優先すること」(動名詞)
・Prioritized「優先された」(過去分詞)

(3) Prioritiesが正解です。”include”という複数の項目を示す動詞が使われているため、複数形の名詞が適切です。

【和訳】
実験室の優先事項には、清潔さと安全性の維持が含まれる。

【補足】
priority/prioritiesの用法:
1. 単数形(priority)
– Safety is our top priority.
(安全は私たちの最優先事項です)

2. 複数形(priorities)
– We need to set our priorities.
(優先順位を決める必要があります)

関連表現:
– high priority(高優先)
– top priority(最優先)
– list of priorities(優先順位リスト)
– priority order(優先順位)

動詞としての使用:
– prioritize(優先順位をつける)
例:
– We need to prioritize these tasks.
(これらの作業に優先順位をつける必要がある)

形容詞としての使用:
– priority mail(優先郵便)
– priority seating(優先席)
– priority boarding(優先搭乗)

これらの表現は、重要度や緊急度に基づいて物事の順位付けを行う際に使用されます。

問2. 【青山学院大学 (理工) 2024】

Computer engineers are responsible for ensuring that applications conform to the (  ) system.

(1) establish (2) established (3) establishing (4) establishes

解答・解説

【解答】(2)

【解説】
「コンピュータエンジニアは、アプリケーションが確立されたシステムに適合することを確実にする責任がある」という文で、名詞を修飾する適切な形容詞形を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・established「確立された」(過去分詞形容詞)(正解)
・establish「確立する」(動詞原形)
・establishing「確立している」(現在分詞)
・establishes「確立する」(三人称単数現在形)

(2) establishedが正解です。名詞(system)を修飾する形容詞として、過去分詞が使われています。

【和訳】
コンピュータエンジニアは、アプリケーションが確立されたシステムに適合することを確実にする責任がある。

【補足】
過去分詞の形容詞的用法:
1. 名詞の前での使用
– established rules(確立された規則)
– written instructions(書かれた指示)
– broken glass(割れたガラス)

2. be動詞の後での使用
– The system is established.
(そのシステムは確立されている)

よく使われる過去分詞の形容詞:
– developed(開発された)
– approved(承認された)
– required(必要とされる)
– updated(更新された)
– modified(修正された)

現在分詞vs過去分詞:
1. 現在分詞(-ing)
– 能動的な意味
– 進行中の状態
例:developing countries(発展途上の国々)

2. 過去分詞(-ed)
– 受動的な意味
– 完了した状態
例:developed countries(発展した国々)

問3. 【青山学院大学 (理工) 2024】

Due to road construction, workers will (  ) need to find alternative routes.

(1) probable (2) probabilities (3) probability (4) probably

解答・解説

【解答】(4)

【解説】
「道路工事のため、作業員はおそらく代替ルートを見つける必要があるだろう」という文で、副詞として適切な語形を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・probably「おそらく」(副詞)(正解)
・probable「ありそうな」(形容詞)
・probabilities「可能性」(名詞・複数形)
・probability「可能性」(名詞・単数形)

(4) probablyが正解です。この文では助動詞will(~だろう)を修飾する副詞が必要です。

【和訳】
道路工事のため、作業員はおそらく代替ルートを見つける必要があるだろう。

【補足】
probability関連の品詞と用法:
1. 副詞(probably)
– She will probably come.
(彼女はおそらく来るだろう)

2. 形容詞(probable)
– It is probable that it will rain.
(雨が降る可能性が高い)

3. 名詞(probability)
– There is a high probability of success.
(成功の可能性が高い)

副詞probablyの位置:
1. 助動詞の前
– I will probably go.
(私はおそらく行くだろう)

2. be動詞の後
– She is probably at home.
(彼女はおそらく家にいる)

3. 一般動詞の前
– They probably live nearby.
(彼らはおそらく近くに住んでいる)

類似の副詞:
– possibly(もしかすると)
– perhaps(たぶん)
– likely(おそらく)
– definitely(間違いなく)
– certainly(確かに)

問4. 【青山学院大学 (理工) 2024】

(  ) students affected by the train delay should watch the online presentation.

(1) Every (2) Much (3) Those (4) Which

解答・解説

【解答】(3)

【解説】
「電車の遅延の影響を受けた学生は、オンラインプレゼンテーションを視聴すべきだ」という文で、特定の集団を指す適切な指示形容詞を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・Those「それらの」(指示形容詞・複数)(正解)
・Every「すべての」(形容詞・単数)
・Much「多くの」(形容詞・不可算)
・Which「どの」(疑問形容詞)

(3) Thoseが正解です。特定の集団(電車の遅延の影響を受けた学生たち)を指す場合、複数形の指示形容詞thoseが適切です。

【和訳】
電車の遅延の影響を受けた学生は、オンラインプレゼンテーションを視聴すべきだ。

【補足】
指示形容詞の用法:
1. this/these(近いもの)
– this book(この本)
– these students(これらの学生)

2. that/those(遠いもの)
– that car(あの車)
– those people(あれらの人々)

Thoseの特徴的な用法:
1. 特定のグループを示す
– Those interested in joining should sign up.
(参加に興味のある人は登録してください)

2. 後ろに修飾語句が続く
– Those who arrived late missed the opening.
(遅れて到着した人々は開会式を逃した)

その他の限定表現:
– All(すべての)
– Each(それぞれの)
– Any(どれでも)
– Some(いくつかの)
– Most(大部分の)

これらの表現は、対象となる集団や個体を特定したり限定したりする際に使用されます。

問5. 【青山学院大学 (理工) 2024】

Visitors must obtain guest passes (  ) the security office.

(1) upon (2) from (3) toward (4) between

解答・解説

【解答】(2)

【解説】
「訪問者は警備室からゲストパスを取得しなければならない」という文で、入手元を示す適切な前置詞を選ぶ問題です。

選択肢の分析:
・from「~から」(入手元)(正解)
・upon「~の上に」
・toward「~の方へ」
・between「~の間に」

(2) fromが正解です。何かを入手する場所や源を示す場合、前置詞fromが使われます。

【和訳】
訪問者は警備室からゲストパスを取得しなければならない。

【補足】
fromの基本的な用法:
1. 入手元・出所
– get information from the internet
(インターネットから情報を得る)
– receive a letter from a friend
(友人から手紙を受け取る)

2. 場所の起点
– travel from Tokyo to Osaka
(東京から大阪へ旅行する)
– move from house to house
(家から家へ引っ越す)

3. 時間の起点
– open from 9:00 to 17:00
(9時から17時まで開いている)
– work from Monday to Friday
(月曜から金曜まで働く)

obtain/get/receiveなどの動詞とfromの組み合わせ:
– obtain permission from the authority
(当局から許可を得る)
– get approval from the manager
(マネージャーから承認を得る)
– receive support from colleagues
(同僚からサポートを受ける)

類似の前置詞:
– at(場所・時点)
– in(場所・期間)
– on(表面・日付)
– to(向かう先)