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今回は、2025年に知っておくべき最新のスラング100選を一挙にまとめました。SNS上の小粋な会話からリアルな雑談の場まで、「それってどういう意味?」を卒業して一歩リードするためのヒントがきっと見つかるはずです。ぜひこの一覧を参考に、新しい言葉のトレンドをキャッチアップしてみてください。
61. Menty B(メンティー・ビー)
【意味】 Mental Breakdown(メンタルブレイクダウン)の略称。「メンタルが壊れた状態」をポップに言い換えたもの。
【例文】 “I have two essays due tomorrow… I’m on the verge of a menty B.”(「明日締切のレポート2つ…もうメンティーB寸前」)
【解説】 2023年頃、TikTokやSNSで若い女性中心に使われ始めた。深刻さを可愛い響きに緩和して表現する意図があり、「泣き崩れそう!」を「Having a menty-b」として投稿する。
62. And I oop(アンド・アイ・ウープ)
【意味】 「おっと失礼」「あっ」という感嘆フレーズ。予想外のことに驚いたり口を滑らせたときなどに使われる。
【例文】 “I just spilled my drink, and I oop–”(「飲み物こぼしちゃった、アンドアイウープ…」)
【解説】 ドラァグクイーンのJasmine Mastersの動画セリフが2019年頃ミーム化。VSCOガールの合いの手としても有名。「sksksk and I oop–」というセット表現が当時大流行。ちょっとしたハプニングへのリアクションに使われる。
63. Gaslighting(ガスライティング)
【意味】 相手を精神的に操作し、「あなたがおかしい」と思い込ませて支配するモラハラ行為。虚偽情報を与えて自己判断を疑わせる。
【例文】 “He kept denying the facts to make me think I was wrong – total gaslighting.”(「彼は事実を否定して私が間違ってると思い込ませようとした――完全にガスライティング」)
【解説】 映画『Gaslight』(1944)由来の心理学用語。近年SNSで一般化し、軽い冗談でも「それガスライティングじゃん」と言う場合があるが、本来は深刻な精神的虐待を指すため乱用には注意。
64. Gatekeep(ゲートキープ)
【意味】 流行や情報を独占し、外部に教えない・共有しないこと。「〇〇をゲートキープする」で「自分たちだけの秘密にして門外漢を入れない」ニュアンス。
【例文】 “Why gatekeep that recipe? Share it with us!”(「なんでそのレシピをゲートキープするの?教えてよ」)
【解説】 直訳「門番をする」。ファンダム界隈では「新規ファンを排除する」行為として使われたが、「Gaslight, Gatekeep, Girlboss」のミームで一般にも広まった。お気に入りの店など教えたくない時に「I’m gatekeeping this cafe」などと言う。
65. Slaps(スラップス)
【意味】 「最高にノリが良い」「素晴らしい」という意味のスラング。主に音楽に対して「この曲やばい!」と言いたいときに使う。
【例文】 “This new album slaps hard!”(「この新しいアルバム、めっちゃスラップスしてる!」)
【解説】 90年代の西海岸ヒップホップで「ビートが強烈に叩きつけるように良い」から来たと言われる。音楽以外にも「This pizza slaps.」のように言うが、特に曲やサウンドで多用される。
66. Fire(ファイア)
【意味】 「燃えるようにアツい→素晴らしい、最高」という意味。「超かっこいい」「めっちゃ良い」を強調する形容詞。
【例文】 “That jacket is fire, where’d you get it?”(「そのジャケット超ファイアじゃん。どこで買ったの?」)
【解説】 絵文字🔥のイメージどおりの盛り上がり具合を指す若者言葉。ヒップホップやストリートカルチャーから広がり、音楽・ファッション・イベント問わず「It’s fire!」と肯定的に使う。
67. Lit(リット)
【意味】 「興奮するほど最高」「大いに盛り上がった」というスラング。もともと「酔っ払った」意味もあるが、現在はイベントや雰囲気の熱狂に使う。
【例文】 “Last night’s party was lit!”(「昨夜のパーティ、マジでリットだった!」)
【解説】 2000年代中頃からヒップホップで使われ、一般に定着。直訳は「点火した」だが、転じて「火がつくほど盛り上がる」の意。やや古いスラングになりつつあるが、今も肯定的リアクションとして根付いている。
68. Flex(フレックス)
【意味】 動詞で「自慢する」「見せびらかす」。名詞的に「〇〇 flex」=「〇〇の自慢」などの意味。
【例文】 “He’s always flexing his new shoes on Instagram.”(「彼、インスタで新しい靴をいつも自慢してる」)
【解説】 本来は筋肉を「曲げる・誇示する」。俗語では富やステータスを見せびらかすことを指す。2018年頃「Weird flex, but ok.(妙な自慢だけどまぁいい)」という表現が流行した。
69. Clap back(クラップバック)
【意味】 SNSで批判や侮辱に対し即座に鋭い返答をすること。言い負かすような巧妙な反撃。
【例文】 “When a troll insulted her, she clapped back with a hilarious joke.”(「荒らしが彼女を侮辱したけど、即座に笑えるジョークでクラップバックした」)
【解説】 「拍手で打ち返す」から転じた表現。有名人がアンチコメントに切り返すと「Celebrity claps back」と報じられる。日常でも「彼女に失礼なこと言ったらクラップバックされた」などと使う。
70. AF(エー・エフ)
【意味】 “As F**k”の略。形容詞を強調して「めちゃくちゃ~」「~すぎる」と表現。
【例文】 “It’s cold AF today.”(「今日は寒AF(めっちゃ寒い)」)
【解説】 もともと放送禁止用語を含むためフォーマルな場では不向きだが、ネットスラングとしてテキストで広まった。「I’m tired AF(死ぬほど疲れた)」「She’s cute AF(超可愛い)」など口語化も進む。
71. SMH(エス・エム・エイチ)
【意味】 “Shaking My Head”(首を振る=あきれた)の略。「やれやれ」「まったく…」という失望や呆れのリアクション。
【例文】 “He went back to his toxic ex, smh.”(「彼、また毒舌な元カノのところに戻ったって。呆れるわ」)
【解説】 古いネット掲示板から使われていた略語。投稿の最後に付けたり、単独返信で使われる。「SMDH(Shaking My Damn Head)」など強調形も存在する。
72. TFW(ティー・エフ・ダブリュー)
【意味】 “That Feeling When”の略。「~なときの気持ち」を表すミーム表現。
【例文】 “TFW your phone dies at 1% before you can plug it in.”(「充電器さす寸前、バッテリー1%のスマホが落ちたときの気持ち」)
【解説】 画像マクロやあるあるネタで頻出。「MFW(My Face When)」も類似。「TFW~」で状況と感情をセットで投稿するのが典型的な使い方。
73. Shook(シュック)
【意味】 「ショックを受けた」「驚いた」「動揺した」をカジュアルに言う俗語。
【例文】 “When I saw the plot twist, I was shook.”(「あのどんでん返し見たとき、シュックだったよ」)
【解説】 原型はshake(振る)で、「I’m shook(私は震えた)」がネットで流行。肯定・否定どちらの驚きにも使え「I’m shook in a bad way」などと補足されることも。
74. Mood / Big mood(ムード / ビッグムード)
【意味】 Moodは「今の気分そのもの」、Big moodは「超わかる」「激しく同意」。何かに強く共感するとき「それな」に近い意味で使われる。
【例文】 “Staying in bed all day is a mood.”(「一日中ベッドで過ごすの、わかる~」)
【解説】 2010年代にTumblrやTwitterで広まった。「Mood.」とだけコメントすると「これ今の自分」と共感を示す。強い共感には“Big mood!”と言い「それな!」に近い。
75. Lowkey / Highkey(ロウキー / ハイキー)
【意味】 Lowkeyは「ちょっとだけ、本当は」「内心では」。Highkeyは「はっきり」「めっちゃ」という強調。
【例文】 “I lowkey want to skip class today.”(「正直今日は授業サボりたい気分」)
【解説】 音楽用語などのlow key / high keyが転じて「実は~」と本音を漏らす感覚(lowkey)と、「めっちゃ~」(highkey)を表す若者スラングに。ポジティブ・ネガティブどちらでも使える。
76. Extra(エクストラ)
【意味】 「やりすぎ」「大げさ」という意味のスラング。必要以上に目立とうとしたりドラマチックに振る舞う人・様子を指す。
【例文】 “She had fireworks at her birthday? That’s so extra.”(「彼女、誕生日に花火とかやったの?めっちゃエクストラじゃん」)
【解説】 直訳「余分な」から、過剰さを揶揄。SNS自撮りを何十枚も加工する人を「She’s so extra」と言ったり。仲間内では冗談めかして「超エクストラだね」と軽い褒めや茶化しにもなる。
77. Lore(ロア)
【意味】 本来は「伝承・知識」だが、若者スラングでは「ある人物やミームの裏設定・背景ストーリー」を指す。
【例文】 “The lore behind this meme is wild.”(「このミームの裏設定(経緯)、ヤバいんだよ」)
【解説】 ゲームの「世界観(Lore)」が転じ、SNSでは「〇〇のLore=その人やジョークの深掘り解説」を意味。自分の体験談を大げさに「〇〇 Lore」と称して語る流行もあった。
78. Banger(バンガー)
【意味】 元々「良曲」の俗語だが、転じて「最高のもの」「とても良い出来」を指す。特に音楽やイベントを褒める際に用いられる。
【例文】 “Listen to this song – it’s a banger.”(「この曲聴いてみて、マジでバンガーだよ」)
【解説】 “bang”=大きな音がするほど盛り上がる曲、から「バンガー」と呼ぶように。クラブミュージックのイメージが強いが、映画やパーティなど「盛り上がる最高の何か」に対しても使われる。
79. Dank(ダンク)
【意味】 スラングでは「(ミームが)キレッキレで面白い」「最高に笑える」。元の英単語は「じめじめした」。
【例文】 “I love dank memes – the weirder, the better.”(「ダンクミーム大好き。奇妙なら奇妙なほど良い」)
【解説】 マリファナ隠語の「湿った強い匂い→高品質」から派生し、ネットでは「濃い・ツボる」感じのミームを「dank meme」と言う。一般にはシュールで内輪ネタ感の強い高レベルなジョークを指す。
80. Drip(ドリップ)
【意味】 「洗練されたファッションセンス」「洒落た着こなし」を指す褒め言葉。豪華でスタイリッシュな服装を称える。
【例文】 “Check out his outfit – he’s got drip.”(「彼の服装見てみ、ドリップあるね」)
【解説】 水滴(drip)がアクセサリーなどから滴るほど飾っているイメージ。現代では高価なブランド品でなくとも、格好良くキマっている装い全般を指す。「drippy」「drip fit」など派生形も。