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【trough】トラフの意味や使い方は? 最新の時事英語&英単語を深堀り!~音声つき~<時事英語・ニュース英単語一覧>

【trough】

A trough is a long hollow in the seabed, like a trench. The Nankai Trough runs along the seafloor off Shizuoka prefecture, southwest of Tokyo, to Miyazaki prefecture on Kyushu.

「トラフは海底の長い窪みで、溝のようなものです。南海トラフは、東京の南西にある静岡県沖から九州の宮崎県にかけて海底に沿って走っています。」

【出典】 2024年8月9日 Nikkei Asia
Japan’s Nankai Trough earthquake advisory: 5 things to know

<<troughとは?>>

⇒「海底の長い凹地、海溝」
地質学的に、海底にある細長い窪みや溝のこと。プレート境界に形成されることが多い。

<<troughを使った例文チェック>>

☆ The deep-sea trough is home to unique marine ecosystems.
「その深海のトラフには、ユニークな海洋生態系が存在します。」


☆ Scientists are studying the sediment layers in the oceanic trough to understand past climate changes.
「科学者たちは、過去の気候変動を理解するために海洋トラフの堆積層を研究しています。」

 

<<troughの類語と使い分け>>

☆ trench
⇒ trenchはtroughより狭く深い海底の窪みを指し、特に深海の急峻な谷を表します。

☆ basin
⇒ basinは広範囲の海底の凹地を指し、troughより広い面積を持つ傾向があります。

☆ rift
⇒ riftは地殻の裂け目や亀裂を意味し、troughより陸地の地形にも使用されます。

☆ furrow
⇒ furrowは細長い溝や窪みを指し、troughほど大規模ではない地形に使われます。

<<原ちゃんの単語深堀りコラム>>

troughという言葉は本来「飼い葉桶、水槽」という意味を持ちます。地質学では海底の長い凹地を指す専門用語として定着しています。記事では、南海トラフが静岡県から宮崎県にかけて海底に存在する長い窪みであると説明されています。

南海トラフはフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界に位置し、巨大地震の震源となる可能性が高い地域です。専門家は数十年前から南海トラフ地震の発生を警告しており、30年以内に70%の確率で発生すると予測しています。

troughは地震や津波のリスクと密接に関連しています。記事によると、南海トラフ地震が発生すれば、最大マグニチュード9の揺れと30メートルを超える津波が予想され、甚大な被害をもたらす可能性があります。

このように、troughは単なる地形の特徴を表す言葉ではなく、日本の防災政策や地震対策において重要な意味を持つキーワードとなっています。南海トラフに関する理解を深めることは、日本の地震リスクを考える上で不可欠と言えるでしょう。