過去記事

勉強のお供に!あめ玉効果

今回は、皆さんの大好きなあめ玉に関する興味深い記事を4本お届けします。あめ玉には、なんと【ダイエット効果】【勉強集中効果】【おなかが鳴るのを防ぐ効果】などなど、私たちにとってとってもうれしい効果がたくさんあるのです!

【1】マイクロソフト社の会議室に飴玉のある理由

 米国のマイクロソフト社の会議室には、氷とミネラウオーター、それに飴玉が置いてあるそうです。氷とミネラウオーターはわかりますが、なぜ飴玉が用意されているのでしょうか。
 関係者に聞くと、それは脳にブドウ糖を与えるためだというのです。会議で良いアイデアを生み出すために、参加者の脳は働きやすい状態にあることが大切ですが、そのためにはブドウ糖の補給が効果的なのです。脳が働くためにはブドウ糖を切り離しては考えられないからです。
 1950年に米国のハーペンという学者がやった実験があります。小学生を対象に45分おきにブドウ糖を与えながら、朝から昼まで算数の問題を解かせたのです。その結果、ブドウ糖が与えられるたびに、その直後は解答の正解率が跳ね上がったというのです。
 こんな実験もあります。ブドウ糖を与えた人と与えない人に時速70キロ以上で車を運転させたのです。そうしたところ、ブドウ糖を与えない人の運転ミスが急増したというのです。とくに時速100キロを超えると、その差は顕著になり、ブドウをとらない人のミスがとった人の6倍にもなったそうです。なお、時速70キロ以下では、両者にほとんど差はなかったといいます。
 人間が生きていくために必要なエネルギーは、呼吸によって体内に取り込んだ酸素と食べ物からとったブドウ糖が化学変化を起こしたときに生ずるものなのです。
 もちろん、脳以外の各器官でもエネルギーの供給は必要です。しかし、脳以外の器官は、ブドウ糖をいったん乳酸に分解したあと、再び肝臓や筋肉で「グリコーゲン」として加工できるので、ブドウ糖の貯蔵ができるの対し、脳はそれができないのです。脳はブドウ糖を消費するだけで、貯蔵できないので、体外からそれを取り入れるしかないのです。
 しかも、脳のブドウ糖の消費量は他の器官に比べると大きいので、頻繁にブドウ糖を補給する必要があるのです。日本では、一日朝、昼、晩の3度の食事と、午後3時に「おやつ――甘いもの」を食べる習慣がありますが、これは脳にブドウ糖をバランスよく与えるための昔の人の知恵なのです。

【2】飴玉でダイエット!(血糖値を安定させ過食防止)

 私たちの身体は血液中のブドウ糖の濃度が低い時(血糖値が下がった時)に空腹を感じ、食べ物を摂取して血糖値が上がると満腹を感じます。
 空腹を我慢していると血糖値が下がり過ぎて、食事のときについつい食べ過ぎてしまいます。そこで食事の前にお腹がすいてしまったら、飴玉を1つ舐めましょう。飴玉は比較的カロリーは少なめで、早めに分解されて血中に取り込まれるので、血糖値も安定してお腹がすき過ぎるということを回避できます。それによって過食も防止出来るのです。※ちなみん、カロリーゼロ飴などでは効果がないと言われています!なめるときは甘い飴をなめましょう!

【3】おなかがなるのを防ぐ方法はあめ玉にあり??

 空腹時に分泌されるモチリンというものが、実はおなかがなる原因と言われています。では、どうすればこのモチリンの分泌を制御することができるでしょうか?その答えが、『ブドウ糖を摂ること』なのです。飴をなめたり糖分を含むジュースを試験の前などに飲んでおけば、おなかが鳴るのをかなり制御できるということなのです!

【4】あめをガリガリ食べるのは危険信号?

 アメ玉を最後までなめていられますか?口に入れたらすぐに噛んでしまう。これも脳からの警告サインです。気分が不安定になっていると、脳はからだに向けてリズムのある運動を命令し、セロトニンを増やそうとします。アメや氷など、硬くて噛んだ感触が強く伝わるものが口に入った途端にガリガリと噛んでいるときは、脳が気分を安定させようとしているサインです。うろうろ歩き回ったり、ペンや指で机をコツコツ叩いたりすることも同じです。そんなときは、音楽を聴いたり、なにか楽しいことをして、気持ちを落ち着かせるようにしましょう!

ふろく:飴に関する雑学

☆ 飴の語源は、「そのまんま「甘い」が語源です。 「甘い→あめえ→飴」と変化していった言葉で、「甘い」から語源となっています。 アメンボも、雨ではなく飴が由来です。 アメンボの匂いをかいでみると、飴のような匂いがするから、飴になっています。

☆ ワンピースに出てくるサンジは、日本版ではたばこをくわえているけれど、アメリカ版では飴を加えている。アメリカではたばこなどの規制が厳しいので。

☆「アメ」と言えばサクマ式ドロップス。サクマ式ドロップスをなめよう!

千葉県長生郡の出身で当時和菓子の製造をしていた佐久間惣治郎は、英国より輸入されていたドロップを自分の手で作り、初の国産ドロップとして世に出すため研究に研究を重ね、ついに明治41年(1908年)、外国製品に負けないドロップを完成させました。新鮮な味覚と風味を生む独自の製法は「サクマ式製法」と呼ばれ、特許庁よりサクマ式ドロップスの登録商標が認められました。

<<火垂るの墓にも出てくるサクマ式ドロップス>>